くじゅう連山のふもと、芹川のせせらぎに沿って長湯温泉の街並みが続きます。
炭酸を豊富に含む湯や、浴槽の縁に重なる独特の析出物など、源泉ごとの表情は実に多彩です。
川辺の露天風呂から個性豊かな温泉建築まで、湯とともに育まれてきた景観も長湯ならでは。
山里の味覚や高原の風景を楽しみながら、ゆっくり湯の街を巡りたくなる温泉地です。
- 炭酸泉とお湯の特徴
細かな泡や析出物、源泉ごとに異なる温度や湯の個性を紹介 - 日帰り温泉と湯めぐりの魅力
共同浴場や個性的な温泉施設など、湯の街ならではの楽しみ方 - 温泉街と周辺の観光スポット
芹川沿いの街歩きから久住高原、岡城跡まで周辺観光を紹介 - エノハなど山里のグルメ
川魚料理や名水、地元食材など竹田ならではの味覚を紹介 - 春夏秋冬のおすすめの楽しみ方
桜や高原の花、紅葉、冬景色など季節ごとの見どころを紹介

長湯温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる
ゆめにゃん猫は入れないからフィクションにゃ…


温泉マニアあるある! – 長湯温泉の魅力編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 湯船より先に泡を探す
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長湯温泉に到着して浴槽をのぞいた瞬間、マニアの視線は景色でも湯色でもなく水面へ。「……泡、いるな」と小声で確認します。友達が「まず普通に入れば?」と言っても、「待て待て、今日はどのくらい付くか見たい」と真剣そのもの。温泉に入りに来たはずなのに、最初の仕事が泡の捜索になっています。
- 泡が付き始めると急に無言になる
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低温の炭酸泉にじっと浸かっていると、細かな泡が身体に付いてくることがあります。それを発見したマニアは「おお……来た来た」とつぶやいたあと、なぜか無言に。友達が話しかけても「ちょっと待って。いま育ってるから」と制止します。何が育っているのか説明はありません。泡です。
- 泡を払ってもう一度育てる
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せっかく付いた泡を眺めていたと思ったら、突然腕をひと撫でして全部払ってしまいます。友達が「もったいなくない?」と聞けば、「大丈夫。また付くから」と余裕の表情。そして再びじっと待ち、細かな泡が現れると満足そうにニヤリ。入浴中に一人で再現実験を始めるのがマニアです。
- 32℃という数字だけでニヤつく
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温泉分析書や掲示を見つけ、「32℃」の文字を確認した瞬間に表情が変わります。「なるほどねぇ……」と意味ありげにうなずき、友達から「何がなるほどなの?」と聞かれても説明は後回し。低温の湯と炭酸の泡を実際に見比べられると知っただけで、すでに頭の中では観察会が始まっています。
- 析出物の前で立ち止まる
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普通なら浴槽へ向かうところ、マニアは湯口や浴槽の縁に重なる析出物の前で停止。「見て、この積み重なり!」と、茶褐色の凹凸をうれしそうに眺めます。友達が「そこ、そんなに見るところ?」と困惑しても、「長い時間をかけてできたんだぞ」と夢中。浴槽のフチだけで数分楽しめます。
- 「トラバーチン」を覚えて使いたがる
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析出物について調べているうちに「トラバーチン」という言葉を発見すると、もう大変。「これが噂のトラバーチンか……」と、とにかく言いたくなります。友達から「昨日まで知らなかっただろ」と突っ込まれても、「響きがいいんだよ」と満足そう。温泉旅行で突然、語彙だけ地質学寄りになります。
