ほったらかし温泉の魅力|日の出も夜景も富士山も!甲府盆地を望む絶景露天風呂(山梨県山梨市)

湯め活びよりほったらかし温泉の魅力アイキャッチ画像

標高約700メートル、甲府盆地を見下ろす山腹に佇むほったらかし温泉。
露天風呂の先には雄大な山並みが広がり、天候に恵まれれば富士山の姿も望めます。
夜明け前から昼、夕暮れ、そして星空と夜景へ。刻々と変わる空を眺めながら、開放的な湯浴みを楽しめる場所です。
飾りすぎない素朴な佇まいも、この温泉ならではの風情をつくり出しています。

この記事でわかること
  • 日の出と夜景を望む絶景露天風呂
    富士山や甲府盆地を望む、時間帯ごとの景色を紹介
  • アルカリ性単純温泉の泉質と特徴
    pHや源泉温度、香りなど気になるお湯の個性を解説
  • あっちの湯・こっちの湯の違い
    二つの浴場それぞれの源泉や景色、雰囲気を比較
  • 温玉揚げと周辺観光の楽しみ方
    名物グルメやフルーツ公園、キャンプ場などを紹介
  • 春夏秋冬で変わる景色と楽しみ方
    桃の花や果実、紅葉、冬景色など四季の魅力を紹介

この記事は、執筆時点で確認できる公式情報や公開資料などをもとに、温泉地の魅力を独自の視点でまとめたものです。季節や営業状況、時間の経過などにより、掲載内容が現在と異なる場合があります。お出かけ前には、各施設や観光協会などの公式サイトで最新情報をご確認ください。

目次

ほったらかし温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる

ゆめにゃん

猫は入れないからフィクションにゃ…

ほったらかし温泉の魅力を詰め込んだ4コマ漫画。夜景と富士山、ご来光、名物温玉あげを紹介。

温泉マニアあるある! – ほったらかし温泉の魅力編

ゆめにゃん

マニアの人はこうなっちゃう…かも!?

日の出より先に到着したがる

ほったらかし温泉といえば日の出を待つ朝風呂。普通なら「早起き大変だなぁ」と思うところ、マニアは「暗いうちから入れるの最高じゃん!」と目を輝かせます。まだ空が真っ暗なのに露天風呂へ向かい、群青色から茜色へ変わっていく空をじっと観察。「太陽が出る前からが本番なんだよ」と語り始め、日の出を待つ時間そのものを楽しみます。

富士山より先に湯口を見る

露天風呂の向こうには富士山や甲府盆地の大パノラマ。ところがマニアは浴槽に入るなり、まず湯口を確認します。友達が「富士山見えてるよ!」と教えても、「ちょっと待って、この湯口いいな……」と視線はお湯へ。「富士山は逃げないから!」と言いながら湯の流れを観察し、絶景温泉でも通常運転なのです。

pH10.1を見つけてドヤ顔する

温泉の案内で「pH10.1」の文字を発見した瞬間、マニアの目つきが変わります。「ほら、10超えてるよ」と、なぜか自分が掘り当てたかのようなドヤ顔。友達が「10だと何がすごいの?」と聞けば、「アルカリ性がかなり高いってこと!」と待ってましたとばかりに解説開始。絶景を見に来たはずなのに、数字ひとつでテンションが跳ね上がります。

二つの湯なら両方入りたくなる

「あっちの湯」と「こっちの湯」があると知れば、マニアの頭に「どちらかを選ぶ」という発想はありません。「源泉も景色も違うなら両方でしょ」と即決します。友達が「また料金かかるよ?」と確認しても、「比較しないと分からないじゃん!」と真顔。景色、湯ざわり、湯口まで見比べ、いつの間にか自主調査が始まっています。

あつ湯とぬる湯を往復し始める

浴槽に温度の違いがあれば、それだけでマニアには立派な観察対象。「こっちはじっくり景色を眺めやすいな」「あっちは入った瞬間の印象が違うな」と、あつ湯とぬる湯を行ったり来たり。友達が「好きな方に入ればいいじゃん」と言っても、「両方ある意味を感じたいんだよ」と謎の使命感を発揮します。

