老神温泉の魅力|多彩な源泉で湯めぐりと宿選びを楽しむ(群馬県沼田市)

湯め活びより老神温泉魅力編アイキャッチ画像

赤城山の神が湯を湧き出させたという伝説が、今も語り継がれる老神温泉。
片品川の渓谷に寄り添う温泉街には、どこか懐かしい昔ながらの湯宿の風情が残されています。
個性豊かな湯ざわりや、ほのかに硫黄が香る湯を楽しみ、朝市では山里の恵みに出会う。
喧騒から離れたこの場所には、何もしない時間さえ旅の楽しみに変えてくれる、素朴な魅力があります。

この記事でわかること
  • 泉質と源泉ごとのお湯の違い
    単純温泉や単純硫黄温泉など、8つの利用源泉が持つ個性や湯ざわりを紹介。
  • 温泉街の雰囲気と宿の魅力
    片品川の渓谷に寄り添う、静かな温泉街や露天風呂の楽しみ方を紹介。
  • 名物朝市とおすすめグルメ
    地元野菜や山里の郷土料理、焼きたて餃子などの食の魅力を紹介。
  • 吹割の滝と周辺の観光スポット
    迫力ある吹割の滝や尾瀬の湿原など、周辺の自然名所と見どころを紹介。
  • 春夏秋冬の見どころと楽しみ方
    春の大蛇まつり、夏の高原、秋の紅葉、冬の雪景色などを季節別に紹介。

この記事は、執筆時点で確認できる公式情報や公開資料などをもとに、温泉地の魅力を独自の視点でまとめたものです。季節や営業状況、時間の経過などにより、掲載内容が現在と異なる場合があります。お出かけ前には、各施設や観光協会などの公式サイトで最新情報をご確認ください。

目次

老神温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる

ゆめにゃん

猫は入れないからフィクションにゃ…

老神温泉の魅力を詰め込んだ4コマ漫画。ゆめにゃんが渓谷、源泉、朝市、吹割の滝を紹介。

温泉マニアあるある! – 老神温泉の魅力編

ゆめにゃん

マニアの人はこうなっちゃう…かも!?

8つの源泉を全部制覇したがる

老神温泉には8つの利用源泉があると知ると、「よし、全部入り比べよう!」と突然やる気を出すマニア。友達が「1回入れば十分でしょ?」と言っても、「いや、源泉が違えばお湯の個性も違うんだよ!」と真顔で反論。宿ごとの湯使いや泉質まで調べ始め、気づけば旅行の予定表が入浴計画で埋まっているのです。

温泉分析書を見つけると動けなくなる

浴場の入口で温泉分析書を発見すると、足がぴたりと止まるマニア。「単純温泉か……おっ、こっちは単純硫黄温泉!」と数字を追い始めます。友達が「早く入ろうよ」と急かしても、「待って、pHと源泉温度だけ確認させて!」と離れません。ようやく浴場に入ったころには、友達がすでにひと風呂終えていることもあるのです。

湯口の前で勝手に鑑定士になる

浴槽に入るなり、まず湯口を探すマニア。流れ込むお湯を眺めながら、「無色透明だけど、ほのかに硫黄っぽい香りがするね」と嬉しそう。友達が「普通のお湯に見えるけど?」と言うと、「見た目だけで判断しちゃいかん」とドヤ顔。さらに湯口と湯尻の違いまで語り始め、いつの間にか露天風呂が温泉観察教室になっています。

オーバーフローを見てニヤニヤする

浴槽の縁からお湯がさらさらと流れ出していると、なぜか満面の笑みを浮かべるマニア。「見て! このオーバーフロー、いいねぇ!」と友達を呼び寄せます。「お湯がこぼれてるだけじゃん」と返されても、「そこがいいんだよ」と力説。湯量や湯使いの違いを確かめながら、景色より先に浴槽の縁を観察してしまうのです。

湯ざわりの違いを実況したがる

老神温泉で湯めぐりをすると、「こっちはやわらかい感じ」「さっきのお湯とは印象が違うね」と感想が止まらなくなるマニア。友達が「どっちも気持ちいいよ」と言うと、「もちろん! でも、その違いが面白いんだよ」と熱弁します。ついには湯ざわりを比較するために、もう一度最初の温泉へ戻ろうと提案してしまいます。

朝市のためなら早起きできる

普段は目覚まし時計を何度も止めるのに、老神温泉朝市の日だけは早朝から元気いっぱいのマニア。「山菜があるかな? 手作り味噌も気になる!」と張り切って出発します。友達が「旅行くらいゆっくり寝ようよ……」とぼやいても、「朝市は朝しかやってないんだぞ!」と当然のように返答。朝風呂より先に買い物袋がいっぱいになってしまいます。

