嬉野川に沿って旅館やホテルが並び、その周囲の山あいには緑豊かな茶畑が広がる嬉野温泉。
透明な湯は、とろり、ぬめりと表現される独特のなめらかな湯ざわりが印象に残ります。
温泉水でことこと煮込む湯どうふを味わい、急須から立ちのぼる嬉野茶の香りを楽しむひととき。
古くから旅人を迎えてきた街道の町には、湯と食とお茶の文化が今も息づいています。
- 嬉野温泉の泉質と湯ざわり
重曹泉と呼ばれる泉質や、なめらかな湯の特徴を紹介 - 温泉湯どうふなどの名物グルメ
温泉水を使った湯どうふや嬉野茶など土地の味を紹介 - 温泉街と周辺観光の楽しみ方
川沿いの街歩きや轟の滝など、立ち寄りスポットを紹介 - 嬉野茶と肥前吉田焼の魅力
茶畑の風景や玉緑茶、400年以上続く焼き物文化を紹介 - 春夏秋冬のおすすめの過ごし方
桜や新茶、夏祭り、陶器イベント、冬の灯りなどを紹介

嬉野温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる
ゆめにゃん猫は入れないからフィクションにゃ…


温泉マニアあるある! – 嬉野温泉の魅力編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 「とろり」の確認に時間をかけすぎる
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湯に入った瞬間、「おお……これか」と手のひらで何度もお湯をすくうマニア。指先をこすり合わせては「たしかに独特のなめらかさがあるな」と満足そうです。友達がとっくに肩まで浸かっている横で、まだ湯ざわりを確認中。嬉野では入浴開始までの儀式が妙に長くなります。
- 分析書を見つけるとpHを探す
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脱衣所で温泉分析書を発見すると、浴槽より先に数値を確認。「泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉……そしてpHは……」と目線が高速移動します。友達に「早く入ろうよ」と呼ばれても、「待って、ここ大事だから」。嬉野の湯に入る前から、すでに調査は始まっています。
- 高温源泉の数字だけで興奮する
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代表的な源泉温度が85~95℃と知ると、「そんなに熱いの!?」と突然テンションが上がります。当然そのまま浴槽へ注がれているわけではないのに、「地下からこの温度で来るのか……」とニヤニヤ。友達には理解されなくても、源泉温度の数字だけで地中を想像できるのがマニアです。
- 湯口を見つけると静かに近づく
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浴槽に入って落ち着いたと思ったら、今度は湯口へじわじわ移動。「ここから来てるのか……」と湯の流れを眺め、温度や香り、透明感をそっと確認します。友達から「何か落とした?」と聞かれても、「いや、湯を見てる」。嬉野でもマニアの定位置は、やっぱり湯口付近です。
- オーバーフローを見ると追跡を始める
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浴槽の縁から湯が流れていると、つい視線で追いかけるマニア。「こっちへ流れて……ここから排水か」と誰にも頼まれていない現地調査を開始します。友達が「お湯なんだから流れるでしょ」と言っても、「流れ方を見るのが面白いんだよ」とドヤ顔。浴槽全体が観察対象です。
- 無色透明でも情報量は多いと言い張る
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友達が「普通の透明なお湯だね」と言った瞬間、マニアの解説スイッチが入ります。「いやいや、色だけじゃない。湯ざわり、香り、湯口、温度、流れ方……見るところいっぱいあるから!」。透明だからこそ個性を探したくなるのです。
- 湯どうふでも温泉の話をやめない
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ようやく浴場を出たと思ったら、今度は温泉湯どうふ。「見て! 豆腐の角がほどけて煮汁が白くなってる!」と鍋を観察し始めます。友達が「今度は普通に食べようよ」と訴えても、「だってこれも温泉だぞ?」。嬉野では浴場を出ても、マニアの温泉観察が終わりません。
- 嬉野茶を飲みながら茶葉まで観察する
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湯どうふの次は嬉野茶。急須から注がれたお茶を楽しむだけかと思えば、「玉緑茶って葉の形も面白いんだよな」と、今度は茶葉に興味津々です。友達から「温泉はどうした?」と聞かれても、「これも嬉野だから」。温泉旅行が、いつの間にか茶どころ探訪へ変わっています。
- 宿場町と聞いた瞬間に歴史モードへ入る
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川沿いをのんびり歩いていたはずが、「ここ、長崎街道の宿場町だったんだよな」と突然歴史の授業を開始。「温泉があって街道があって旅人が行き交って……」と嬉しそうに昔の景色を想像します。友達は「へぇ」とだけ返して景色を眺めていますが、マニアの頭の中では江戸時代の旅人が歩き始めています。
- 最終的にシュガーロードまで話が広がる
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「嬉野はさ、長崎街道の宿場町だったんだよな……」と知識を披露するマニア。友達が「そうなんだ……」と流そうとすると、「長崎から砂糖や西洋文化が運ばれて、別名“シュガーロード”とも呼ばれてるんだよ」と追撃。まわりからは”湯めぐりシュガーロード”とあだ名されてしまうのです。



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!
