松本の市街地を離れると、東山の麓に穏やかな湯の里が現れます。
千三百余年の歴史を伝え、歴代の松本城主とも縁を結んできた美ヶ原温泉。
木造旅館が並ぶ街並みの向こうには、ぶどう畑や美ヶ原高原へ続く山々があります。
城下町の文化と里山の風景、その間に流れる静かな時間を訪ねてみませんか。
- 美ヶ原温泉の泉質と源泉の特徴
複数の源泉や泉温など、お湯の基本情報をわかりやすく紹介 - 1300年余の歴史と温泉街の魅力
束間の湯や松本城主との関わり、湯の里の歴史をたどります - 信州グルメと山辺ワインの楽しみ方
信州そばや山賊焼き、山辺のワインなど周辺の味覚を紹介 - 松本観光と美ヶ原高原の見どころ
松本城や城下町、高原など温泉と一緒に巡りたい場所を紹介 - 春夏秋冬で楽しむおすすめの過ごし方
桜や高原散策、秋の実り、冬の城下町など四季の魅力を紹介

美ヶ原温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる
ゆめにゃん猫は入れないからフィクションにゃ…


温泉マニアあるある! – 美ヶ原温泉の魅力編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 源泉が8つと聞いた瞬間に反応する
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普通の人なら「いろいろなお湯があるんだね」で終わるところ、マニアは「8つ!? どこからどこまで!?」と急に前のめり。3つの源泉地に複数の源泉があると知れば、もう頭の中では温泉街の地下配管図を勝手に想像しています。数が増えるほどワクワクするのが温泉マニアです。
- 分析書の源泉名をまず確認する
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浴室に温泉分析書を見つけると、最初に探すのは源泉名。「湯ノ原……これは混合泉か!」などと小声で確認し始めます。友達が泉質名を読んでいる横で、マニアだけは源泉名、泉温、pH、成分総計へと視線が高速移動。同じ温泉地に複数源泉があると、分析書を見る時間まで長くなります。
- 澄んだお湯ほど湯口を凝視する
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無色透明のお湯を前にすると、「見た目がシンプルだからこそ観察するところが多いんだよ」と湯口へ接近。流れ方を眺め、香りを確かめ、浴槽の縁まで目で追っていきます。友達が「普通に入らないの?」と聞いても、「いま重要なところだから」と真顔。入浴前からすでに忙しいのです。
- オーバーフローを見ると機嫌がいい
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浴槽の縁からお湯が流れているのを見つけると、マニアの視線は自然と床へ。「おお……流れてる流れてる」と、それだけでちょっと嬉しそう。湯口から浴槽へ、そして縁の外へ流れていく様子を眺めながらニヤニヤします。温泉では、お湯そのものだけでなく「お湯の動き」まで鑑賞対象です。
- カランまで源泉でドヤ顔する
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白糸の湯でシャワーやカランにも源泉が使われていると知ると、「ここ、蛇口のお湯まで源泉なんだぜ」となぜか自分の手柄のようなドヤ顔。友達が「お前が湧かせたわけじゃないだろ」と突っ込んでも聞いていません。浴槽だけでなく、蛇口をひねる瞬間まで温泉イベントになります。
- 温泉街で「御殿」を探し始める
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美ヶ原温泉が松本城主とも縁のある湯の里だと知れば、マニアの歴史センサーが作動。「御殿の湯って呼ばれていた時代があるんだよ」と説明しながら温泉街を歩きます。さっきまで源泉の話をしていたのに、いつの間にか城主の話へ。温泉を入口に歴史まで掘り始めるのも楽しみのひとつです。
- 松本城を見ると温泉の話をする
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せっかく国宝松本城まで来たのに、マニアの頭にはまだ温泉があります。「この城の歴代城主も、あっちの湯に入ったんだよなぁ……」と天守を眺めながらしみじみ。友達が「今は城を見ようよ」と言っても、「だから城を見てるんだよ!」と反論。本人の中では城と温泉が完全につながっています。
- ぶどう畑でも地下を想像する
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山辺ワイナリーへ向かえば、普通の人はぶどう畑やワインに興味津々。ところがマニアは山辺の景色を眺めながら、「この辺りの地下から、あのお湯が出てるんだよな……」と温泉へ戻ってきます。ワインを見ても、山を見ても、最後は源泉。温泉旅行中の思考回路はだいたい地下へ向かいます。
- 高原へ行っても泉温を覚えている
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標高約2000メートルの美ヶ原高原まで来れば、さすがのマニアも雄大な景色に感動。しかし「温泉地の源泉は35℃くらいから45℃台まであるんだよ」と突然思い出します。友達が「今それ必要?」と聞いても、「高原と温泉をセットで考えるのがいいんだよ」と満足そう。絶景の中でも温泉データを忘れません。
- 湯めぐりお殿さまと呼ばれます
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ひと通りお湯を観察し、分析書を読み、城下町まで巡ったところで、「松本の城主たちも愛したお湯なんだぜ」と最後だけ妙に得意げ。友達から「なんでお前まで偉そうなんだよ」と突っ込まれ、まわりからは“湯めぐりお殿さま”と呼ばれます。



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!
