栃木県北東部、那珂川の清流を望む高台に広がる馬頭温泉郷。
西向きの湯処から眺める夕景の美しさから「夕焼け温泉郷」とも呼ばれています。
なめらかなアルカリ性の湯、鮎や八溝そば、印象的な建築や伝統工芸まで、静かな里山の中に旅の楽しみが詰まった温泉地です。
- 馬頭温泉の泉質とお湯の特徴
アルカリ性単純温泉を中心に、源泉ごとの個性や湯ざわりを紹介 - 日帰り温泉と宿泊施設の楽しみ方
立ち寄り湯から温泉宿まで、目的に合わせた過ごし方を紹介 - 鮎や八溝そばなどのご当地グルメ
那珂川の鮎や八溝そばなど、旅先で楽しみたい味覚を紹介 - 周辺観光とおすすめスポット
広重美術館や小砂焼、鷲子山上神社など周辺の見どころを紹介 - 春夏秋冬で変わる季節の魅力
山野草や鮎、新そば、夕景など四季それぞれの楽しみ方を紹介
馬頭温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる
ゆめにゃん猫は入れないからフィクションにゃ…


温泉マニアあるある! – 馬頭温泉の魅力編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 夕焼けの時刻から逆算し始める
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「夕焼け温泉郷」と聞いた瞬間、マニアの旅程表に日没時刻が追加されます。「今日は17時12分か……じゃあ16時半には温泉だな」と妙に緻密。友達が「普通に夕方行けばよくない?」と言っても、「夕焼けは待ってくれないんだよ」と真顔です。温泉旅行なのに、いつの間にか天体観測並みの時間管理が始まります。
- pH9超を見ると急に真剣になる
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馬頭温泉では、アルカリ性単純温泉を中心にpH9を超える源泉が見られます。分析書を見つけたマニアは「9.1……9.5……ほほう」と突然無言。友達が「0.4違うと何かあるの?」と聞くと、「そこを確かめるために入るんだよ!」と嬉しそう。数字を見ただけで湯めぐりの目的がひとつ増えます。
- つるつる判定が妙に細かい
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透明感のあるアルカリ性の湯に触れると、「おお、これはなかなか」と指先で確認開始。「つるつる?」「なめらか?」「少しとろっとしてる?」と語彙を総動員します。友達には全部「つるつるじゃん」に見えますが、本人には重大問題。最後は「これは馬頭系のつるつるだな」と、誰にも通じない分類を完成させます。
- 湯口を見つけると吸い寄せられる
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いい景色の露天風呂に来たはずなのに、まず見るのは湯口。「ここから入って……こっちへ流れて……」と、お湯の動きを追い始めます。浴槽の縁からオーバーフローしていれば、さらにご機嫌。「那珂川もいいけど、この流れもいいなぁ」と眺めている姿は、もはや川より小さな水流に夢中です。
- 香りが弱くてもクンクンする
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強烈な硫黄香がなくても、マニアの鼻は止まりません。湯口へ近づいて「……うん、穏やか」とクンクン。友達が「何か匂うの?」と尋ねると、「強くないことも情報なんだよ」とドヤ顔で回答します。無色透明で香りが穏やかな湯でも、観察項目をひとつたりとも減らさない。それが温泉マニアです。
- 独自源泉と聞くと全部入りたくなる
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「施設によって源泉が違います」の一文は、マニアにとって危険な言葉。「じゃあ一軒だけじゃ分からないな」と、当然のように二湯目を検索します。自噴泉、深層から汲み上げる源泉、山あいの源泉……違いを知るほど候補が増加。気づけば温泉旅行ではなく、馬頭源泉比較調査になっています。
- 鮎を食べながら川の話を始める
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那珂川の鮎を前にすれば普通は「おいしそう!」で十分。しかしマニアは「この川を眺めながら温泉に入れるんだよな」と、鮎から温泉へ強引に話を戻します。八溝そばを食べても「このあとどこの湯にする?」。結局、何を食べても会話の終着点は温泉です。
- 美術館に来ても温泉との距離を考える
-
馬頭広重美術館の建築を眺めて「おお、これはすごい!」と感動。ところが数分後にはスマホを開き、「ここから温泉まで何分だ?」と検索しています。小砂焼を見ても鷲子山上神社へ行っても、頭の中には次の湯。観光をちゃんと楽しんでいるのに、すべてが温泉を中心に配置されていきます。
- 「光圀公ゆかり」を得意げに語り始める
-
温泉を調べていただけなのに、いつの間にか馬頭周辺と水戸藩の歴史まで詳しくなっています。「ちなみにこの辺りは徳川光圀公ゆかりの史跡もあってな……」と、誰も聞いていない豆知識を披露。まわりからは”湯めぐり副将軍”とあだ名されてしまうのです。
「副将軍」は徳川光圀が実際に就いた幕府の正式な役職ではありません。ここでは、後世に広まったイメージをもとに表現しています。
【参考】水戸市「徳川光圀】 / カドブン



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!