- 分析書を見つけると泡の理由を探し始める
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温泉分析書を発見すると、泉質名だけ確認して終わりません。遊離二酸化炭素などの欄を探しながら、「なるほど、この数字か……」と急に研究者のような顔になります。友達が「さっきまでエノハの話してたよね?」と言っても聞こえていません。泡を見たあとに数字を確認するまでが、マニアの湯めぐりです。
- 泡が少なくてもむしろ楽しめる
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期待していたほど泡が目立たなくても、マニアは落ち込みません。「源泉も温度も違うんだから、全部同じ泡付きじゃないのが面白いんだよ」と、むしろ嬉しそう。湯温や湯色、香り、析出物まで観察し始めます。派手な泡だけを求めず、源泉ごとの違いまで面白がれるようになったら立派な沼の住人です。
- 炭酸泉じゃない泡にも反応する
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長湯で泡の楽しさを覚えてしまうと、その後の温泉人生に少々問題が発生します。別の温泉で身体に気泡が付けば、「ここ炭酸泉じゃないのに泡付くぞ!」と即座に反応。友達が「もう泡なら何でもいいの?」と聞けば、「違う!だから面白いんだよ!」と謎のドヤ顔。泡を見る目だけは日に日に鋭くなります。
- ついに「泡の鎧」と言い出す
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低温の湯で細かな泡が少しずつ付いてくると、マニアのテンションはいよいよ最高潮。「見てよ、この泡付き……!このまま入ってたら、泡の鎧みたいになるんじゃないの!?」と、壮大すぎる比喩で友達を困惑させます。泡を眺めているだけなのに本人は大満足。そんな姿を見たまわりからは、”泡ジャンキー”とあだ名されてしまうのです。



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!
長湯温泉の魅力まとめ
澄んだ芹川と緑豊かな山々に囲まれた長湯温泉は、36本もの源泉が集まる湯の里です。
32℃の湯で銀色の泡を楽しめる場所がある一方、40℃を超えてなお多くの炭酸を含む源泉もあります。
江戸時代から続く湯の歴史に、ドイツとの交流や現代建築が重なっているのも大きな特徴。
エノハ料理や名水の豆腐、高原の風景まで、温泉の外にも旅を広げたくなる魅力があります。
長湯温泉には36本の源泉があり、泉温は25~52℃と幅広く分布しています。炭酸の泡、泉温、湯の見え方、析出物などを比べながら巡れることが、この温泉地ならではの面白さです。
- 銀色の泡が舞う低温の炭酸泉
長湯を象徴する光景の一つが、細かな気泡をまとった低温の湯です。ラムネ温泉館の外湯は泉温32℃、遊離炭酸1,400ppmと案内され、湯の中で銀色の泡を観察できます。二酸化炭素は一般に水温が低いほど水中に残りやすい傾向がありますが、実際の溶存量は圧力や湧出後の状態などにも左右されます。長湯では、分析値と実際の泡を見比べる楽しみがあります。 - 25~52℃に広がる源泉の温度
環境省の2026年計画では、長湯温泉の源泉温度は25~52℃。同じ温泉地に低温から高温まで幅広い源泉が存在します。低温の湯では細かな気泡を観察しやすい例がある一方、高温だから炭酸を含まないわけではありません。温度だけで湯を判断せず、源泉ごとの分析値や実際の浴槽を見比べると、長湯の奥深さがさらに見えてきます。 - 湯の流れが育てる炭酸塩の造形
長湯では、温泉由来の炭酸塩沈殿物「トラバーチン」が研究対象になるほど特徴的な析出が見られます。研究では、温泉水からCO₂が抜けていくことで炭酸カルシウムが沈殿しやすくなる過程も確認されています。施設によっては浴槽や湯口の周囲に重なった凹凸や縞模様を観察でき、長い時間をかけて湯がつくり上げた造形そのものも見どころです。 - 高温の湯にも残る炭酸成分