吹割の滝でも湯量を気にする

吹割の滝を訪れ、岩盤の裂け目へ流れ落ちる豪快な水流を眺めるマニア。友達が「すごい滝だね!」と感動している横で、「この水量が全部温泉だったら……」と謎の妄想を始めます。「そんなに湧いたら大事件だよ!」と突っ込まれても、「毎分何リットルになるんだろう」と計算したくて仕方がありません。観光名所でも温泉脳が止まらないのです。

渓谷の景色より露天風呂を探す

片品川の渓谷を見渡すと、普通なら山並みや川の美しさに目を奪われるところ。ところがマニアは「あの宿、川沿いに露天風呂があるのかな?」と建物ばかり気にしています。友達が「ちゃんと景色を見なよ」と呆れても、「景色を眺めながら入る温泉を想像してるんだよ」と反論。絶景を見れば見るほど、次に入りたい温泉が増えていきます。

大蛇伝説を語り始めると止まらない

露天風呂に浸かりながら、「老神って大蛇伝説があってさ……」と、聞かれてもいない伝承を語り始めるマニア。友達が「へぇ……」と相づちを打つと、「赤城山の神が大蛇に、日光二荒山の神が大ムカデに姿を変えて争ってね……」と、さらに追撃。周囲からは”おしゃべりオロチ”とあだ名されてしまうのです。

管理人

管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!

老神温泉の魅力まとめ

深い緑に囲まれた片品川のせせらぎに耳を澄ませば、山あいの温泉街が静かに旅人を迎えてくれます。
華やかな歓楽街とは異なる、素朴な風情が息づく老神温泉。
源泉ごとに異なる湯ざわりや香りを楽しみながら、ただ流れる川と山並みを眺めるひととき。
飾らない山里の静けさに身を委ね、いつもより少しゆっくりとした時間を過ごしてみませんか。

宿ごとに個性が宿る多彩な源泉と湯ざわり

老神温泉では、単純温泉や単純硫黄温泉など、異なる特徴を持つ源泉が利用されています。無色透明の澄んだ湯から、硫黄の香りが漂う湯まで、その表情はさまざま。宿によって異なる湯ざわりや温度を楽しみながら、老神ならではの湯巡りを満喫できます。

  • 8つの利用源泉が織りなす泉質の個性
    老神温泉観光協会によると、温泉地の宿泊施設では計8つの源泉が利用されています。代表的な泉質は単純温泉や単純硫黄温泉で、液性も中性からアルカリ性までさまざまです。施設によって単独の源泉を利用する場合もあれば、複数の源泉を混合している場合もあります。無色透明の澄んだ湯を眺めながら、掲示された温泉分析書で泉質や成分の違いを確かめるのも、老神温泉ならではの楽しみです。
  • 源泉によって異なるお湯の質感
    老神温泉では、源泉の成分や温度、浴槽での利用方法によって、お湯の印象も異なります。さらりとした感触の湯もあれば、なめらかな湯ざわりが印象に残る湯もあり、同じ温泉街でも一様ではありません。湯口から注がれるお湯や水面の表情、浴槽からあふれる湯の様子に目を向ければ、数字だけではわからない個性にも気づきます。湯の感触を自分なりに確かめながら過ごす時間も、温泉巡りの醍醐味です。
  • ほのかに漂う硫黄の香り
    単純硫黄温泉に分類される源泉も利用されている老神温泉。お湯によっては、湯口の近くで卵を思わせる硫黄特有の香りを感じることがあります。ただし、香りの強さは源泉や利用状況によって異なり、硫黄泉だからといって必ず明瞭な匂いが漂うわけではありません。山あいの空気に混じるほのかな香りや、湯船ごとの違いに気づく瞬間も、老神温泉を訪れる楽しみの一つです。
  • 源泉温度と浴槽温度の多彩な表情
    老神温泉観光協会が紹介する代表的なデータには、源泉温度61.5℃、使用位置44.8℃という数値が掲載されています。一方、低温泉に分類される混合泉もあり、使用するお湯の温度は一様ではありません。施設によっては熱めの湯船とぬるめの湯船を設けているところもあり、好みの温度を選ぶ楽しみがあります。源泉温度と実際の浴槽温度を見比べれば、それぞれの宿が工夫する湯使いにも興味が広がります。
片品川の深い渓谷美と昔ながらの温泉情緒

片品川の流れに沿って旅館が点在する老神温泉。周囲には山林や田畑が広がり、にぎやかな観光地とは異なる穏やかな時間が流れています。赤い吊橋から見下ろす渓谷、四季折々の景色を望む露天風呂、静かな夜の温泉街。自然と寄り添う素朴な風情が、この地の魅力です。

