昔ながらの湯宿が点在し、宿ごとに個性の異なる源泉と出会える東鳴子温泉。
「重曹泉の郷」と呼ばれるこの地には、黒湯で知られる源泉から澄んだ湯まで、多彩なお湯が息づいています。
木を思わせる香りや独特のアブラ臭、ほのかな硫黄の気配など、香りにもそれぞれの表情があります。
飾らない湯治場を歩きながら、一湯ずつ違いを確かめる時間こそ東鳴子ならではの楽しみです。
- 泉質と源泉ごとの違い
重曹泉を中心に、色や香りが異なるお湯の特徴を紹介 - 湯治場らしい街の雰囲気
昔ながらの自炊湯治や小さな温泉街の魅力を案内 - 日帰り入浴と湯めぐり情報
立ち寄り湯や複数の源泉を楽しむ方法をまとめて紹介 - 観光スポットと名物グルメ
鳴子峡や潟沼、栗だんごなど周辺の見どころを紹介 - 春夏秋冬の楽しみ方
新緑、紅葉、雪景色など季節ごとの過ごし方を紹介
東鳴子温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる
ゆめにゃん猫は入れないからフィクションにゃ…


温泉マニアあるある! – 東鳴子温泉の魅力編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 湯の色を見ただけで宿を当てようとする
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東鳴子では、透明感のある湯から茶褐色、黒っぽく見える湯まで、源泉によって表情はさまざま。マニアは浴槽を見るなり「この色は……もしや!」と勝手に源泉当てクイズを始めます。友達が「普通に宿の名前書いてあるけど」と教えても、「先に答えを見るのは反則だろ!」と謎のルールを主張します。
- 「重曹泉の郷」で急に目が輝く
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「東鳴子は“重曹泉の郷”なんだよ」と聞いた瞬間、マニアの目つきが変わります。「つまり炭酸水素塩泉系を巡れるわけだな」と分析書へ一直線。友達が「温泉入りに来たんだよね?」と聞いても、「もちろん。だからまず予習だ」と真顔です。入浴前からすでに湯めぐりが始まっています。
- 同じ温泉街なのに違いすぎて喜ぶ
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一軒目と二軒目で湯の色も香りも湯ざわりも違うと、普通なら「ずいぶん違うね」で終わるところ。マニアは「これだよ!これが東鳴子なんだよ!」と急に元気になります。ひとつのイメージでは括れない源泉の多彩さこそ大好物。「同じ温泉地なのに別物」という状況ほどテンションが上がります。
- 黒湯を見ると浴槽の縁から動かない
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黒湯に出会うと、まず入る……とは限りません。湯口を確認し、浴槽の縁を眺め、光の当たり方を変えて色を確認。「黒というより濃い茶褐色かな……」などと一人で実況を始めます。友達が先に入浴を終えても、まだ観察中。「そろそろ入ったら?」と言われて、ようやく本来の目的を思い出します。
- 香りの説明がどんどん怪しくなる
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湯口に近づき、「少し木のような……いや、油っぽさも……」と香りを確認。源泉ごとの違いを楽しんでいるうちに、「古い木造旅館の床下に石油ストーブを置いたような……」などと比喩が暴走します。友達から「もう何の匂いかわからん」と言われても本人は満足そう。香りを言葉にすること自体が楽しいのです。
- 分析書の前だけ滞在時間がおかしい