馬頭温泉の魅力まとめ
ゆったりと流れる那珂川と、遠くに連なる山々を望む馬頭温泉郷。
川沿いや山あいに個性ある宿が点在し、共同源泉のほか自家源泉を使う施設もあります。
夕焼けを眺め、土地の味覚や文化に触れながら、自分のペースで里山時間を楽しめる温泉地です。
馬頭温泉郷の大きな魅力が、那珂川の向こうへ沈んでいく夕日です。西向きの湯処が多く、「夕焼け温泉郷」の名で親しまれる景観は、時間とともに少しずつ表情を変えていきます。
- 夕焼け温泉郷と呼ばれる理由
馬頭温泉郷は那珂川沿いに温泉宿が点在し、多くの湯処が西側へ開けています。夕刻になると空が黄金色から茜色へと移り、川と山並みを包み込むような景色に。町の資料でも「夕焼け温泉郷」と紹介される、馬頭を象徴する風景です。 - 那珂川と山々を望む眺望
宿によっては那珂川の流れと、その向こうに日光・那須方面の山々を望めます。川、河原、山並み、広い空が重なる素朴な風景には、大規模な温泉街とはまた違った開放感があります。自然を眺めながらのんびり過ごしたい旅と好相性です。 - 朝から夜まで移ろう景色
馬頭の魅力は夕焼けだけではありません。日中は那珂川と山々を明るく見渡し、日没後は里山らしい静かな夜へ。露天風呂から夕日や星空を案内する宿もあり、一日の中で景色が少しずつ変わっていくことも滞在の楽しみになります。 - 宿が点在する静かな温泉郷
馬頭温泉郷は、一本の温泉街に大型旅館が連続するタイプではありません。那珂川沿いの小口地区を中心に、客室数の少ない宿からホテルまでそれぞれ異なる規模の施設が点在しています。宿ごとの雰囲気を選びながら、静かな里山に滞在できるのも魅力です。
馬頭温泉郷ではアルカリ性単純温泉が中心で、pH9台を掲げる施設もあります。一方ですべて同じ源泉ではなく、共同源泉のほか自家源泉や古くから自噴すると紹介される湯もあり、掘り下げるほど個性が見えてきます。
- pH9台のアルカリ性単純温泉
馬頭温泉では、いさみ館がpH9.3、元湯東家がpH9.4、南平台温泉がpH9.6と案内するなど、アルカリ性の源泉が複数確認できます。強い香りを前面に出すタイプではなく、施設では「つるつる」「とろとろ」など、なめらかな湯ざわりが特徴として紹介されています。 - 共同源泉と自家源泉の違い
町営ゆりがねの湯などで使われる「馬頭温泉管理組合源泉」は、泉温46.8℃のアルカリ性単純温泉で、ほぼ無色透明・無味無臭と案内されています。一方、南平台温泉のように敷地内で掘削した自家源泉を持つ施設もあり、馬頭温泉を一つの数値だけでは語れません。 - 古くから自噴すると伝わる湯
馬頭温泉の源泉発見は万延元年(1860年)と伝えられていますが、小口館下の湯については「350年以上前から自噴する温泉」と栃木県観光公式サイトが紹介しています。由来の異なる湯の記録が地域に残っていることも、馬頭温泉郷の奥深さを感じさせます。 - 小砂地区に湧く個性的な源泉
温泉郷の小砂地区には、地下1200mから湧出し天然ラドンを含むと紹介される小砂温泉の源泉もあります。那珂川沿いの共同源泉とは異なる系統の湯が存在するため、馬頭では「どの施設の、どの源泉なのか」を確かめながら巡る楽しみがあります。
清流・那珂川の鮎と、地元産そば粉を使った八溝そばは、馬頭周辺を代表する味覚です。さらに淡水魚やこんにゃく、ゆばなど、山と川に囲まれた土地らしい素朴な食文化にも出会えます。
- 那珂川の鮎を味わう