嬉野温泉の魅力まとめ
8世紀に編纂された『肥前国風土記』にも記され、江戸時代には長崎街道の宿場町として栄えた嬉野温泉。
代表的な源泉は85~95℃と高温で、弱アルカリ性のなめらかな湯ざわりでも知られています。
町を歩けば肥前吉田焼の器や嬉野茶に出会い、少し足を延ばせば茶畑や轟の滝の景色へ。
温泉だけでは終わらない、食と手仕事と自然がつながる嬉野の旅が待っています。
嬉野温泉を代表するのは、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。弱アルカリ性の透明な湯と、とろり、ぬめりと表現される独特の湯ざわりを楽しめます。
- 弱アルカリ性の透明な温泉
嬉野温泉配湯株式会社が案内する代表的な泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。pHは7.5~8.5の弱アルカリ性で、ナトリウムは試料1kgあたり400~500mgとされています。湯の見た目は透明で、公式にも「ぬめりのあるお湯」と紹介される、なめらかな感触が嬉野らしさのひとつです。pHだけを湯ざわりの原因とせず、泉質全体の個性として楽しみたい温泉です。 - 85~95℃に達する高温源泉
配湯会社が示す代表的な源泉温度は85~95℃。温泉地のイメージから想像する穏やかな浴槽とは対照的に、地下から得られる源泉そのものはかなりの高温です。ただし、これは嬉野温泉に存在するすべての源泉を一括した数値ではありません。施設によって利用する源泉や湯使いが異なるため、分析書を見比べながら湯めぐりするのも嬉野の面白さです。 - 施設ごとに異なる湯の楽しみ方
高温の源泉を利用する嬉野では、各施設がそれぞれの設備や方法で浴槽の温度を管理しています。加水や加温、循環の有無などの湯使いも一律ではなく、宿や浴場によって条件はさまざまです。そのため「嬉野温泉だから浴槽は何℃」「すべて同じ湯使い」と決めつけず、現地の掲示や温泉分析書を確かめながら入ると、より違いを楽しめます。 - 日帰りでも楽しめる嬉野の湯
嬉野温泉には宿泊施設だけでなく、公衆浴場や日帰り入浴を受け入れる旅館・ホテルもあります。温泉街を歩きながら一湯立ち寄ったり、宿ごとの浴場を目的に訪れたりと、旅程に合わせた湯めぐりがしやすいのも魅力。営業日や受付時間、日帰り利用の可否は変更されることがあるため、訪問前に各施設の最新情報を確認しておくと安心です。
嬉野川の周辺に宿や商店が集まる温泉街。古い温泉の記録と長崎街道の宿場町としての歴史が重なり、散策するだけでも嬉野らしい旅情を感じられます。
- 古くから知られてきた嬉野の湯
嬉野温泉は、8世紀に編纂された『肥前国風土記』にも湯の泉についての記述が残る、歴史の古い温泉地です。江戸時代には小倉と長崎を結ぶ長崎街道の「嬉野宿」として発展し、大名や長崎奉行の一行、旅人などが行き交いました。温泉と街道が同じ場所で長い時間を重ねてきたことが、現在の嬉野を形づくる大きな背景になっています。 - 嬉野川に寄り添う温泉街散策
温泉街では嬉野川を中心に多くの旅館やホテルが並び、川沿いには散策できる道もあります。九州オルレ嬉野コースにも「嬉野川遊歩道」が組み込まれており、轟の滝方面から川辺をたどって温泉街へ歩くこともできます。目的地を急いで巡るだけでなく、水辺の景色や橋、宿の灯りを眺めながら歩く時間そのものを旅に組み込みたくなる町です。 - 大正ロマン風のシーボルトの湯
温泉街の象徴のひとつが公衆浴場「シーボルトの湯」です。現在の建物は大正ロマンを感じさせるゴシック風の木造建築として紹介され、オレンジ色の屋根が川沿いの景観にアクセントを添えています。1826年にはシーボルトが嬉野を訪れた記録も残っており、温泉街の歴史と異国文化との接点を感じさせる存在です。 - 街歩き途中に楽しめる足湯
温泉街には「シーボルトのあし湯」「湯宿広場」「湯っつら広場」という無料の足湯スポットが案内されています。なかでも湯宿広場には足湯だけでなく、温泉の蒸気を利用する「足蒸し湯」も設けられています。浴衣で本格的に入浴する時間がなくても、散策途中に腰を下ろし、温泉地の日常に触れられるのが嬉しいところです。