泡が目立つ32℃の湯だけが長湯の炭酸泉ではありません。ラムネ温泉館では42℃の内湯にも遊離炭酸911ppmが含まれると案内されています。温度が上がればCO₂は抜けやすくなりますが、それでも相当量を含む源泉が存在するところが長湯の興味深いところ。泡の見た目だけでは分からない数字を分析書で追いかけるのも、源泉めぐりの楽しみ方の一つです。
芹川沿いには共同浴場や旅館、個性的な温泉施設が点在しています。環境省も長湯の大きな特徴として「外湯めぐり文化」と「飲泉文化」を挙げており、温泉街そのものを歩いて楽しめます。
- 川辺にむき出しで佇むガニ湯
芹川の橋の下には、長湯温泉の象徴の一つ「ガニ湯」があります。人間の娘に恋をした蟹の伝説が残る混浴露天風呂で、柵や囲いのない開放的な立地が特徴です。無料で24時間利用できますが、川の増水などによって入れない場合もあります。自然の流れと温泉がほとんど境目なく並ぶ景色は、芹川とともに歩んできた長湯らしさを強く感じさせます。 - 暮らしの中に残る外湯めぐり
長湯では、温泉が藩主だけのものから庶民へ広がっていく過程で、共同浴場や旅館など自宅の外にある湯へ出かける習慣が根付きました。環境省の計画でも、この習慣が現在の「外湯めぐり文化」として継承されていると紹介されています。豪華な温泉館だけでなく、地域に根差した素朴な湯屋を訪ねることで、観光施設とは少し違った長湯の日常に触れられます。 - 街に根付いた飲泉という文化
長湯では入浴だけでなく、温泉を飲む文化も受け継がれてきました。環境省の2026年計画では飲泉施設が29か所と整理され、来訪者が文化に触れられる飲泉場も整備されています。源泉ごとに成分や味わいは異なるため、実際に飲泉する場合は飲泉用として案内された場所で、現地の掲示や利用方法を確認するのが基本。湯を「見る・浸かる」だけで終わらない文化が残っています。 - 水着で楽しむ100mの歩行湯
昔ながらの外湯とは対照的に、クアパーク長湯には水着で利用する往復100mの歩行湯があります。浅い場所や深い場所、足元に変化をつけた区間、寝湯などを組み合わせた構造で、芹川周辺の自然を眺めながら温泉の中を歩けます。共同浴場から現代的なバーデゾーンまで、同じ温泉地の中で異なるスタイルを選べることも長湯の面白さです。
長湯には岡藩時代から続く湯の歴史があり、その一方で藤森照信氏や坂茂氏が手がけた現代建築も加わっています。さらにドイツの温泉都市との交流が続き、山里の温泉街に独特の文化的な景観を生み出しています。
- 焼杉と漆喰が彩るラムネ温泉館
2005年に開館したラムネ温泉館は、建築家・藤森照信氏の設計です。外壁には焼杉と白い漆喰を組み合わせ、屋根には手仕事による銅板、塔の頂には松の木という遊び心あふれる構成。白と黒のストライプが山里の風景の中でも印象的に映えます。炭酸泉を楽しむだけでなく、自然素材とユーモアを取り込んだ藤森建築そのものを目的に訪れたくなる湯屋です。 - 坂茂氏が描いた木造のクアパーク
クアパーク長湯はプリツカー賞受賞建築家・坂茂氏の設計。木をふんだんに使い、温泉棟・レストラン棟・宿泊棟を自然景観と連続するように配置しています。公式サイトでは、木や再生紙を用いた独自の木造建築であることも紹介されています。古い湯治場の風景に大胆な現代建築が加わっても不思議と馴染んでおり、「温泉建築を見る旅」という別の楽しみも生まれています。 - 岡藩の御前湯から続く湯の歴史
1706年、岡藩主・中川侯の入湯と宿泊のため、温泉を取り込んだ御茶屋が建てられました。さらに1781年には岡藩の普請による新湯が設けられ、これが現在の「御前湯」につながるとされています。現在の温泉療養文化館は1998年に誕生。江戸時代の藩営の湯から現代の温泉館まで、300年以上にわたる土地と湯の関係をたどれる場所です。 - 炭酸泉が結んだドイツとの交流
長湯とドイツ・バート・クロツィンゲンとの交流は、旧直入町が炭酸泉の活用を研究するため1989年に現地を訪れたことから始まりました。交流は温泉文化だけでなく教育や市民交流へ広がり、2004年には姉妹都市を締結。現在も交流は継続しています。日本の山里にドイツのクア文化を取り入れてきた歩みを知ると、御前湯やクアパークの景色も少し違って見えてきます。