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脱衣所に温泉分析書を発見すると、マニアだけ時間の流れが止まります。「pHは……泉温は……成分総計は……」と読み始め、浴室へ向かう気配がありません。友達が「先に入ってるぞ」と消えても、「ちょっと待って、炭酸水素イオンだけ見せて!」。温泉へ来たのに、最初に長湯する場所が分析書の前です。
- オーバーフローを見つけると追跡する
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浴槽からお湯が静かにあふれていると、マニアは床を流れる湯の行方まで目で追います。「おお……こっちへ流れるのか」と妙に嬉しそう。友達が「排水口に行くだけだろ」と言っても、「そこじゃない。流れ方を見るんだよ」とドヤ顔。湯船より床を見ている時間が長くなる瞬間があります。
- 自炊湯治の設備を見ると住む気になる
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共同炊事場や長期滞在を思わせる設備を見ると、「いいなぁ、ここで何日か暮らせるな」と急に生活目線になります。友達が「旅行じゃなかったの?」と聞けば、「湯治は滞在そのものを楽しむんだよ」と即答。冷蔵庫、鍋、炊事場を確認し始めたあたりで、もはや宿泊客ではなく入居希望者です。
- 鳴子御殿湯駅の名前だけで歴史講座が始まる
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駅名に「御殿湯」とあるだけで素通りできません。「これにはちゃんと由来があってね」と、仙台藩や伊達家と東鳴子の歴史を語り始めます。友達はまだ改札を出たばかりなのに、マニアの頭の中ではすでに江戸時代。「駅から近くて便利だね」という話だったはずが、いつの間にか歴史散歩へ変わっています。
- 「湯めぐりお殿さま」と呼ばれます
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「東鳴子には仙台藩主伊達家の御殿湯があったんだよ」と教えてあげただけなのに、その後も御殿湯の由来を嬉しそうに語り続けるマニア。友達から「はいはい、詳しいねぇ殿様」と雑にあしらわれても、「いや、これは東鳴子を知るうえで重要な歴史なんだって!」とまだ説明しています。気づけばまわりからは“湯めぐりお殿さま”と呼ばれます。



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!
東鳴子温泉の魅力まとめ
仙台藩や岩出山城主の御湯として御殿湯が置かれ、今も湯治場の面影を残す東鳴子温泉。
温泉街には小さな湯宿が集まり、重曹泉を中心に源泉ごとの色や香り、泉質の違いを楽しめます。
玄関口となる鳴子御殿湯駅から歩けば、華やかな歓楽街とは異なる、素朴で穏やかな温泉地の風景。
湯そのものと向き合いながら、土地の歴史や暮らしにも触れる旅がここから始まります。
「重曹泉の郷」として知られる東鳴子温泉。重曹泉を中心に複数の泉質があり、同じ温泉地でありながら、色や香り、湯ざわりまで源泉ごとに違った表情を見せてくれます。
- 黒湯から透明湯まで広がる色彩
東鳴子には、名物として知られる黒湯をはじめ、茶褐色や淡い色合い、透明感のある湯など、見た目の異なる源泉があります。浴槽に差し込む光や湯の深さによって色の印象が変わることもあり、湯そのものを眺めることが楽しみのひとつ。宿を巡れば、同じ地域とは思えないほど多彩な湯景色に出会えます。 - 源泉ごとに異なる湯ざわり
東鳴子のお湯は、ひとことで「とろみのある湯」と括ることはできません。なめらかに感じられる湯もあれば、比較的さらりとした印象の湯もあり、その違いも源泉の個性です。手のひらですくったときの感触や、湯が指先を流れていく様子など、数値だけでは分からない湯ざわりを比べながら巡る面白さがあります。 - 香りまで違う源泉の個性