美ヶ原温泉の魅力まとめ
国宝松本城から車で約10分。松本の東山山麓に美ヶ原温泉はあります。
古くは「束間の湯」と呼ばれたと伝わり、現在まで千三百余年の歴史を重ねてきました。
複数の単純温泉と、山辺に根づくぶどうやワイン、信州らしい郷土の味。
城下町と高原のどちらへも旅を広げられる、松本らしい温泉地です。
古くは「束間の湯」と呼ばれ、歴代の松本城主の保養地としても歩みを重ねてきた美ヶ原温泉。木造旅館が並ぶ白糸通りには、長い歴史を受け継ぐ湯の里らしい落ち着きがあります。
- 日本書紀に残る束間の湯
『日本書紀』には、天武天皇が「束間の温湯」へ行幸しようとしたことに関連する記述があります。環境省の国民保養温泉地計画書や美ヶ原温泉旅館組合では、この「束間の湯」を現在の美ヶ原温泉にあたるものとして紹介しています。古代の記録と現在の温泉地が結びつけられていることも、美ヶ原温泉の歴史をたどる面白さのひとつです。 - 城主に愛された御殿の湯
安土桃山時代から江戸時代にかけて、美ヶ原温泉は松本を治めた歴代城主の保養地として利用されたと伝わります。堀田氏が城主だった寛永・正保年間には入浴施設「山辺茶屋」が設けられ、その後は湯治客を迎える宿も増加。城主との縁から「御殿の湯」とも呼ばれ、城下町松本と深く結びつきながら歩んできました。 - いくつもの名を重ねた歴史
束間の湯、白糸の湯、山辺温泉、湯の原温泉など、時代と地域によってさまざまな呼び名が使われてきました。藤井・御母家・湯の原などの温泉を含む一帯が、やがて現在の「美ヶ原温泉」としてまとめられていきます。改称時期は公式資料間にも違いがあるため、昭和期に現在の名称が定着したと捉えるのが無難でしょう。 - 木造旅館が並ぶ白糸通り
環境省の計画書には「多くの木造建築旅館が立ち並ぶ白糸通り」と紹介され、旅館ごとに街並みに調和する雰囲気を守っていることも記されています。樹木の植栽や掲示物にも景観への配慮が重ねられ、松本市街に近い場所でありながら、昔ながらの温泉地らしい落ち着きを感じられる街並みが残されています。
環境省の2020年計画書では、美ヶ原温泉に8つの源泉が記録されています。藤井・湯ノ原・御母家の各系統で源泉を集め、温泉街の旅館や共同浴場へ届ける集中管理も特徴です。
- 35.0~45.8℃の8源泉
環境省の計画書に掲載される源泉は全部で8か所。泉温は35.0℃から45.8℃まで幅があり、単純温泉またはアルカリ性単純温泉として記載されています。ひとつの源泉だけで成り立つ温泉地ではなく、異なる温度や湧出状況を持つ複数の源泉が集まって、美ヶ原温泉というひとつの湯の里を形づくっています。 - 三つの系統で源泉を集湯
源泉は藤井・湯ノ原・御母家という三つの系統で管理されています。藤井では2源泉、湯ノ原では4源泉、御母家では2源泉をそれぞれ集湯施設へ送り、混合したうえで利用施設へ送湯する仕組みです。同じ「美ヶ原温泉」でも、どの系統から湯が届いているのかを調べてみると、温泉地の姿がさらに立体的に見えてきます。 - 計画書掲載値で毎分約792L
2020年の計画書に掲載された8源泉の湧出量を単純合計すると、毎分約792.4Lになります。自然湧出する藤井2号泉や、掘削によって自噴する湯ノ原2号泉のほか、動力で揚湯する源泉もあり、湧出方法はさまざまです。数字を追っていくだけでも、美ヶ原温泉が複数の泉源によって支えられていることが分かります。 - 温度や成分を継続して観測
各源泉では温度や水位、pH、成分、湧出量などの観測が行われています。藤井・湯ノ原・御母家の各源泉組合がそれぞれ管理を担い、温泉資源を継続して利用するための取り組みが続けられています。長い歴史だけでなく、現在の湯を守る仕組みに目を向けてみるのも、美ヶ原温泉を知る面白さです。