那珂川町では鮎が地域を代表する味覚として親しまれ、夏から秋には観光やなも営業します。川辺で香ばしい塩焼きなどを味わえば、目の前を流れる那珂川と食文化が自然につながります。鮎の甘露煮など、持ち帰りや土産で楽しめる品もあります。 - 地元産そば粉の八溝そば
那珂川町には地元産のそば粉を使う店が多く、「八溝そば街道」としてさまざまなそば処が紹介されています。石臼挽き、挽きぐるみ、細麺など店ごとに仕立ても異なり、温泉の前後に一軒ずつ訪ねて好みの一杯を探す楽しみもあります。 - 里山ほんもろこと淡水魚文化
御前岩物産センターなどでは、那珂川町の豊かな水で育てる「里山ほんもろこ」を使った料理も紹介されています。鮎だけでなく小さな淡水魚にも食文化が広がっているところに、川や水とともに暮らしてきた土地らしさを感じられます。 - 素朴な特産品をお土産に
手づくりこんにゃく、天然みそ、ゆば、ばとうハム、ジェラートなど、町には気取らない特産品がそろいます。道の駅ばとうには農産物直売所やレストラン、ジェラート工房もあり、温泉帰りに土地の味を探す立ち寄り先として利用できます。
馬頭の面白さは、温泉と自然だけではありません。印象的な建築で知られる美術館、江戸時代から続く小砂焼、県境をまたぐ神社など、小さな町の中に個性豊かな文化スポットが点在しています。
- 広重の雨を表現した美術館
那珂川町馬頭広重美術館は隈研吾氏の設計。建物を包む細かなルーバーは、歌川広重が描いた特徴的な「雨」の表現を建築へ置き換えたものです。2026年の改修でもこの意匠は受け継がれ、外観そのものも鑑賞したくなる美術館となっています。 - 地域素材が息づく建築空間
美術館では当初から地元産の杉や石、和紙など地域の素材が積極的に取り入れられました。浮世絵を鑑賞する場所でありながら、建物の光や影、素材の質感まで含めて楽しめるのが魅力。温泉地の周辺観光としては、かなり存在感のある一軒です。 - 天保元年に始まった小砂焼
小砂焼の始まりは天保元年(1830年)。町の公式資料では、水戸藩主・徳川斉昭が当地の陶土を見いだし、水戸藩営御用製陶所の原料として使われたことを起源としています。現在も複数の窯元があり、陶芸体験を受け付けている施設もあります。 - 県境に鎮座するフクロウの神社
鷲子山上神社は栃木県と茨城県の県境上に鎮座し、大鳥居や本殿の中央を県境が通る珍しい神社です。境内には地上約7mの大フクロウ像をはじめ、多くのフクロウ像が点在。深い木立の中を歩くだけでも印象に残る山上の散策地です。 - 那珂川を知る川の水族館
少し足を延ばした大田原市には、栃木県なかがわ水遊園があります。栃木県唯一の水族館で、那珂川から世界の川まで大小約60の水槽で紹介。馬頭温泉と同じ那珂川をテーマに旅をつなげられる、周辺観光スポットとして相性の良い施設です。
馬頭温泉周辺では、春の山野草、夏の鮎と観光やな、秋の里山風景、冬の澄んだ夕空と、季節ごとに旅の主役が変わります。日帰り湯から宿泊まで、自分に合った過ごし方を選びやすい温泉郷です。
- 春を告げるカタクリの群生
カタクリ山公園では、約3haの雑木林に100万株に及ぶとされるカタクリが群生します。カタクリのほかザゼンソウやショウジョウバカマなどさまざまな山野草も見られ、冬を越した里山が少しずつ色づいていく春ならではの散策を楽しめます。 - 富山地区を彩るイワウチワ
富山地区には地元の人々が整備するイワウチワの群生地があり、例年3月下旬から4月中旬ごろに花の季節を迎えます。淡い色の小さな花を探しながら山道を歩き、散策のあとに温泉へ向かう、春らしい一日の組み立ても魅力的です。 - 夏の那珂川と観光やな