源泉によっては機械油や鉱物油を思わせる独特のアブラ臭を感じるものや、木や植物を連想させる香り、硫黄の気配を伴う湯もあります。ただし、これらは東鳴子すべての湯に共通する特徴ではありません。浴室の扉を開けた瞬間から始まる「香りの違い」も、源泉を巡る楽しみのひとつです。 - 一軒で楽しめる複数の源泉
東鳴子では、一つの宿で複数の源泉を利用している例もあります。高友旅館では4種類、いさぜん旅館や初音旅館では3種類の源泉が案内されており、同じ建物の中でも異なる湯との出会いがあります。湯船を移るたびに色や香り、泉質が変わり、宿そのものが小さな湯めぐりの舞台になります。
東鳴子は、豪華な大型旅館が並ぶ温泉地とは少し違います。小規模な湯宿や湯治向けの滞在文化が今も残り、温泉を中心にゆっくりと時間を組み立てられるのが魅力です。
- 自炊湯治に触れる滞在
東鳴子には、現在も湯治や長期滞在を受け入れる宿があります。食事付きの旅館泊だけではなく、宿によっては自炊や素泊まりという選択肢もあり、必要なものを自分で整えながら滞在する昔ながらの旅の形に触れられます。観光地を次々と巡る旅とは違い、宿と湯を中心に一日を過ごす時間が似合う土地です。 - 静かな時間が似合う湯宿
東鳴子には、こぢんまりとした湯宿が多く集まっています。派手な歓楽街を歩くというより、宿の廊下を歩き、湯口の音を聞き、部屋へ戻ってひと休みする。そんな素朴な時間の積み重ねが、この温泉地の雰囲気によく似合います。予定を詰め込みすぎず、「何もしない時間」まで旅程に加えたくなる温泉地です。 - 自分のペースで過ごす一日
素泊まりや自炊に対応した宿を選べば、朝にひと湯、昼には温泉街を散歩し、夕方にもう一度湯へ向かうなど、自分のペースで滞在を組み立てられます。一泊の旅行はもちろん、連泊して少しずつ宿や源泉を巡るのも東鳴子らしい過ごし方。温泉を「立ち寄る場所」ではなく、旅の中心に据えられる土地です。 - 日帰り湯めぐりも楽しめる
東鳴子には日帰り入浴を受け入れている旅館も複数あります。勘七湯、いさぜん旅館、高友旅館、馬場温泉など、宿ごとに異なる源泉を巡れるのが魅力です。一方で、日帰り入浴の時間や受付状況は宿泊客や施設の都合で変更される場合があります。訪問前に最新情報を確認しながら湯めぐりを組み立てるのがおすすめです。
東鳴子温泉には、仙台藩や岩出山城主の御湯として「御殿湯」が置かれた歴史があります。その名は現在の鳴子御殿湯駅にも受け継がれ、鉄道で訪れる旅そのものに物語を添えています。
- 鳴子御殿湯駅から始まる旅
JR陸羽東線の鳴子御殿湯駅は、東鳴子温泉の中心に位置する玄関口です。1952年に「東鳴子駅」として開業し、1997年に現在の駅名へ改称されました。2004年には駅舎も更新されています。列車を降りればすぐ温泉地という距離感も魅力で、ローカル線の旅と湯めぐりを自然に組み合わせられます。 - 伊達家につながる御殿湯の歴史
御殿湯は、仙台藩および岩出山城主の御湯として設けられたと伝えられています。現在も「鳴子御殿湯」という駅名が残り、この土地と藩主との関わりを今に伝えています。華やかな城下町ではない静かな湯治場に、大名家ゆかりの歴史が重なっているところも、東鳴子を歩く面白さのひとつです。 - 小さな発見を拾う温泉街散歩
東鳴子の魅力は、有名観光施設を次々と巡ることだけではありません。温泉街の地図を片手に、昔ながらの宿や商店、路地を眺めながら歩けば、湯治場の日常に近い風景が見えてきます。目的地まで一直線に歩くのではなく、少し寄り道しながら街の空気そのものを味わう散策がよく似合います。 - 鳴子温泉郷を巡る拠点にも