  • 赤い内楽橋から見下ろす渓谷の風景
    温泉街の中心部に架かる内楽橋は、深紅の姿が印象的な吊橋です。橋の上からは片品川の流れと両岸に広がる山々を眺めることができ、緑豊かな渓谷に温泉街が寄り添う様子を感じられます。周辺にはかつての湯宿や露天風呂にまつわる歴史も残り、歌人・若山牧水が訪れた足跡をたどる楽しみもあります。橋を渡りながら川の流れに目を向けると、老神温泉の素朴な魅力がいっそう身近に感じられます。
  • 浴衣で歩きたい昔ながらの温泉街
    老神温泉の魅力は、派手な歓楽街とは異なる落ち着いた雰囲気にもあります。旅館が集まる一角を抜ければ、周囲には田畑や山林が広がり、どこか懐かしい山里の風景に出会えます。浴衣に着替えて宿の近くを散策したり、路地の先に見える山並みを眺めたり。夕暮れには建物の明かりがともり、昼間とは少し違った温泉街の表情を楽しめます。特別な目的を決めずに歩く時間も、旅の思い出になります。
  • 渓谷を望む露天風呂と四季の景観
    片品川沿いの温泉宿には、山並みや渓谷の景色を望む露天風呂を備えた施設もあります。春には淡い山桜と新緑、夏には深まる木々の緑、秋には山肌を彩る紅葉が湯船の向こうに広がります。冬には雪化粧した山々が静かな風景をつくり出すこともあります。自然に囲まれた露天風呂で季節の移ろいを眺めるひとときは、山あいの温泉地ならではの楽しみです。
  • 何もしない時間を楽しむ山里の夜
    日が暮れると、老神温泉には昼間とは異なる穏やかな空気が漂います。宿の窓から山並みを眺めたり、川のせせらぎに耳を傾けたり、静かな夜の時間を楽しめます。天候や場所によっては、山あいの空に星を見つけることもできるでしょう。観光の予定を詰め込まず、好きな時間に湯を楽しみ、部屋でのんびり過ごす。そんな飾らない滞在が似合うことも、老神温泉の魅力です。
朝市の手作りの味と山里ならではの食文化

老神温泉では、春から秋に開かれる名物の朝市をはじめ、山菜やきのこ、川魚など、山里ならではの味覚に出会えます。地元の人々が持ち寄る手作りの食品や、昔ながらの料理が並ぶ食卓。華やかさとはひと味違う、土地の暮らしに根ざした素朴な味わいが旅を彩ります。

  • 地元の暮らしが息づく老神温泉朝市
    老神温泉の名物として親しまれている朝市は、例年4月下旬から11月中旬ごろまで、温泉街の早朝を彩ります。会場には、地元の人々が持ち寄る季節の野菜や果物、きのこ、手作りの味噌や漬物などが並びます。草餅や豆餅、きゃらぶき、ふき味噌といった山里らしい食品も楽しみの一つ。朝の散歩を兼ねて立ち寄れば、地域の人々との会話も旅の思い出になります。
  • 山里の味覚を楽しむ川魚と手打ちそば
    老神温泉やその周辺では、岩魚やヤマメなどの川魚料理を楽しめる食事処があります。炭火でじっくり焼き上げた塩焼きは、香ばしい皮と淡泊な白身の組み合わせが魅力です。また、山菜や舞茸の天ぷらを添えた手打ちそばも、山あいの旅に似合う一品。地元食材を取り入れた旅館料理もあり、季節によって異なる山の幸を味わう楽しみがあります。
  • 湯上がりに楽しむ焼きたて餃子
    老神温泉には、中華料理チェーン「ぎょうざの満洲」が運営する温泉旅館「東明館」があります。館内では、おなじみの焼き餃子や中華料理を味わうことができ、温泉と気軽なグルメを組み合わせられるのがユニークなところ。山菜や川魚などの山里料理とはひと味違う、老神温泉ならではの楽しみ方です。
  • 実りの季節を彩る沼田のりんご
    老神温泉のある沼田市は、県内でも知られるりんごの産地です。秋になると周辺の観光農園では、りんご狩りや直売などが行われ、旬の果実を味わえます。品種によって甘みや酸味、香りが異なるのも、りんご巡りの面白さ。温泉街から少し足を延ばして果樹園を訪れ、気に入った品種をお土産に選ぶのも楽しい過ごし方です。山々が色づく季節ならではの、味覚と風景を組み合わせた旅が楽しめます。
大蛇の開湯伝説と今に息づく守り神の信仰

老神温泉には、赤城山の神と日光の神が争ったという壮大な開湯伝説が残されています。大蛇に姿を変えた神が湯をもたらしたという物語は、温泉の名前や赤城神社の祭礼にも受け継がれてきました。静かな山里に残る神話と信仰をたどれば、温泉街の風景がまた違って見えてきます。