夏から秋にかけては那珂川の観光やなが季節の風景に加わります。川辺で水音を聞きながら鮎料理を味わい、その後は温泉へ。春の花とはまったく異なる、清流を中心にした馬頭らしい夏の旅を楽しめます。営業期間は年によって確認しておくと安心です。 - 夕景を主役に宿を選ぶ楽しみ
馬頭温泉郷には小規模な温泉宿、ホテル、日帰り入浴施設など複数の選択肢があります。宿泊して夕暮れから夜までゆっくり過ごすのも、日帰りで温泉とそばを組み合わせるのも自由。公共交通を利用する場合は、JR氏家駅から路線バスを利用する方法などを事前に確認しておくと旅程を組みやすくなります。



川面を染める夕暮れを眺め、なめらかな湯に浸かり、清流と里山の味を楽しむ。
次の休みは、馬頭温泉でゆっくり流れる「夕焼け温泉郷の時間」を過ごしてみませんか?
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
馬頭温泉 – アクセスと基本情報
| 温泉地名 | 馬頭温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県那珂川町 |
| 入浴施設 | 複数あり |
| 主な泉質 | アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉など) ※源泉によって泉質分類・数値は異なります。 pH:9台が中心。施設の公表例ではpH9.3、9.4、9.6などが確認され、アルカリ性の源泉が馬頭温泉郷各所で利用されています。 |
| お湯の特徴 | 無色透明を基本とするアルカリ性単純温泉が中心で、施設では「つるつる」「とろとろ」など、なめらかな湯ざわりとして紹介されています。 共同源泉のほか自家源泉もあり、泉温やpH、浴感などにそれぞれ違いがあるのも馬頭温泉郷の面白さです。 |
| 香り | 共同源泉の一つは「ほぼ無臭」と案内されており、強い硫黄臭などを前面に出すタイプではありません。 源泉によって知覚的な特徴は異なる可能性がありますが、馬頭温泉では香りの強さより、澄んだ湯となめらかな感触が印象に残りやすいでしょう。 |
| 雰囲気 | 那珂川沿いの高台や山あいに宿が点在する、静かな里山の温泉郷です。 西向きに開けた場所から夕日を眺められることから「夕焼け温泉郷」とも呼ばれます。 大規模な温泉街とは異なり、川や山々を眺めながらのんびり過ごせる素朴な雰囲気が魅力です。 |
| 楽しみ方 | 夕方より少し早めに到着し、まずはアルカリ性の湯を楽しんで、日没が近づいたら那珂川と夕景をゆっくり眺めたいところ。 食事には鮎や八溝そばを選び、時間があれば馬頭広重美術館や小砂焼の窯元、鷲子山上神社へ。 春は山野草、夏から秋は観光やななど、季節の里山風景と組み合わせるのもおすすめです。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
- 夕焼け温泉郷と呼ばれる馬頭
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馬頭温泉は、那珂川越しに夕日を望む景観から「夕焼け温泉郷」の名で親しまれています。空と川面がゆっくり色を変える夕刻は、この土地の地形と自然がつくり出す象徴的な時間帯です。