東鳴子温泉は、鳴子温泉郷を構成する温泉地のひとつ。JR陸羽東線を利用すれば、鳴子温泉や川渡温泉などと組み合わせた旅も考えやすくなります。東鳴子の静かな湯宿を拠点にして周辺の湯を巡れば、同じ鳴子温泉郷の中でも泉質や街並みが大きく異なることに気づかされます。
湯めぐりの合間には、鳴子名物や大崎地方ならではの食も楽しみたいところ。栗だんごや地域の特産品を使った料理、東鳴子限定の地酒など、土地の個性を感じる味が旅に彩りを添えます。
- 鳴子名物の栗だんご
鳴子を代表する甘味のひとつが栗だんご。栗を包んだやわらかな餅に、とろりとした甘辛い餡を合わせた素朴なお菓子です。東鳴子では「おみやげの店 なるみ」が名物として販売し、店内でも味わえます。温泉街を歩いた途中でひと休みしながら楽しむにも、お土産として鳴子の味を持ち帰るにも似合う一品です。 - 大崎発の凍みっぱなし丼
大崎地域の特産品「凍みっぱなし」は、凍み豆腐を乾燥させず、凍らせた状態で熟成させた食品です。これをカツに見立て、丼料理へ仕立てた「凍みっぱなし丼」は2011年に誕生したご当地グルメ。昔ながらの郷土料理そのものではなく、地域の食材を生かして生まれた新しい大崎の味として楽しめます。 - 東鳴子限定の地酒「天音」
東鳴子では、地域限定の地酒「天音」も販売されています。特徴的なのは、貯蔵中に「お酒の子守唄」と呼ばれる音楽を聴かせながら熟成させるというユニークな試み。湯治場の静かな夜に地元ならではの一本を味わうなど、温泉とはまた違った角度から東鳴子の個性に触れられます。 - 自家源泉で作る温泉たまご
東鳴子では、自家源泉を使って温泉たまごを作る宿もあります。観光協会では阿部旅館の「温たま」が紹介されており、温泉地ならではの食の一例です。「温泉たまごが街中どこでも作られている」というわけではありませんが、源泉を入浴以外にも生かす土地の楽しみとして、湯めぐりの途中で出会えたら試したい一品です。
東鳴子を拠点に少し足を延ばせば、鳴子峡や潟沼といった自然景観、鳴子こけしや鳴子漆器などの伝統工芸にも出会えます。湯だけで終わらない奥行きのある旅を楽しめる地域です。
- 深さ100メートルに及ぶ鳴子峡
大谷川によって刻まれた鳴子峡は、深さ約100メートルに及ぶ大峡谷。春から夏は新緑、秋には赤や黄色の紅葉が谷を彩り、季節ごとに大きく表情を変えます。遊歩道から谷へ降りていく楽しみもありますが、開放区間や時間は季節・気象条件によって変わるため、訪問時には最新の案内を確認しておきたいところです。 - 音まで楽しい鳴子こけし
鳴子は伝統こけしの代表的な産地のひとつ。鳴子系こけしには首を回すと音が鳴るものがあり、素朴な表情とともに独特の魅力を持っています。日本こけし館では東北各地のこけしを見られるほか、工人による製作実演や絵付け体験も用意されています。職人の手仕事を身近に感じられる、鳴子らしい文化体験です。 - 湖面の色が変わる潟沼
火山活動によって生まれた潟沼は、国内有数の強酸性カルデラ湖として知られています。天候や光の加減によって湖面がエメラルドグリーンなどさまざまな色合いを見せ、温泉地周辺とはまた違った景色に出会えます。遊歩道やボートもあり、山々に囲まれた湖畔を散策する場所としても魅力的です。冬期は閉鎖されます。 - 暮らしに根づく鳴子漆器
こけしと並んで鳴子を代表する伝統工芸が鳴子漆器です。木目を生かした風合いや、しっとりとした漆の表情が特徴で、お椀や箸、お盆など日常で使える品も多く作られています。鑑賞するだけの工芸品ではなく、暮らしの道具として受け継がれてきたところも魅力。旅の記憶を日常へ持ち帰れる土産としても似合います。



色の違う湯を巡り、湯治場の路地を歩き、栗だんごを頬張る。
次の休みは、東鳴子温泉で「飾らない湯治の時間」に出会う旅へ出かけませんか?