美ヶ原温泉がある里山辺は、古くからぶどうなどの農産物が育てられてきた土地。ワインをはじめ、そばや山賊焼きなど、松本らしい味覚も温泉旅行の楽しみを広げてくれます。
- 山辺に根づくワイン文化
里山辺地区では古くからぶどう栽培が盛んで、近年はワイン用ぶどうも育てられています。温泉街から車で約5分の山辺ワイナリーでは、地元産ぶどうを使ったワインを製造・販売。併設する農産物直売所には、生食ぶどうをはじめ旬の果物や朝採れ野菜なども並び、山辺の土地の恵みに触れられる立ち寄り先となっています。 - 松本名物の山賊焼きを味わう
松本の定番グルメとして親しまれているのが山賊焼きです。鶏の一枚肉をニンニクを利かせた醤油ダレに漬け込み、片栗粉をまとわせて揚げる豪快な一品。名前に「焼き」と付きますが、松本では揚げ料理として定着しています。香ばしい衣とボリューム感が印象的で、市内各所で店ごとの味を楽しめます。 - 信州そばを旅の楽しみに
信州そばも松本を訪れたら味わいたい土地の食文化です。松本周辺は冷涼な気候や清らかな水に恵まれ、市内には個性豊かなそば店が点在しています。白糸の湯の2階では事前予約制のそば打ち体験も行われており、自分でそば粉をこね、切り分けるところまで体験できるのもユニークです。 - 農産物と醸造文化も身近に
里山辺ではぶどうのほか、桃、米、松本一本ねぎなども栽培されています。環境省の計画書には、地域の生産物としてワインや日本酒、味噌なども挙げられ、地元の原材料を生かした醸造文化が受け継がれていることが記されています。温泉だけでなく、里山の畑や蔵にも目を向けると、美ヶ原温泉を取り巻く風土がより身近に感じられます。
美ヶ原温泉は松本市街に近く、国宝松本城や歴史ある街並みから美ヶ原高原まで、旅の方向を自在に広げられます。温泉を拠点に「城下町」と「高原」の両方を楽しめる立地です。
- 国宝松本城へ車で約10分
美ヶ原温泉から松本城までは車で約10分。松本城は現存する五重六階の天守として日本最古とされ、黒と白の外観と城下町の風景が松本観光の象徴となっています。中町通りや縄手通りも温泉街から車で約10分のため、昼は城下町を歩き、夕方には温泉宿へ戻るといった旅程も組み立てやすいでしょう。 - 美ヶ原高原へ車で約50分
温泉街から美ヶ原高原までは車で約50分が目安です。高原にはシンボルの「美しの塔」が立ち、標高の高い台地ならではの山岳風景や散策を楽しめます。山麓の温泉街から一気に高原へ高度を上げる道のりそのものも、美ヶ原温泉ならではの旅の展開です。なお、高原へ向かう道路には冬季通行止めとなる区間があります。 - 歴史とアートを巡る松本市街
国宝旧開智学校校舎や松本市美術館も、美ヶ原温泉から車で約10分と案内されています。城や古い街並みだけでなく、近代建築や美術を組み合わせられるのも松本旅行の魅力。温泉街を宿泊拠点にすれば、歴史、建築、アートを一日の中でゆったり巡るルートも描けます。 - 安曇野や上高地へ旅を延ばす
大王わさび農場は温泉街から車で約30分、上高地方面は約1時間が案内上の目安です。松本ICから美ヶ原温泉までも車で約25分のため、松本市内だけでなく安曇野や山岳エリアを含めた周遊旅行にも組み込みやすい立地です。一泊して温泉を楽しみ、翌日は別の信州へ向かう――そんな旅の中継点としても活用できます。
美ヶ原温泉には、観光客だけのためではない日常の空気があります。地元でも親しまれる白糸の湯や、里山辺の民芸・祭りに触れると、温泉街を取り巻く暮らしの表情が見えてきます。
- 朝から立ち寄れる白糸の湯
日帰り温泉「白糸の湯」は、地元の人々にも利用されている温泉施設です。4月から9月は朝6時30分、10月から3月は朝7時から開館し、夜は22時まで営業。石けんやシャンプー、貸しタオルは備え付けられていないため、持参するか受付で購入します。旅館とはひと味違う、地域の日常に近い温泉時間を楽しめます。 - カランまで温泉の白糸の湯