長湯の旅では、温泉と一緒に山里の食文化も楽しみたいところです。名物のエノハから大分の郷土料理、小津留湧水を使った豆腐、久住高原の乳製品まで、周辺を巡るほど食の楽しみも広がります。
- 長湯名物として親しまれるエノハ
長湯ではヤマメやアマゴを「エノハ」と呼び、川魚料理が名物として親しまれています。温泉街の食事処では塩焼きや唐揚げなどが提供され、香ばしく焼いた魚を山里らしい一品として楽しめます。華やかな海の幸とは違い、川と山に囲まれた長湯の土地柄がそのまま食卓に現れる料理。湯めぐりの途中に味わえば、温泉街と周囲の自然とのつながりも感じられます。 - 大分らしさを添えるとり天とだんご汁
長湯ではエノハだけでなく、大分で親しまれるとり天やだんご汁にも出会えます。かじか庵の食事処でも、とり天を使った御膳や、だんご汁を組み合わせたメニューが提供されています。温泉地ならではの料理と県を代表する郷土の味を一緒に楽しめるため、食事の選択肢も豊富。湯上がりに素朴な料理を囲む時間まで含めて、山里の旅らしさを味わえます。 - 毎分4トンの湧水で作る豆腐
長湯から約10kmの小津留湧水では、毎分約4トンもの水が湧き出しています。その向かいにある湧水茶屋では、国産大豆と湧水を使った手作り豆腐を販売。豆腐だけでなく厚揚げなども並び、水の駅おづるでは地元の農産物も購入できます。「温泉が湧く土地」から少し足を延ばすと「名水が湧く土地」へつながるのも、竹田らしい水巡りの楽しさです。 - 久住高原で味わうガンジー牛の乳製品
久住高原のガンジー牧場では、日本国内で数百頭ほどしか飼育されていないとされるガンジー種の乳牛を育てています。牧場では「ゴールデンミルク」と呼ばれる牛乳を使ったソフトクリーム、アイスクリーム、ヨーグルトなどを販売。くじゅう連山のふもとの景色と一緒に楽しめるため、長湯から高原方面へ足を延ばすドライブの立ち寄り先にも向いています。
長湯温泉の周囲には久住高原の雄大な景色、季節の花、岡藩の歴史を伝える城跡などが点在します。温泉街だけで完結させず、車で少し足を延ばせば、自然と歴史を組み合わせた一日旅へ広げられます。
- 山々と花を望むくじゅう花公園
阿蘇くじゅう国立公園内の久住高原にあるくじゅう花公園では、くじゅう連山や阿蘇五岳を背景に四季折々の花を楽しめます。約20万㎡の敷地では、春のチューリップやポピー、初夏のラベンダー、夏のひまわり、秋のコスモスなどが季節ごとに交代。温泉街とは異なる開放的な高原風景が広がり、長湯と組み合わせれば山麓らしい旅のスケールを実感できます。 - 約2600本が彩るしだれ桜の里
長湯温泉しだれ桜の里は約10haの園内に6種類、計約2,600本の桜が植えられています。品種ごとに開花時期が異なるため、約1か月半にわたって順次花が咲くのも特徴。スイセンや菜の花も加わり、春には山里が一気に華やぎます。温泉街から近いため、季節を合わせて訪れれば、湯めぐりと花見を一日の中で組み合わせられるスポットです。 - 岡藩の歴史を伝える岡城跡
竹田市街にそびえる岡城跡は、日本百名城の一つ。1594年に岡藩初代藩主・中川秀成が入封し、現在につながる石垣造りの城へ整備しました。標高325mの山上には壮大な石垣が残り、本丸からはくじゅう連山、西の丸からは阿蘇山や城下町を望めます。長湯の御前湯も岡藩中川氏と深く関わるため、温泉と城を続けて巡れば一つの歴史としてつながります。 - 湖面と四季を楽しむ芹川ダム
長湯温泉の下流側にある芹川ダムは、1956年に完成したコンクリート重力式ダムです。周辺からはくじゅう連山を望み、隣接する公園では春になると約100本のソメイヨシノが開花。冬にはワカサギ釣りでも知られています。温泉街を流れる芹川をたどった先に大きなダム湖が広がるため、長湯を起点に「水」をテーマに周辺を巡ってみるのも面白いコースです。



銀色の泡を眺め、清流のエノハを味わい、高原を渡る風を仰ぐ。
次の休みは、長湯温泉で「山と水と湯が育んだ豊かさ」を巡る旅に出かけませんか?