嬉野の食を代表する「温泉湯どうふ」は、温泉水で豆腐を煮込む土地ならではの料理。煮汁が白く濁り、豆腐がとろりとほどけていく変化も楽しみのひとつです。
- 温泉水で変化する名物湯どうふ
嬉野温泉湯どうふは、温泉水で豆腐をことこと煮込むと、豆腐の成分が少しずつ溶け出し、煮汁が豆乳のような白色へ変化していくのが特徴です。佐賀県観光公式では、温泉水のアルカリ成分が豆腐のにがりに作用すると説明されています。単に「温泉地で食べる湯豆腐」ではなく、その土地の温泉水そのものが料理づくりに関わっているところが、嬉野ならではです。 - 嬉野産大豆を使った湯どうふ
嬉野では、地元産の大豆「ふくゆたか」を主に使った「嬉野温泉湯どうふ」も作られています。温泉水で煮込むことで豆腐の角がゆっくりほどけ、なめらかな食感へ変わっていくのが特徴。町内の豆腐店で製造されるほか、飲食店ごとに味付けやタレにも個性があります。同じ温泉湯どうふでも、店を変えて食べ比べてみる楽しみがあります。 - 旅館の食卓にも登場する嬉野名物
温泉湯どうふは専門店だけの料理ではなく、嬉野の旅館やホテルでも提供されています。特に朝食の一品として親しまれており、小鍋から立つ湯気とともに温泉地らしい朝を楽しめる名物です。昭和初期に嬉野を訪れた俳人・種田山頭火の『行乞記』にも、温泉湯豆腐や嬉野茶、周囲の茶畑についての記述が残されています。 - 温泉街に受け継がれる地酒文化
嬉野温泉街には、1868年(明治元年)創業の井手酒造があります。初代は嬉野茶の研究や海外輸出にも携わり、嬉野川の水を利用して酒造りを始めたと伝えられています。山頭火も嬉野滞在中に同蔵の酒を味わった記録を残しました。温泉湯どうふや嬉野茶に加えて地酒まで楽しめることも、この土地の食文化に奥行きを与えています。
嬉野を囲む山間部や斜面には茶畑が広がり、温泉と並ぶ地域の象徴となっています。丸みを帯びた玉緑茶や釜炒り茶など、土地に根付いたお茶の文化に触れられます。
- 丸みを帯びた蒸し製玉緑茶
うれしの茶を代表するのが、茶葉が勾玉のように丸みを帯びた「玉緑茶」です。蒸気で蒸して仕上げるものは蒸し製玉緑茶と呼ばれ、一般的な煎茶のように茶葉を針状へ整えないことが特徴。嬉野市は、その味わいを「さわやかな香りでコクのあるうまみ」と紹介しています。急須の中で丸まった茶葉がゆっくりほどけていく姿も、嬉野茶を楽しむ時間の一部です。 - 今も残る伝統の釜炒り茶
嬉野では蒸し製玉緑茶とともに、茶葉を熱した釜で炒って仕上げる「釜炒り茶」の文化も受け継がれています。嬉野市は香ばしさとさっぱりしたのど越しを特徴として紹介しており、佐賀県観光公式によると生産量はうれしの茶全体の約5%。同じ産地のお茶でも製法によって香りや味わいが変わり、飲み比べれば嬉野茶の奥深さに触れられます。 - 約350年を生きる大茶樹
嬉野の不動山地区には、国の天然記念物に指定された「大茶樹」があります。推定樹齢約350年、樹高約4.6mの大きな茶の木で、1648~1652年ごろ、嬉野茶の祖とされる吉村新兵衛が植えた一本と伝えられています。一杯のお茶として味わうだけでは見えてこない、嬉野と茶の長い歴史を目の前で感じられる場所です。 - 高台から眺める茶畑の景色
嬉野の山あいや斜面には、土地の起伏に沿うように茶畑が広がっています。海抜約345mの立岩展望台からは、嬉野温泉街だけでなく茶畑や周囲の山々、天候に恵まれれば有明海方面まで見渡せます。浴場の中だけでは分からない嬉野の地形を眺めながら、「この山あいで温泉とお茶の文化が育ってきたのか」と土地全体へ視線を広げられる場所です。
温泉街の外へ少し足を延ばせば、肥前吉田焼の窯元、茶畑、轟の滝など違った表情の嬉野へ。歩く旅から新幹線を使った旅まで、多彩な楽しみ方があります。
- 400年以上続く肥前吉田焼