白糸の湯は公式サイトで「源泉かけ流し」と案内され、浴槽だけでなくシャワーやカランにも源泉を使用しています。華やかな設備を前面に出す施設ではなく、温泉を中心に据えたシンプルな日帰り浴場。その素朴さも、美ヶ原温泉の日常的な湯の楽しみ方を知るうえで印象的なポイントです。 - 里山辺で民芸の心に触れる
同じ里山辺には松本民芸館があります。なまこ壁の蔵造りの館内には、陶磁器や木工品、染織品など、無名の職人たちの手仕事による日用品を中心に約800点を常設展示。二階の窓からはぶどう畑越しに北アルプスを望めることもあり、温泉とともに山辺の風景や松本の民芸文化に触れられる場所です。 - 祭りが伝える地域の記憶
里山辺には須々岐水神社例大祭の「お船祭り」や、湯ノ原町会の道祖神祭りなど、地域に受け継がれてきた行事があります。環境省の計画書では、お船祭りは江戸末期から、道祖神祭りは昭和初期ごろから続くとされ、旅館組合や町会も継承に関わってきました。温泉宿だけでなく、その周囲に続く暮らしや文化も美ヶ原温泉の大切な一面です。



古い湯の里を歩き、城下町を巡り、山辺の恵みを味わう。
次の休みは、美ヶ原温泉で「千三百余年続く信州の穏やかな時間」を訪ねる旅に出かけませんか?
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
美ヶ原温泉 – アクセスと基本情報
| 温泉地名 | 美ヶ原温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県松本市 |
| 入浴施設 | 複数あり |
| 主な泉質 | 単純温泉、アルカリ性単純温泉(低張性・弱アルカリ性温泉~低張性・アルカリ性温泉) pH:おおむねpH8台。源泉・混合泉によって異なるため、温泉地全体を一つのpH値では表せません。旅館組合では温泉地を「弱アルカリ性単純温泉」と案内しています。 |
| お湯の特徴 | 藤井・湯ノ原・御母家の3つの源泉地に複数の源泉があり、環境省資料では計8源泉を掲載。 泉温は35.0~45.8℃と幅があり、各系統で複数源泉を集湯・混合して旅館などへ送っています。 単純温泉を中心とした、比較的シンプルな成分構成の湯です。 |
| 香り | 美ヶ原温泉では無色透明の湯が多く、硫黄泉などのように香りを前面に感じるタイプとは異なります。 実際の香りは利用する源泉系統や施設、湯使いによっても変わるため、浴槽ごとの違いを確かめながら楽しむのがおすすめです。 |
| 雰囲気 | 松本市街からほど近い東山の麓にありながら、千三百余年の歴史を伝える落ち着いた湯の里です。 古くは「束間の湯」と呼ばれ、松本城主とも縁を重ねてきました。 木造旅館や山辺の自然が、城下町の奥座敷らしい静かな風景をつくっています。 |
| 楽しみ方 | 温泉を楽しんだあとは、車で約10分の松本城や中町・縄手通りへ。 反対方向へ足を延ばせば、約5分で山辺ワイナリー、約50分で美ヶ原高原へ向かえます。 信州そばや山賊焼きなど松本の味も組み合わせ、「温泉・城下町・里山グルメ・高原」を一つの旅で巡れるのが魅力です。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
- 1300年の歴史を伝える美ヶ原温泉
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美ヶ原温泉は奈良時代初めまで歴史をさかのぼるとされる古湯です。「束間の湯」を現在の美ヶ原温泉とする伝承があり、松本城主とも縁を重ねながら温泉地として発展してきました。
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環境省の計画書には35.0~45.8℃の8源泉が掲載されています。藤井・湯ノ原・御母家の3系統に分かれ、自然湧出や掘削自噴、動力揚湯など、源泉ごとに異なる姿を持つのも注目点です。