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
長湯温泉 – アクセスと基本情報
| 温泉地名 | 長湯温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県竹田市直入町大字長湯 |
| 入浴施設 | 複数あり |
| 主な泉質 | マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉 含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉など 長湯温泉では炭酸水素塩泉・二酸化炭素泉が代表的です。 pH:6台を中心とする弱酸性~中性域の源泉が見られます。 |
| お湯の特徴 | 炭酸を含む個性的な源泉が多く、低温の湯では細かな銀色の泡を観察できる場所もあります。 源泉温度は25~52℃と幅広く、湯口や浴槽の縁に炭酸塩を主体とする独特の析出物が育つなど、源泉ごとの違いを見比べる楽しさがあります。 |
| 香り | 強い硫黄臭を特徴とする温泉地ではなく、香りは源泉によって異なります。 ほとんど香りを感じない湯がある一方、鉄分を含む源泉では金気を思わせる香りを感じることも。 色や泡、析出物とともに、源泉ごとの違いを観察したい温泉地です。 |
| 雰囲気 | くじゅう連山のふもと、芹川沿いに旅館や共同浴場が集まる山あいの温泉地です。 川辺の素朴な外湯文化に加え、個性的な現代建築や飲泉文化も共存。 大規模な歓楽街とは異なる、川のせせらぎを感じながら歩いて巡りたくなる雰囲気があります。 |
| 楽しみ方 | まずは温度や泡、析出物の違いを観察しながら外湯めぐりへ。 低温の炭酸泉と温かい湯を比べるのも長湯ならではです。 湯めぐりの合間には名物のエノハや大分の郷土料理を味わい、時間があれば久住高原や小津留湧水、岡城跡方面へ。 温泉・グルメ・自然・歴史を一日かけてつなぐと、竹田の山里らしさまで楽しめます。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
- 長湯温泉を象徴する炭酸泉
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長湯温泉を語るうえで外せないのが炭酸泉です。細かな銀色の泡を観察できる湯だけでなく、見た目には泡が目立たない湯もあり、源泉によって異なる炭酸の表情を楽しめることが大きな特徴です。
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長湯温泉は江戸時代に岡藩主・中川氏とも深く関わり、岡藩の普請による御前湯が設けられました。竹田市街の岡城跡まで足を延ばせば、温泉だけでは見えてこない城下町と湯の歴史を一つの旅としてたどれます。
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長湯温泉 季節ごとの魅力まとめ
芹川の清流が流れる谷あいに、くじゅう連山から季節の風が届く長湯温泉。
春の芽吹き、夏の高原、秋色の山々、冬の湯けむりへと、周囲の景色はゆっくり表情を変えていきます。
炭酸を含む個性豊かな湯と、山里の食や自然を組み合わせられるのもこの土地ならでは。
訪れる季節を変えるたび、新しい長湯の風景に出会えます。