香りが穏やかでも嗅いでしまう

強い香りが漂うタイプではなくても、マニアは条件反射でお湯の香りを確かめます。湯口付近でそっと鼻を近づけ、「うん、香りはかなり穏やかだな……」と満足そう。友達から「何か匂うの?」と聞かれても、「強くないことも情報なんだよ」と返します。何も見逃したくない温泉愛が、鼻にも表れてしまうのです。

湯色を空の色と一緒に観察する

朝焼け、青空、夕暮れ、夜景と、一日で景色が大きく変わるほったらかし温泉。マニアは景色だけでなく、その光を受けた湯面まで眺めます。「朝はこんなふうに見えるのか……」としみじみしているので、友達が「空を見れば?」と一言。それでも「湯面に映る空まで含めて温泉だろ」と、独自の美学を貫きます。

温玉揚げまで温泉研究の一部になる

湯上がりに名物の温玉揚げを見つければ、もちろん食べます。しかし普通に食べて終わらないのがマニア。「温泉→温玉→揚げる……完璧な流れだな」と、誰にも頼まれていない物語を勝手に構築。友達が「ただの名物グルメだよ」と笑っても、「温泉旅は食まで含めて完成するんだよ」と妙に壮大な話へ発展します。

夜景を見ながら地形が気になり始める

甲府盆地に街明かりが灯れば、普通なら「きれいだね」で終わるところ。マニアはしばらく眺めたあと、「こうして見ると、本当に盆地なんだな……」と別方向へ進み始めます。山に囲まれた地形を目で追い、「あっちが甲府で……」と勝手に地形観察を開始。絶景を見ても最終的に地質へ近づいていくのが、温泉マニアの困った習性です。

フォッサマグナに思いを馳せる

露天風呂から甲府盆地を見下ろしていたマニアが、突然遠い目をして「こうやってフォッサマグナに思いを馳せるのも一興だよな……」と、なぜかしみじみ語り始めます。友達が「いま温泉の話してる?」と聞いても、「大地を想像しながら入る温泉もいいもんだよ」と満足そう。まわりから”湯めぐりフォッサマグナ”と呼ばれます。

管理人

管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!

ほったらかし温泉の魅力まとめ

甲府盆地を見下ろす高台に、二つの個性的な浴場を持つほったらかし温泉があります。
朝は東の空から昇る日の出を迎え、夜には盆地の灯りと星空を眺める、時間ごとに表情を変える温泉です。
「あっちの湯」と「こっちの湯」から好みの浴場を選び、山の風を感じながら過ごすひととき。
山梨の空、山並み、そして湯をゆっくり味わう旅がここから始まります。

空と山並みに溶け込む絶景露天

標高約700メートルの高台にあり、眼下には甲府盆地、その向こうには山並みが広がります。朝焼けから青空、夕景、夜景まで、刻々と移ろう風景を露天風呂から楽しめることが大きな魅力です。

  • 夜明けを待つ朝風呂
    ほったらかし温泉の営業時間は、日の出の約1時間前から。夜の名残を残した空が少しずつ明るさを増し、甲府盆地の街明かりが朝の光へと溶けていく時間を露天風呂から眺められます。季節によって日の出時刻が変わるため、訪れる時期ごとに違った朝の風景と出会えるのも魅力です。
  • 山並みの向こうに望む富士
    天候に恵まれれば、露天風呂から御坂山塊の向こうに富士山を望めます。特に「こっちの湯」は富士山をほぼ正面に眺められる配置が特徴。雪をまとった冬、青々とした夏など、季節によって変化する山の表情も楽しみのひとつです。ただし、晴天でも雲に隠れる場合があります。
  • 盆地を彩る夜景と星空
    日が沈むと、眼下には甲府盆地の街明かりが広がり、頭上には星空が現れます。公式サイトでは、日没から30分~1時間ほどで夜景がはっきりしてくると案内されています。なお「新日本三大夜景」に認定されているのは麓の笛吹川フルーツ公園で、この一帯ならではの夜の眺望も旅の楽しみです。
  • 菅笠で楽しむ雨の日の露天
    晴天だけが、ほったらかし温泉の楽しみではありません。雨の日には露天風呂用の菅笠が用意され、笠をかぶって湯に浸かることもできます。雲や霧が山並みにかかり、晴れた日とは異なる静かな風景が広がることも。天候さえも景色の一部として味わえる、素朴な趣があります。
二つの浴場と個性の異なる源泉