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
東鳴子温泉 – アクセスと基本情報
| 温泉地名 | 東鳴子温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県大崎市鳴子温泉 |
| 入浴施設 | 複数あり |
| 主な泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩泉を中心とする炭酸水素塩泉系(旧泉質名:純重曹泉、含食塩-重曹泉など)。 源泉によって硫黄成分や硫酸塩成分などを含むものもあり、温泉地内でも泉質に違いがあります。 pH:おおむね6.4~8.2程度 中性の源泉が多く、一部に弱アルカリ性の源泉もあります。 例として高友旅館6.4~6.8、旅館大沼7.0・7.4、いさぜん旅館7.4~8.2などが掲載されています。 |
| お湯の特徴 | 「重曹泉の郷」と呼ばれる東鳴子では、炭酸水素塩泉系を中心に源泉ごとの違いが際立ちます。 黒湯で知られる源泉から透明な湯まで色合いもさまざま。 宿によって複数の源泉を利用しており、湯ざわりや見た目を比べながら巡れるのが魅力です。 |
| 香り | 香りも一様ではなく、源泉によって木や植物を思わせる香り、独特のアブラ臭、ほのかな硫黄の気配など、それぞれ異なる個性があります。 たとえば旅館大沼の自家源泉では木を思わせる独特の香りが紹介されており、香りを比べるのも湯めぐりの楽しみです。 |
| 雰囲気 | 昔ながらの湯宿が点在し、自炊湯治を受け入れる宿も残る素朴な温泉地です。 華やかな歓楽街というより、静かな街を歩きながら宿ごとの湯を巡るのが似合う場所。 仙台藩ゆかりの御殿湯の歴史も重なり、昔ながらの湯治場らしい風情を感じられます。 |
| 楽しみ方 | まずは日帰り入浴や宿泊で、色・香り・泉質の異なる源泉をじっくり湯めぐり。 合間には鳴子名物の栗だんごなど土地の味を楽しみ、鳴子峡や潟沼へ足を延ばすのもおすすめです。 鳴子こけしや漆器などの伝統工芸も組み合わせれば、「湯・食・自然・文化」を一度に巡る東鳴子らしい旅になります。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
- 重曹泉の郷・東鳴子温泉
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鳴子温泉を語るうえで外せないのが「重曹泉」。現在の泉質分類では炭酸水素塩泉系にあたり、純重曹泉や含食塩-重曹泉など源泉によって組成もさまざまです。複数の湯を比較できることが、この温泉地の大きな個性です。
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東鳴子温泉には、黒湯の名で知られる特徴的な源泉があります。代表格の高友旅館では4種類の源泉と7つの湯壺が案内され、黒湯以外にも異なる泉質を楽しめます。「東鳴子=すべて黒湯」ではない点も、知っておきたいポイントです。
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東鳴子温泉では現在も、勘七湯、いさぜん旅館、高友旅館、馬場温泉など複数の宿が自炊湯治に対応しています。観光名所を駆け足で巡るのではなく、温泉を中心に数日を過ごす昔ながらの滞在文化が残っていることも大きな特徴です。
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鳴子地域を代表する名物のひとつが「栗だんご」。東鳴子温泉では「おみやげの店 なるみ」で販売され、カフェも併設されています。個性的な源泉を巡るだけでなく、温泉街で土地の甘味を楽しむひと休みも旅程に組み込みたいところです。
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東鳴子温泉 季節ごとの魅力まとめ