嬉野市の吉田地区では、400年以上の歴史を持つ肥前吉田焼が受け継がれています。生活雑器を中心に発展し、嬉野茶の産地らしく茶器を手がける窯元も多い焼き物の里です。昭和の食卓を彩った水玉模様の急須や湯のみも代表的な意匠のひとつ。温泉とお茶を楽しんだあと、そのお茶を注ぐ器まで嬉野で探せるところに、この土地の文化のおもしろさがあります。 - 轟音から名付けられた轟の滝
温泉街の近くにある轟の滝は、高さ約11m、三段からなる滝です。流れ落ちる水音が雷のように轟くことから、その名が付いたとされています。滝壺は約2,500㎡あり、周囲には散策路や公園も整備。春には桜、夏には水辺の景色を求めて人が訪れます。湯の町を歩いたあと、滝の音を聞きながら自然の中を散策できるのも嬉野の魅力です。 - 12.5kmを歩く九州オルレ
じっくり土地を歩きたいなら「九州オルレ嬉野コース」もあります。距離は約12.5km、所要時間の目安は4~5時間。肥前吉田焼窯元会館から始まり、茶畑の広がる地域や轟の滝公園、嬉野川遊歩道を通って温泉街へ至ります。車なら一瞬で通り過ぎてしまう風景を、自分の足でつなぎながら「焼き物・茶・水・温泉」という嬉野の風土をまとめて楽しめるコースです。 - 新幹線で近くなった温泉街
2022年9月23日の西九州新幹線開業と同時に「嬉野温泉駅」が誕生し、鉄道で温泉地へ向かえるようになりました。駅から温泉街までは車で約5分です。西口の「うれしの まるく」には源泉を使った手湯・足湯設備も整備されています。なお、2026年2月14日付で機器点検による利用休止が告知され、今回の確認ではその後の再開告知を確認できなかったため、利用時は最新情報をご確認ください。



湯のなめらかさに触れ、白くほどける湯どうふを味わい、茶の香りにひたる。
次の休みは、嬉野温泉で「湯とお茶の豊かな時間」を味わう旅に出かけませんか?
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
嬉野温泉 – アクセスと基本情報
| 温泉地名 | 嬉野温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県嬉野市嬉野町 |
| 入浴施設 | 複数あり |
| 主な泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性・高温泉) ※温泉地には複数の源泉があるため、個別施設では分析値が異なる場合があります。代表的な泉質としての表記です。 pH:7.5~8.5(弱アルカリ性) 嬉野温泉配湯株式会社が案内する源泉の代表値。源泉温度は85~95℃、ナトリウム含有量は試料1kgあたり400~500mgとされています。 |
| お湯の特徴 | 無色透明を基本とする弱アルカリ性の湯で、とろり、ぬめりと表現されるなめらかな湯ざわりが嬉野温泉の大きな特徴です。 代表的な源泉は85~95℃と高温。施設によって使用する源泉や湯使いが異なるため、それぞれの浴場で違いを確かめる楽しみもあります。 |
| 香り | 嬉野温泉は、強い香りを前面に感じるタイプではありません。 個別源泉では無臭とされる分析例もあり、透明な湯の見た目や、なめらかな湯ざわりのほうが印象に残りやすい温泉です。 香りや感じ方は使用する源泉や浴槽の状態によって異なります。 |
| 雰囲気 | 嬉野川を中心に旅館やホテルが集まり、川沿いを歩いて楽しめる落ち着いた温泉街です。 周囲の山あいには嬉野茶の茶畑が広がり、少し足を延ばせば轟の滝や肥前吉田焼の里へ。 温泉・お茶・焼き物・自然が近い範囲につながっています。 |
| 楽しみ方 | まずは日帰り湯や宿の浴場で、嬉野らしいなめらかな湯ざわりを体験。 その後は温泉水で豆腐を煮る名物「温泉湯どうふ」と嬉野茶を味わい、川沿いをのんびり散策するのがおすすめです。 時間があれば轟の滝や茶畑、400年以上の歴史を持つ肥前吉田焼の窯元巡りへ。 歩くのが好きなら、茶畑・焼き物の里・轟の滝・温泉街を結ぶ約12.5kmの九州オルレ嬉野コースもあり、嬉野の魅力を一続きの風景として楽しめます。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