「あっちの湯」と「こっちの湯」は、景観や広さだけでなく、それぞれ異なる源泉を使用してきた浴場です。現在の公式サイトではpH10.1を代表値として案内しており、過去の分析書記録をたどると二つの源泉の違いも見えてきます。

  • 開放感あふれるあっちの湯
    2002年12月に開業した「あっちの湯」は、元祖「こっちの湯」より広く、甲府盆地を大きく見渡せる開放的な浴場です。2005年の分析書を記録した資料では、源泉温度41.4℃、pH10.1、湧出量毎分183.6Lのアルカリ性単純温泉。知覚は淡黄褐色澄明、無臭、微苦味と記録されています。
  • 元祖の風情を残すこっちの湯
    1999年7月の開業時から親しまれている「こっちの湯」は、落ち着いた雰囲気と富士山方向の眺望が特徴です。1995年の分析書記録では、源泉温度32.0℃、pH9.6、湧出量毎分306Lのアルカリ性単純温泉。知覚はほとんど無色澄明、無味無臭とされています。
  • 香り穏やかなアルカリ性単純温泉
    二つの源泉ともアルカリ性単純温泉に分類され、過去の分析書では強い香りを伴わない知覚が記録されています。硫黄泉のように香りを前面に楽しむタイプとは異なり、湯そのものは比較的穏やかな印象。山の空気や風、木々に囲まれた露天風呂の環境とともに楽しみたい温泉です。
  • あつ湯とぬる湯を選ぶ楽しみ
    露天風呂には温度の異なる湯船が設けられ、好みや外気温に合わせて湯船を選べます。熱めのお湯で短く温泉を味わったり、ぬるめのお湯からゆっくり景色を眺めたりと、過ごし方はさまざま。標高約700メートルの高台を吹き抜ける風を感じながら、自分のペースで楽しめます。
朝から楽しむ素朴な名物グルメ

温泉だけで帰るには少し惜しいのが、場内で味わえる素朴なグルメです。名物の温玉揚げや早朝のたまごかけごはんなど、ほったらかし温泉らしい気取らないメニューが旅の楽しみを広げてくれます。

  • 湯上がり名物の温玉揚げ
    軽食処「桃太郎」の名物として知られているのが「温玉揚げ」。温泉を楽しんだあとに気軽につまめる一品として親しまれています。桃太郎の営業は10時からのため、日の出に合わせた早朝入浴の直後ではなく、日中の湯上がりに楽しみたい名物です。うどんやラーメンなどの軽食も用意されています。
  • 日の出とともに楽しむ朝ごはん
    早朝の湯浴みと組み合わせたいのが、食事処「気まぐれ屋」。公式サイトでは日の出とともに営業し、名物のたまごかけごはんを提供すると案内されています。露天風呂から朝の景色を眺め、その余韻を残したまま温かな朝食へ。ほったらかし温泉ならではの一日の始め方です。
  • 気まぐれ屋の伝説のカレー
    「気まぐれ屋」では、たまごかけごはんとともに「伝説のカレー」も公式サイトで紹介されています。その名の通り提供状況も含めて“気まぐれ”なメニューとして楽しみたいところ。訪れた日に営業していたら立ち寄ってみる、そんな偶然性もほったらかし温泉の肩肘張らない雰囲気によく似合います。
  • 山梨らしいお土産探し
    場内の「しんせん山梨」では、山梨の名物やフルーツ、ワインなどが扱われています。湯上がりに売店をのぞき、土地の味を持ち帰るのも温泉旅の楽しみ。果物の産地であり、ワイン造りも盛んな山梨らしい品々を眺めながら、お気に入りのお土産を探せます。
果樹の里とキャンプを巡る周辺散策

温泉の麓には笛吹川フルーツ公園、徒歩圏にはほったらかしキャンプ場があります。さらに勝沼方面へ足を延ばせばワイナリーや果樹園も点在。温泉を中心に、山梨らしい風景と食文化を巡る旅へ広げられます。