山あいに抱かれた東鳴子温泉では、季節の移ろいとともに旅の景色も静かに変わっていきます。
花と新緑が戻る春、深い緑と水辺を巡る夏、峡谷が鮮やかに染まる秋、雪に包まれる冬。
宿ごとに異なる源泉と昔ながらの湯治場の風情を軸に、季節ごとの鳴子の自然や文化を組み合わせて楽しめます。
長い冬を越え、残雪の山々と桜、菜の花、新緑が少しずつ鳴子の風景に戻ってくる季節。温泉街を歩くだけでなく、鳴子ダムや潟沼など周辺へ足を延ばしながら、春ならではの山里の色彩を楽しめます。
- 残雪と花が重なる川渡の春
川渡地区では、白い残雪をいただく山並みを背景に、江合川周辺の菜の花や桜が春らしい色彩を添えます。黄色、淡い桃色、遠くの白い山肌が重なる風景は、冬の長い鳴子温泉郷に春が戻ってきたことを感じさせるもの。花を眺めた後は東鳴子へ戻り、宿ごとに異なる源泉を巡るのも、この季節らしい一日の過ごし方です。 - 春を告げる鳴子ダムの放流
鳴子ダムでは春に「すだれ放流」が行われ、堤体上部から流れ落ちる水が巨大なすだれのような景観をつくります。2025年、2026年はいずれも4月下旬に実施されており、雪解けの季節を象徴する鳴子の風物詩のひとつです。周囲の山々も若葉へと移り変わり、水と新緑が織りなす力強い春景色を楽しめます。実施日は年ごとの確認が必要です。 - 湖とこけし文化が動き出す春
冬季閉鎖を終えた潟沼では、周囲約1.3キロの湖畔散策などを楽しめる季節が始まります。天候や光によって印象を変える湖面と、芽吹き始めた山の風景との組み合わせも春ならでは。日本こけし館も4月から通常の開館期間に入り、展示や製作実演を通して鳴子こけしの文化に触れられます。自然と手仕事の双方を訪ねる春の散策もよく似合います。 - 小さな温泉街をのんびり歩く
穏やかな日が増える春は、鳴子御殿湯駅を中心とした東鳴子の街を歩くのにも向いています。古くから湯治場として栄えた一帯には、現在も自炊湯治に対応する宿や個性の異なる源泉が点在しています。湯宿の暖簾を訪ねながら、おみやげの店「なるみ」で栗だんごを買い、部屋でひと休み。大きな観光地を駆け回るのとは違う、東鳴子らしい春時間です。
山々が濃い緑に覆われる夏は、鳴子峡の森歩きや潟沼の水辺、鬼首の高原へと行動範囲を広げたい季節。自然の中で過ごした後は東鳴子へ戻り、色や香り、湯ざわりの異なる源泉をじっくり巡る楽しみがあります。
- 深緑に包まれる鳴子峡の道
紅葉の印象が強い鳴子峡ですが、大崎市は春から夏にかけての緑も見どころとして紹介しています。鳴子峡大深沢遊歩道は一周約2.2キロで、夏には清流を眺めながら歩ける散策路。木々の葉が重なる森の中を進めば、秋とはまったく異なる緑一色の峡谷に出会えます。遊歩道は天候などで閉鎖される場合があるため、訪問前の確認がおすすめです。 - 鬼首高原で楽しむ夏の外遊び
鬼首エリアでは、グリーンシーズンになるとパターゴルフやフィッシング、ファミリーカートなどの遊びが楽しめます。テレキャビンからは禿岳や鬼首地区の山並みを望み、夏季には山頂駅周辺で「かぶとむしの森」が開かれることも。吹上高原方面まで足を延ばせば、温泉旅行に高原のアウトドアを組み合わせることもできます。営業日や施設内容は事前確認が安心です。 - 色を変える潟沼の水辺時間
潟沼は日によって湖面の色が変化すると紹介されるカルデラ湖で、周囲には約1.3キロの遊歩道があります。緑の山に囲まれた夏は湖畔を歩くだけでなく、貸しボートやSUPなど水上から景色を眺める楽しみ方もあります。光や天候によって異なる表情を見せる水面を眺めながら、山の温泉地にありながら水辺の時間まで楽しめるのが鳴子周辺の面白さです。 - 源泉の違いを楽しむ夏の湯巡り
東鳴子には純重曹泉や含食塩-重曹泉、硫黄成分を含む源泉などがあり、宿によって湯の色や香りもさまざまです。黒湯で知られる高友旅館がある一方、透明な源泉を使う宿もあり、「東鳴子の湯」を一色では語れないこと自体が魅力。夏は周辺を歩いた後、時間をかけて宿を巡り、それぞれのお湯の表情を比べる旅も似合います。夜には東鳴子限定の地酒「天音」を楽しむ選択肢もあります。