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馬頭温泉ではアルカリ性単純温泉が中心で、pH9台を公表する施設も複数あります。共同源泉だけでなく自家源泉を利用する施設もあり、同じ温泉郷の中で源泉ごとの違いに注目できるのも特徴です。
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馬頭温泉 季節ごとの魅力まとめ
那珂川の清流とともに巡る馬頭の四季は、里山ならではの穏やかな変化に満ちています。
山野草が目を覚ます春、鮎と川辺の風景が主役になる夏、実りと工芸を楽しむ秋、夕景が鮮やかに映える冬。
季節ごとに異なる自然や食、文化を温泉と組み合わせながら、自分のペースで旅を楽しめるのが馬頭温泉郷の魅力です。
早春の雑木林ではカタクリやイワウチワが咲き始め、4月には桜、5月には鮮やかな新緑へと景色が移ります。花を探す散策や小砂焼などの文化を組み合わせ、春の那珂川町をゆっくり巡りたい季節です。
- カタクリとイワウチワの季節
カタクリ山公園には約3haの雑木林に100万株に及ぶとされるカタクリが群生し、春には斜面を紫色の花が彩ります。富山地区では3月下旬から4月上旬頃に淡いピンク色のイワウチワが開花。足元の小さな花を探しながら歩く、早春らしい里山散策を楽しめます。 - 桜が彩る春の町歩き
4月になると、馬頭公園や北向田の桜並木など町内各所で桜の季節を迎えます。観光イベント情報では観音寺のしだれ桜も春の見どころとして紹介されており、温泉だけでなく寺社や公園をのんびり巡りながら、町に広がる春色の景色を楽しめます。 - 春の町に広がる文化イベント
ゴールデンウィーク頃には「花の風まつり」が開催されてきました。町内各所を舞台に展示や音楽、手仕事などさまざまな催しが行われるのが特徴です。年によって内容や開催状況が変わるため、旅程へ組み込む場合はその年の最新情報を確認しておきましょう。 - 新緑と小砂焼を楽しむ時間
小砂地区には江戸時代から続く小砂焼の窯元が点在し、陶芸体験を受け付ける施設もあります。春には陶器市が開かれてきた歴史もあり、新緑の里山と器巡りは好相性。窯元や工房を訪ねたあと、那珂川沿いの温泉へ向かう一日も馬頭らしい春旅です。
初夏になると那珂川では鮎釣りの季節が始まり、8月からは観光やなも夏の風景に加わります。緑濃い山々や川辺を楽しみ、日中は文化施設へ立ち寄り、夕方は温泉郷へ戻るメリハリのある旅が似合います。
- 鮎釣りで始まる那珂川の夏
那珂川では例年6月1日に鮎釣りが解禁され、川辺に釣り人の姿が増えていきます。緑に囲まれた流れと河原の景色は、この季節ならでは。自分で釣りをしなくても、川沿いを走ったり鮎料理を味わったりすることで、那珂川と鮎の深いつながりを感じられます。 - 観光やなと鮎料理を楽しむ
町の公式案内では、那珂川の観光やなは8月から10月中旬頃まで営業する施設があります。川辺で水音や風を感じながら鮎料理を味わえるのは、夏から初秋にかけての大きな楽しみ。営業期間や定休日は施設ごとに異なるため、訪問前の確認がおすすめです。 - アジサイが彩る鷲子山上神社
6月中旬から7月頃には、鷲子山上神社の境内をアジサイが彩ります。深い木立と石段、青や紫の花が重なる景色は、平地の夏とは少し違った山上の趣。栃木県と茨城県の県境にまたがる珍しい神社でもあり、温泉と組み合わせた夏の散策先として楽しめます。 - 夏こそ楽しみたい広重美術館