春の長湯周辺では、久住高原の野焼きを経て草原に新緑が戻り、桜や高原の花々も次々と開花します。湯めぐりに花見や山里の味覚を添え、色彩の変化を楽しみたい季節です。
- 春の景色と楽しむ炭酸の湯
春の長湯では、芹川沿いの散策と温泉を組み合わせるのがおすすめです。ラムネ温泉館では42℃の内湯と32℃の外湯があり、低温の外湯では細かな銀色の泡も見どころ。屋外を歩きやすくなる季節に、温泉街の共同浴場や個性的な湯屋をゆっくり巡れば、景色と源泉の違いを一緒に楽しめます。 - 黒い草原から始まる春
久住高原では、草原を維持するため春先に野焼きが行われています。火が入った直後の大地は黒く姿を変え、その後は季節の進行とともに若草が広がっていきます。人の営みによって守られてきた草原が、冬の色から春の緑へ移り変わる過程そのものが久住高原らしい風景。長湯から高原へ向かうドライブでも、季節の変化を感じられます。 - 約2600本が彩る桜の里
長湯温泉しだれ桜の里には、約10haの園内に6種類、計約2,600本の桜が植えられています。品種によって開花時期が異なり、およそ1か月半にわたって順番に花を楽しめるのが特徴。スイセンや菜の花も加わり、温泉街周辺の里山が春色に包まれます。実際の開花時期は気候によって変わるため、訪問前に開花情報を確認すると安心です。 - 高原を染める春の花畑
くじゅう花公園では、春になるとチューリップやネモフィラ、ポピーなど多彩な花が園内を彩ります。特にネモフィラの季節には丘一面に青い花景色が広がり、くじゅう連山を背景に高原ならではの眺めを楽しめます。長湯の湯めぐりから少し足を延ばし、花畑と山並みを眺める一日コースに組み込むのもおすすめです。
夏は、長湯を代表する低温の炭酸泉がひときわ印象的な季節。温泉街から標高800mを超える久住高原へ足を延ばせば、花畑や牧場、名水など水と高原を巡る旅へ広げられます。
- 32℃の湯で眺める銀色の泡
ラムネ温泉館の外湯は泉温32℃、遊離炭酸1,400ppmと案内され、湯の中では細かな銀色の泡を観察できます。42℃の内湯も併設されており、一つの施設で温度や湯の見え方が異なる二つの源泉を比べられるのも面白いところ。暑い季節だからこそ、低温の湯という長湯ならではの選択肢に注目してみたくなります。 - 木造建築を巡る歩行湯
クアパーク長湯には、水着を着用して利用する往復100mの歩行湯があります。建物は坂茂氏の設計で、木を多く用いた開放的な空間も特徴。通常の浴槽とは異なり、温泉の中を歩きながら施設内を巡るという長湯らしい楽しみ方ができます。夏は芹川沿いの景色や現代建築も含め、温泉街そのものをじっくり眺めてみたい季節です。 - 標高800m超の久住高原へ
久住高原は標高800mを超える場所が多く、竹田市観光ツーリズム協会では市街地より平均約5℃気温が低いと案内しています。くじゅう花公園では初夏のラベンダーや夏のひまわりなど、季節ごとの花景色も見どころ。温泉街から高原へ車を走らせれば、草原や山並みを眺める爽快なドライブへ旅を広げられます。 - 名水と高原スイーツを巡る
長湯から約10kmの小津留湧水では、毎分約4tもの水が湧き出しています。向かいには湧水を使った豆腐を扱う湧水茶屋もあり、水をテーマにした寄り道にぴったり。さらに久住高原のガンジー牧場まで足を延ばせば、ガンジー牛乳を使った名物ソフトクリームも楽しめます。温泉、名水、冷たい甘味をつなぐ夏らしいドライブコースです。
空気が涼しくなる秋は、長湯の外湯めぐりと周辺散策を組み合わせやすい季節です。久住高原では秋の花々が彩りを増し、竹田市街では岡城跡の紅葉など歴史と自然が重なる景色も楽しめます。