山々が赤や黄色へと移り変わり、鳴子峡が年間でも特に華やかな表情を見せる季節。こけしの文化や米どころ大崎の実りにも触れながら、秋色の風景と東鳴子の湯治場を行き来する旅を楽しめます。
- 鳴子峡を染める錦秋の風景
鳴子峡では例年10月中旬から11月中旬頃に紅葉が進み、深さ100メートルに及ぶ峡谷が赤や黄色に彩られます。岩壁と広葉樹、深い緑を残す木々が幾重にも重なり、見晴台や散策路から立体的な秋景色を眺められるのが魅力です。紅葉期は周辺道路や駐車場が混み合いやすいため、時間に余裕を持ち、東鳴子での湯巡りと組み合わせてゆっくり巡りたい季節です。 - 紅葉と湖面が重なる潟沼の秋
鳴子峡とは少し趣を変え、潟沼では湖を取り囲む木々が色づいていきます。天候や光によって印象を変える湖面に赤や黄色の山々が重なり、水辺ならではの静かな秋景色を楽しめます。周囲約1.3キロの遊歩道を歩きながら湖を一周すれば、見る方向によって変わる色彩も魅力。冬季閉鎖を迎える前に訪れておきたい、鳴子温泉郷のもうひとつの紅葉スポットです。 - こけしと漆器に触れる文化の秋
秋の鳴子では全国こけし祭りが行われ、全国各地の伝統こけしや工人の技に触れる機会があります。2026年は9月に開催され、会場も東鳴子温泉の鳴子公民館となりました。鳴子漆器もこの土地に受け継がれてきた伝統工芸のひとつ。紅葉だけでなく、木を削り、描き、漆を重ねてきた山里の手仕事を訪ねることで、温泉地の文化にもう一歩深く触れられます。 - 米どころ大崎の実りを味わう
秋は世界農業遺産「大崎耕土」が実りを迎え、新米が出回る季節です。大崎市はササニシキやひとめぼれの発祥地で、「ささ結」など地域ならではの米も生産されています。自炊湯治に対応する宿を選び、土地の食材を用意して自分で食事を整えるのも東鳴子らしい滞在方法。食後は宿ごとに異なる重曹泉を巡り、秋の夜を静かに過ごすのもよいでしょう。
雪に包まれる冬は、遠くへ観光に出かけるより、温泉街そのものをゆっくり味わいたくなる季節。自炊湯治の文化が残る宿を拠点に、雪景色と個性の異なる源泉を行き来する、東鳴子らしい滞在を楽しめます。
- 雪に包まれる小さな湯治の町
冬の東鳴子では、鳴子御殿湯駅や湯宿が並ぶ小さな街に雪が重なり、ほかの季節とは違った静かな表情を見せます。観光協会も冬季には路面凍結や積雪への注意を呼びかけており、車なら冬装備は欠かせません。そのぶん、外を歩き回る予定を詰め込まず、宿と温泉街を中心に過ごす旅がよく似合います。雪の白さと昔ながらの湯治宿がつくる風景も冬ならではです。 - 冬こそ向き合う源泉それぞれの個性
東鳴子では、黒湯として知られる源泉、赤褐色を帯びる湯、透明な重曹泉など、宿や源泉によって見た目も香りも異なります。ひとつのお湯を東鳴子全体の特徴と決めつけず、宿を移るたびに違いを確かめていくのがこの温泉地の面白さ。雪の日は遠出を控え、色、香り、湯ざわり、湯口の様子など、お湯そのものをじっくり眺めながら巡る一日も贅沢です。 - 自炊湯治で楽しむ冬のこもり旅
東鳴子では現在も旅館大沼、勘七湯、いさぜん旅館、高友旅館、馬場温泉、赤這温泉阿部旅館など、自炊湯治を受け入れる宿があります。食材を用意して炊事場で食事を整え、部屋でのんびり過ごして、また湯へ向かう。そんな昔ながらの滞在方法が今も選べることは、東鳴子の大きな個性です。土地の栗だんごや限定地酒「天音」を加えれば、町の味も一緒に楽しめます。 - 雪遊びと温泉を組み合わせる冬
外で遊びたい日は、鳴子温泉街近くの上野々スキー場や、鬼首のオニコウベスキー場へ足を延ばす選択肢があります。上野々は営業日が限られるシーズンがあり、オニコウベも積雪や営業状況の確認が必要ですが、温泉と雪遊びを同じ旅に組み込めるのは山あいの鳴子ならでは。なお、日本こけし館は1月1日から3月31日まで冬季休館のため、冬の観光計画では注意が必要です。
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。