陽射しの強い時間帯には、那珂川町馬頭広重美術館で過ごすのも一案です。隈研吾氏が手がけた建物は、細かなルーバーによって広重が描いた「雨」を建築的に表現したもの。2026年にはルーバーの改修も行われ、作品だけでなく建築そのものにも注目したい場所です。
初秋までは那珂川の鮎を楽しめ、秋が深まれば八溝そばの新そばや小砂焼など、食と文化へ旅の主役が移っていきます。里山の木々が色づく頃には、温泉郷を巡る道そのものにも秋らしい景色が広がります。
- 初秋まで楽しめる那珂川の鮎
観光やなの営業期間は町の案内で10月中旬頃までとされており、9月から初秋にかけても鮎料理を楽しめます。夏の鮮やかな緑から少しずつ季節が移り変わる川辺で、塩焼きなどの鮎料理を味わう時間は、那珂川らしい秋旅の始まりを感じさせてくれます。 - 八溝そばの新そばを訪ねる
那珂川町には地元産そば粉を使う店が点在し、町公式の八溝そば案内でも「新そばの時期」を楽しめる店が紹介されています。石臼挽きや細麺など仕立ては店ごとにさまざま。秋は温泉とそば処を組み合わせ、好みの一杯を探して巡る楽しみが増す季節です。 - 里山を彩る晩秋の風景
秋が深まるにつれて那珂川周辺の雑木林や山々も少しずつ色を変え、春や夏とは違った落ち着いた景色へ移っていきます。川沿いを走りながら里山の秋色を眺め、夕刻には馬頭温泉へ。季節の風景と夕焼けを一緒に楽しめるのも、この時期ならではです。 - 小砂焼と秋の陶器市
小砂地区では秋に小砂焼の陶器市が開催されてきました。湯呑みや皿、マグカップなどさまざまな器が並び、陶芸体験が行われることもあります。窯元ごとに異なる形や風合いを眺めながら、お気に入りの器を探す時間も、馬頭周辺の秋に似合う文化散策です。
木々が葉を落とし、日没が早くなる冬は、馬頭温泉の象徴である夕景を旅の中心に据えやすい季節です。屋外散策と美術館やそば処を組み合わせながら、静かな里山で温泉をゆっくり楽しむ行程がよく似合います。
- 冬空に映える夕焼け温泉郷
馬頭温泉郷では西側へ開けた湯処から夕景を楽しめる施設があり、「夕焼け温泉郷」の名で親しまれています。日が短い冬は、夕方を意識した旅程を組みやすい時期。那珂川と遠くの山並みが夕色に包まれていく時間を、冬旅の主役として楽しめます。 - 静かな夜へ移ろう里山時間
日が沈むと、川沿いや山あいに宿が点在する馬頭温泉郷は、昼とは異なる落ち着いた雰囲気に変わります。露天風呂や客室から夜空を眺められる宿もあり、川の音や夜の静けさに耳を傾けながら過ごすのも、温泉街の賑わいとは違う冬の楽しみ方です。 - 八溝そばと美術館で冬散策
寒い日は、温かい八溝そばを味わってから馬頭広重美術館へ向かう、屋内中心の行程もおすすめです。町内には地元産そば粉を使う店があり、美術館では浮世絵と特徴的な建築を鑑賞できます。屋外で長時間過ごさずとも、馬頭の食と文化を楽しめる組み合わせです。 - 晩冬に見つける春の兆し
2月下旬頃からは、カタクリ山公園でザゼンソウなど早春の山野草が姿を見せ始めます。町内では梅も春を告げる花として紹介され、まだ冬らしい景色の中に少しずつ次の季節が混ざっていきます。本格的な花の季節を前にした、静かな里山散策を楽しめます。
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
- 那珂川町公式ホームページ
- 馬頭広重美術館リニューアル | 隈研吾建築都市設計事務所
- 各施設の公式サイト