- 秋風とともに巡る温泉街
芹川沿いには共同浴場や個性的な温泉建築が点在し、歩きながら好みの湯を探すのも長湯の楽しみです。温泉施設によって泉温や湯の表情が異なるため、秋の街歩きでは一か所だけで終わらせず、いくつかの湯を比べてみるのもおすすめ。川沿いの景色や建物を眺めながら巡れば、長湯の外湯文化をじっくり味わえます。 - 高原を彩る秋の花々
くじゅう花公園では秋になるとサルビアやケイトウ、マリーゴールド、色づくコキアなどが園内を彩ります。フジバカマの花を求めてアサギマダラが飛来することもあり、花だけではない秋の自然観察も楽しみの一つ。標高約850mの高原からくじゅう連山を望みながら、温泉街とは異なる鮮やかな秋景色に出会えます。 - 石垣と紅葉が重なる岡城跡
岡城跡では例年11月中旬から下旬頃に紅葉が見頃を迎えます。山上に連なる重厚な石垣と、赤や黄色に染まる木々が重なり、秋ならではの城跡風景を楽しめます。長湯の御前湯と岡藩中川氏の歴史を知ったあとに岡城跡を訪ねれば、温泉と城下町のつながりもより分かりやすくなります。見頃は気候によって前後するため、最新情報の確認がおすすめです。 - 山里の実りを探す秋
長湯の食事処ではエノハなどの川魚や、ワラビ・ゼンマイといった山菜を用いた料理が提供されています。温泉街の食事に加え、道の駅や直売所で地域の農産物を探すのも秋旅の楽しみ。華やかな観光地グルメだけではなく、その土地で採れる食材に目を向けると、くじゅう山麓の暮らしと温泉地の距離の近さが見えてきます。
冬の長湯では、冷たい空気の中に立ち上る湯けむりが温泉街らしい景色をつくります。屋内浴場や温泉建築を中心に巡りながら、芹川ダムのワカサギ釣りや山里の温かな食事を組み合わせたい季節です。
- 冬に際立つ温度の違い
ラムネ温泉館には42℃の内湯と32℃の外湯があり、公式サイトでも32℃の湯は冬には冷たく感じやすいと案内されています。同じ施設に温度の異なる湯が並ぶため、泉温そのものの違いや、低温の湯に現れる銀色の泡を観察できるのが特徴です。寒い季節は無理をせず、その日の天候や体調に合わせて利用したいところです。 - 芹川ダムのワカサギ釣り
長湯温泉の下流側にある芹川ダムは、冬のワカサギ釣りでも知られています。観光協会によると2月1日から3月31日はワカサギ漁の専用期間。くじゅう連山を望むダム湖で静かな冬景色を楽しみ、その後は長湯温泉へ戻るという組み合わせも可能です。釣りには遊漁券が必要なため、利用方法は事前に確認しておきましょう。 - 冬も楽しめる名水と豆腐
小津留湧水は一年を通じて訪れることができ、毎分約4tの豊かな水が湧き続けています。敷地周辺には水の駅おづるや豆腐店もあり、冬のドライブ途中に名水と地域の食をまとめて楽しめます。元原稿にあった「冬の朝に気嵐が見られる」という表現は、今回確認できる公式資料では裏付けを取れなかったため、ここでは使用していません。 - 温泉建築と山里の食を味わう
寒い季節は、ラムネ温泉館の焼杉と漆喰の外観や、クアパーク長湯の木造建築などを目的に湯屋を巡るのもおすすめです。散策のあとは、大分の郷土料理であるだんご汁や、エノハなど山里の料理へ。屋外観光を詰め込みすぎず、温泉・建築・食をゆっくりつなぐことで、冬ならではの落ち着いた長湯旅を組み立てられます。
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。