  • 果樹に囲まれたフルーツ公園
    温泉へ向かう途中にある山梨県笛吹川フルーツ公園は、「花とフルーツとワイン」をテーマにした都市公園です。園内にはモモやブドウなどの果樹園があり、甲府盆地や周囲の山並みを望める場所も点在。レストランやフルーツカフェもあり、温泉前後の散策にも立ち寄りやすいスポットです。
  • 雨の日にも遊べる公園施設
    笛吹川フルーツ公園には、屋内で遊べる「わんぱくドーム」や、笛吹川の流れをイメージした「アクアアスレチック」などがあります。ドッグランや遊具広場なども整備されており、季節や同行者に合わせてさまざまな過ごし方ができます。アクアアスレチックは利用期間が設定されているため事前確認がおすすめです。
  • 温泉まで徒歩圏のキャンプ場
    ほったらかし温泉から徒歩約5分の場所には、ほったらかしキャンプ場があります。甲府盆地や富士山方向の景色、夜空を楽しめる高台のキャンプ場で、宿泊キャンプだけでなくデイキャンプも可能。キャンプを楽しみ、歩いて温泉へ向かうという、この土地ならではのアウトドア旅も組み立てられます。
  • 勝沼でワインと果物を巡る
    車で周辺へ足を延ばせば、ワイナリーが集まる勝沼エリアも旅程に組み込めます。ワイナリー見学やショップ巡りを楽しんだり、シーズンにはぶどう狩りなどの果物体験を加えたりと、山梨らしい旅の選択肢は豊富。車を利用する場合、ワインの試飲をする人は運転を避けるなど移動手段をあらかじめ計画しておきましょう。
誕生の物語と訪れる前の心得

1995年の温泉掘削成功から数年を経て、1999年に誕生したほったらかし温泉。独特な名前にも創業時の事情が込められています。営業時間や支払い方法、冬のアクセスなどを知っておけば、旅の計画も立てやすくなります。

  • ほったらかしから始まった温泉
    温泉の掘削に成功したのは1995年11月。しかし資金事情からすぐには施設を造れず、源泉は数年間使われないままとなりました。その後、地域の人々の協力を得て1999年7月に現在の「こっちの湯」が開業。2002年12月には「あっちの湯」が加わり、現在につながる二つの浴場がそろいました。
  • 名前に込められた創業時の事情
    「ほったらかし」という印象的な名前は、単なる奇抜なネーミングではありません。創業時はスタッフがわずか3人で、行き届いたサービスを提供できないことをあらかじめ伝える意味を込めて名付けられたとされています。豪華に飾らず、景色と温泉を前面に出した現在の雰囲気にも、その原点が感じられます。
  • 太陽に合わせて始まる一日
    営業時間は日の出の約1時間前から22時までで、最終受付は21時30分。日の出時刻に合わせるため、朝の開場時刻は季節によって変化します。朝焼けを目的に訪れる場合は、その日の営業情報と日の出時刻を事前に確認しておくと安心です。土日祝日や連休は混雑しやすいことも公式サイトで案内されています。
  • 現金と冬支度を忘れずに
    支払いは現金のみで、脱衣所のロッカーは1回100円。無料駐車場は約280台分あり、JR山梨市駅からはタクシーで約10分です。冬季は積雪が比較的少ない地域とされていますが、路面凍結の可能性があるため、公式では冬タイヤまたはチェーンの装備を案内しています。浴場内へのスマートフォンやカメラの持ち込み・撮影は禁止です。
ゆめにゃん

湯に浸かり、空を仰ぎ、甲府盆地を染める光を眺める。
次の休みは、ほったらかし温泉で「何もしない贅沢」を味わう旅に出かけませんか?

主な参考資料・公式サイト

この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。

ほったらかし温泉 – アクセスと基本情報

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この記事を書いた人

温泉巡り歴15年。
トロトロのお湯と硫黄の香りが大好物。
なのに他の泉質にもすぐハマってしまう。
休日は山奥の秘湯へ直行。
そして、猫が好き。

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