- 嬉野温泉の「重曹泉」
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嬉野温泉を代表する泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。古くから「重曹泉」の名でも紹介され、pH7.5~8.5の弱アルカリ性と、ぬめりを感じる独特の湯ざわりが知られています。
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嬉野温泉 季節ごとの魅力まとめ
山あいに広がる嬉野温泉は、季節が巡るたびに旅の楽しみ方も少しずつ変わります。
春は桜と新茶、夏は滝や夜祭り、秋は茶畑を歩きながら焼き物の里へ。
冬になると温泉街にはやわらかな灯りがともり、湯どうふの湯気が嬉野らしい風景をつくります。
一年を通して湯とお茶、自然、手仕事の文化を組み合わせて楽しめる温泉地です。
山里を桜が彩り、4~5月にはうれしの茶の一番茶摘採が始まります。肥前吉田焼の陶器まつりなども重なり、温泉・お茶・焼き物をまとめて巡りたくなる季節です。
- 春景色を巡ったあとの嬉野の湯
桜や茶畑を巡る春のドライブや散策と、嬉野温泉の湯めぐりを組み合わせるのもこの季節の楽しみ方です。代表的な源泉は85~95℃と高温で、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉のなめらかな湯ざわりが特徴。花を眺めて歩いた一日の最後を、温泉街の浴場でゆっくり過ごせます。 - 茶畑に立つ納戸料の百年桜
吉田地区の「納戸料の百年桜」は、推定樹齢100年以上とされる山桜です。丘の上に立つ一本桜と周囲の山里が、春らしい景観をつくります。嬉野市では桜を市花、茶を市木に定めており、桜と茶の風景はこの土地らしさを象徴する組み合わせ。例年春には地域によるライトアップが行われることもあります。 - 一番茶が始まるうれしの茶の季節
嬉野では4~5月に一番茶の摘採時期を迎えます。冬から春にかけて手入れされてきた茶畑に新芽が揃い、茶どころが一年の大きな節目を迎える季節です。時期によっては新茶の販売や茶にまつわる催しも行われるため、温泉旅行のお土産にその年の新茶を探してみるのも楽しみです。 - 陶器と地酒をめぐる春の嬉野
肥前吉田焼の里では、例年春に「おやまさん陶器まつり」が開かれ、窯元の器やうれしの茶などが並びます。さらに3月頃には嬉野温泉酒蔵まつりも行われ、地域の酒蔵を巡る機会も。温泉だけでなく、焼き物、お茶、地酒という嬉野のものづくり文化まで旅程に加えられる季節です。
初夏にはホタル、盛夏には轟の滝や夜市、そして温泉街の夏まつりへ。昼は水辺の景色、夕方からは祭りや湯めぐりと、時間帯を変えながら楽しめる季節です。
- 夕涼みと組み合わせる夏の湯めぐり
夏の嬉野では、日中に轟の滝や茶畑を巡り、夕方から温泉街で湯めぐりを楽しむ組み合わせも似合います。浴槽の温度や湯使いは施設によって異なりますが、とろり、ぬめりと表現される嬉野らしい湯ざわりは季節を問わず楽しめます。夜市や花火の日なら、入浴と夜の街歩きをひと続きの旅程にできます。 - 初夏の夜を彩るホタル観賞
例年6月上旬頃には、嬉野温泉の宿泊者向けにホタル観賞スポットへ向かう「ホタルバス」が企画されています。山あいの水辺で小さな光を探す時間は、昼間の温泉街とはまったく違う初夏の楽しみ。ホタルは自然の生き物なので、その日の天候や環境によって見え方が変わることも含めて楽しみたい催しです。 - 轟の滝で出会う夏の水辺風景
高さ約11m、三段からなる轟の滝は、夏になると自然の涼を求めて多くの人が訪れる場所です。周囲には散策路や公園が整備され、滝の水音や木陰、広い滝つぼを眺めながら散歩できます。温泉街から少し場所を移すだけで、宿や商店が並ぶ町とは違った、水と緑を主役にした嬉野の風景に出会えます。 - 夜市と二尺玉が彩る温泉街の夏