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美ヶ原温泉から松本城や中町・縄手通りまでは車で約10分。温泉街に滞在しながら国宝や城下町を巡り、さらに美ヶ原高原方面へ足を延ばせるため、松本観光の拠点として組み込みやすい立地です。
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美ヶ原温泉から山辺ワイナリーまでは車で約5分。松本産ぶどうを使ったワインが造られ、直売所も併設されています。温泉とワインという異なる土地の魅力を、近いエリアで一緒に楽しめるのが山辺ならではです。
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美ヶ原温泉 季節ごとの魅力まとめ
北アルプスを望む城下町・松本と、標高約2000メートルに広がる美ヶ原高原。
その間に位置する美ヶ原温泉では、街と山それぞれの季節を身近に感じられます。
桜と新緑の春、高原へ旅を広げる夏、ぶどうや紅葉を楽しむ秋、澄んだ空が印象的な冬。
湯の里に滞在しながら、信州の四季をゆっくり追いかけてみたくなる温泉地です。
松本城の桜から里山の新緑へ、風景が少しずつ春色へ変わる季節です。5月には工芸や伝統行事も加わり、4月下旬ごろからは美ヶ原高原方面への道路も順次、冬季閉鎖を終えます。
- 桜に包まれる春の松本城
松本城では例年4月上旬ごろから桜が咲き、黒い天守と淡い花色が春らしい景観をつくります。開花に合わせて夜桜会も行われ、日中とは異なる城下町の表情を楽しめるのもこの時期ならでは。5月へ向かうにつれて木々は新緑へと移り、街歩きにも鮮やかな季節を迎えます。 - 手仕事と出会う工芸の五月
5月の松本では「工芸の五月」として、市内の美術館や博物館、ギャラリーなどで工芸にまつわる企画が展開されます。月末には、あがたの森公園でクラフトフェアまつもとも開催。陶芸や木工、染織、ガラスなど多彩な手仕事に触れながら、城下町を歩く楽しみが広がります。 - 里山辺に伝わるお船祭り
例年5月4日・5日には、里山辺の須々岐水神社で「お船祭り」が行われます。見事な彫刻や幕で飾られた木造二階造りのお船が曳き出される、地域に受け継がれてきた春の祭礼です。温泉街周辺の歴史を、建物や資料だけでなく現在も続く地域文化から感じられる機会となります。 - 朝湯と山辺の春を楽しむ
白糸の湯は4月から朝6時30分に開館し、源泉かけ流しの湯を朝から利用できます。シャワーやカランにも源泉を使用しているのも特徴です。その後は山辺ワイナリー方面へ足を延ばせば、併設の直売所に春の山菜が並ぶ季節。温泉と里山の旬をひと続きで楽しめます。
山麓の温泉街から美ヶ原高原へ向かえば、標高約2000メートルの広大な台地が待っています。里山ではぶどうの季節が始まり、松本市街では夏祭りも開催。山・里・街を行き来したくなる季節です。
- 緑広がる夏の美ヶ原高原
夏の美ヶ原高原では放牧された牛が草を食み、高原の花々が風に揺れる風景が広がります。最高峰の王ヶ頭は標高2034メートル。天候に恵まれれば北アルプスや浅間山など広い山並みを望めます。遊歩道での散策からロングトレイルまで、旅のスタイルに合わせて楽しめます。 - 山辺ぶどうが始まる季節
山辺ワイナリーに併設された直売所では、生食用の山辺ぶどうが例年6月中旬ごろから並び始め、10月末ごろまで品種を替えながら楽しめます。地元産ぶどうにこだわったワインも山辺を象徴する存在。温泉街から少し足を延ばすだけで、果樹産地ならではの夏景色に出会えます。 - 朝湯から始める夏の一日