例年7月下旬から8月上旬には土曜夜市、8月には嬉野温泉夏まつりが開催されています。夏まつりでは約2,500発の花火に加えて二尺玉が2発打ち上げられるのが大きな特徴。昼間は温泉や滝を巡り、日が傾いてから商店街や祭りへ出かければ、夏ならではの賑やかな嬉野を楽しめます。
暑さが落ち着く秋は、茶畑や山あいを歩く旅と相性のよい季節。温泉街では秋まつり、肥前吉田焼の里では辰まつりも行われ、嬉野の食と手仕事に触れる機会が増えていきます。
- 歩く旅の終点で楽しむ嬉野温泉
九州オルレ嬉野コースは、肥前吉田焼の里から茶畑、轟の滝、嬉野川遊歩道を抜け、温泉街へ至る約12.5kmのルートです。フィニッシュ地点にはシーボルトのあし湯もあり、土地を歩いた先に温泉が待っているのが嬉野らしいところ。秋の景色を眺めながら、焼き物・茶畑・水辺・温泉を一本の道でつなげられます。 - 茶畑の曲線を眺めながら歩く秋
嬉野コースの途中には広大な茶畑があり、斜面に沿って整えられた茶の畝が独特の景観をつくります。秋には9~10月に秋肥や茶園の管理作業が行われ、その後は翌年の新茶に向けた整枝へ。春の新芽とは異なる、整然とした茶畑の姿を眺めながら歩くことで、一年を通じて続くお茶づくりの営みにも目を向けられます。 - 湯どうふも登場する温泉街の秋まつり
例年秋には「うれしの温泉秋まつり」が開催され、温泉街の商店街周辺が賑わいます。近年は名物の湯どうふを取り上げた催し、豊玉姫神社の奉納舞台、秋マルシェなどが行われています。入浴や街歩きだけでなく、嬉野の日常に根付く食や地域文化を一緒にのぞけるのが、この季節ならではの魅力です。 - 肥前吉田焼の辰まつりで器探し
肥前吉田焼の里では例年11月頃、水の神様に感謝する「辰まつり」が開かれます。会場には陶器やうれしの茶など土地の品々が並び、窯元の器を見比べながら買い物を楽しめます。また塩田地区には、かつて志田焼を生産した工場を保存した「志田焼の里博物館」もあり、焼き物の歴史や製造工程を知ることができます。
冷たい空気の季節になると、浴場に立つ湯気や温かい湯どうふがいっそう印象的になります。冬の温泉街では灯籠を使った催しも行われ、昼とは違う夜の散策が楽しみになります。
- 湯気まで風景になる冬の嬉野温泉
嬉野温泉を代表する源泉は85~95℃という高温。もちろん実際の浴槽では施設ごとに温度が管理されていますが、冷たい空気の季節には湯面から立つ湯気も温泉旅行らしい景色のひとつになります。透明な湯と、なめらかさを感じやすい湯ざわりをゆっくり楽しみながら、冬ならではの静かな温泉時間を過ごせます。 - 温泉街を照らすあったかまつり
例年冬には「うれしのあったかまつり」が開催されます。商店街には大型の「百灯華灯籠」、豊玉姫神社には和紙の小灯籠による「百彩灯り」、湯宿広場には竹や草花を使った「華灯り」などが登場。明るい昼間とは表情を変えた温泉街を、灯りをたどりながらゆっくり歩けます。 - 湯気まで味わいたい冬の温泉湯どうふ
寒い季節には、土鍋から湯気を上げる嬉野名物「温泉湯どうふ」もよく似合います。温泉水で煮込むことで豆腐が少しずつほどけ、煮汁も白く変化していく独特の料理です。店や宿によってタレや食べ方にも違いがあり、冬の温泉街を歩きながら、入浴だけではない「温泉水を味わう文化」に触れられます。 - 春を待ちながら手入れされる冬の茶畑
一見静かに見える冬の茶畑でも、次の新茶へ向けた作業は続いています。嬉野市によると2~3月には新芽に向けた「春肥」、3~4月には晩霜対策が行われ、その先に4~5月の一番茶摘採が待っています。規則正しく並ぶ冬の茶畑を眺めれば、春の新茶が突然生まれるのではなく、一年を通した手入れの先にあることが見えてきます。
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
- 源泉について – 嬉野温泉配湯株式会社
- 嬉野市|観光情報
- 【公式】佐賀県観光サイト あそぼーさが
- 各施設の公式サイト