夏季の白糸の湯は朝6時30分から営業しています。浴槽は源泉かけ流しと案内され、シャワーやカランにも源泉を使用。朝のうちに温泉を楽しみ、その後に高原や城下町へ向かう旅程も組みやすいでしょう。夏期には松本駅から美ヶ原高原方面への直行バスも運行されています。 - 松本ぼんぼんで賑わう城下町
毎年8月の第1土曜日には、中心市街地で「松本ぼんぼん」が開催されます。松本駅東側から松本城周辺まで、街中が踊りの舞台となる夏の風物詩です。昼間は高原や里山を巡り、夕方からは城下町の賑わいへ。そして夜は温泉街へ戻るという、松本らしい夏旅も楽しめます。
山岳エリアでは9月下旬から木々が色づき始め、やがて紅葉は松本市街へ。山辺ではぶどうやきのこが旬を迎え、松本では新そばも楽しみな季節です。山と里の時間差まで旅の魅力になります。
- 山から街へ移ろう紅葉
松本の山岳エリアでは9月下旬から徐々に木々が色づき、10月中旬ごろに紅葉の見頃を迎えます。一方、市街地では10月下旬ごろから紅葉が始まるため、標高によって季節の進み方が異なるのが特徴。美ヶ原高原と松本城周辺を巡れば、山から街へ移る秋の表情を楽しめます。 - 山辺ぶどうと秋の実り
山辺ぶどうは秋にかけても旬が続き、直売所では10月末ごろまで生食用ぶどうが並びます。さらに秋にはきのこなど山里の食材も登場。ワインとともに土地の実りを探す時間は、温泉旅行にもうひとつの楽しみを加えてくれます。品種や入荷状況は時期によって異なるため、訪問時の出会いも楽しみのひとつです。 - 新そばを楽しむ城下町の秋
松本の秋は、ぶどうやきのこに加えて新そばの季節でもあります。市内には多くのそば店があり、温泉と城下町散策の途中に信州そばを組み込むのもおすすめ。2026年には10月に「信州・松本そば祭り」も開催されるなど、そば文化を身近に感じられる土地です。 - ひんやりした朝と温泉時間
10月から白糸の湯は朝7時開館となります。松本では秋が深まるにつれて朝晩の気温が下がり、11月には冬の気配も感じられるようになります。静かな朝の温泉街で源泉かけ流しの湯を楽しんでから、紅葉や味覚を巡る一日へ出発するのも秋らしい過ごし方です。
一年を通して晴天の日が多い松本では、冬の澄んだ空と雪をまとった周囲の山々が印象的です。美ヶ原高原への道路は多くが冬季閉鎖となるため、この季節は温泉と城下町を中心にゆっくり巡る旅が似合います。
- 冬空に映える松本城と山々
松本城は北アルプスを背景に望める場所として知られ、冬には冠雪した山並みと黒い天守が印象的な風景を見せます。松本は一年を通して晴天の日が比較的多く、冬も空気の澄んだ日には遠くの山々まで見渡せることがあります。雪が積もった日には、普段とは異なる城下町の表情にも出会えます。 - 光と氷が彩る冬の松本
近年の冬には松本城でプロジェクションマッピングが行われ、2026~2027年シーズンも12月から2月に開催予定です。さらに1月には国宝松本城氷彫フェスティバルも開催され、城周辺や中心市街地に氷の作品が登場。昼間とは違った冬の城下町を歩く楽しみがあります。 - 冬こそ味わいたい湯の里時間
美ヶ原高原へ向かう道路の多くが冬季閉鎖となる時期は、城下町と温泉を中心に旅程を組むのも一案です。白糸の湯は冬季も朝7時から営業し、源泉かけ流しの湯を楽しめます。冷たい冬の空気と立ちのぼる湯気――そんな季節ならではの温泉地の風景をゆっくり眺めたいところです。 - 松本民芸館で手仕事に触れる
寒い日は、温泉街に近い松本民芸館へ足を延ばすのもおすすめです。蔵造りの館内には陶磁器や漆器、家具、染織品など約800点を常設展示。無名の職人たちが日々の暮らしのためにつくった品々を眺めながら、松本に根づく民芸の世界をじっくり味わえます。
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。