  • 赤城の神が湯を湧かせた開湯伝説
    老神温泉には、赤城山の神が大蛇に、日光二荒山の神が大ムカデに姿を変え、戦場ヶ原で争ったという伝説があります。戦いの後、赤城の神がこの地で矢を地面に突き刺すと、そこから温泉が湧き出したと伝えられています。そして日光の神を追い返したことから「追い神」と呼ばれ、やがて「老神」の地名になったという説が残ります。神々の争いと温泉の誕生が一つにつながる、老神ならではの壮大な物語です。
  • 片品川沿いから遷された赤城神社
    老神温泉赤城神社は、開湯伝説に登場する赤城の神を祀る神社です。古くは片品川沿いの湯元に祀られていましたが、度重なる洪水を受け、1943年5月8日に現在地へ奉斎されたと伝えられています。境内には温泉への感謝と地域の信仰が受け継がれ、毎年5月には例祭が行われます。温泉街を歩きながら神社を訪れれば、大蛇の伝説が単なる昔話ではなく、今も地域の文化として息づいていることを感じられます。
  • 108.22mの大蛇みこしが伝える祭礼文化
    例年5月に開催される「老神温泉大蛇まつり」は、赤城神社の例祭に合わせて行われる伝統行事です。大蛇をかたどったみこしが温泉街を練り歩き、普段は静かな山里が祭りの熱気に包まれます。特に2025年の巳年には、ギネス世界記録に認定された全長108.22mの巨大な大蛇みこしが、12年ぶりに特別渡御を行いました。神話に登場する大蛇を地域の象徴として受け継ぐ、老神温泉ならではの祭礼文化です。
  • 湯への感謝を伝える御神湯守の儀
    老神温泉の大蛇まつりでは、赤城神社の祭礼とともに「御神湯守の儀」という伝統行事も行われます。これは、温泉を授けたと伝えられる赤城の神への感謝を込め、各旅館の湯にまつわる儀式を行うものです。大蛇みこしの華やかな渡御だけでなく、温泉そのものを大切にしてきた地域の思いが伝わる行事でもあります。湯を囲む人々の暮らしと信仰が、今も結びついていることを感じさせます。
奇勝・吹割の滝と奥利根の大自然を巡る旅

老神温泉は、名勝・吹割の滝や尾瀬など、奥利根の自然を巡る旅の拠点にもなります。川床の岩盤を流れ落ちる迫力ある滝、季節ごとに色づく渓谷、広大な湿原へと続く木道。山あいの温泉地を拠点に、群馬北部の豊かな自然を楽しめるのも魅力です。

  • 岩盤の裂け目に落ちる吹割の滝
    老神温泉から車で約10分の場所にある吹割の滝は、高さ約7m、幅約30mにおよぶ国指定の天然記念物及び名勝です。片品川の流れが凝灰岩や花崗岩の川床を長い年月かけて侵食し、巨大な岩盤が割れたような独特の景観をつくり出しました。川床の裂け目へ水が豪快に流れ落ちる光景から「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。一般的な滝とは異なる地形そのものが、最大の見どころです。
  • 四季の景観を楽しむ吹割渓谷散策
    吹割の滝周辺には遊歩道や観瀑台が設けられ、鱒飛の滝や般若岩など、自然がつくり出した多彩な景観を楽しめます。コースを一周する場合の所要時間は約1時間。春の新緑や秋の紅葉など、季節ごとに異なる渓谷の表情に出会えます。ただし、遊歩道は例年12月中旬から3月下旬に冬季閉鎖されるほか、水量や天候によって通行規制が行われる場合があります。訪問前には最新の通行情報を確認しましょう。
  • 四季の湿原を歩く尾瀬への玄関口
    老神温泉は、尾瀬国立公園への観光拠点としても利用されています。尾瀬ヶ原には広大な高層湿原が広がり、初夏のミズバショウやニッコウキスゲ、秋の草紅葉など、季節ごとに異なる風景を楽しめます。木道を歩きながら山々と湿原を眺めたあと、老神温泉に宿泊する旅程も魅力的です。シーズン中には温泉地から尾瀬の入山口方面へ向かう予約制の交通サービスが設定される年もあり、山歩きと温泉を組み合わせやすい環境です。
  • 山あいながら訪れやすい交通アクセス
    老神温泉へは、関越自動車道の沼田ICから国道120号を経由し、車で約20-30分が目安です。公共交通機関ではJR沼田駅から路線バスで約50分、上越新幹線の上毛高原駅からは約70分で温泉地方面へ向かえます。また、一部の旅館では宿泊者向けの予約制送迎バスも運行されています。自然豊かな山あいに位置しながら、車でも公共交通機関でも旅を計画しやすい温泉地です。
ゆめにゃん

川のせせらぎに耳を澄まし、個性豊かな湯に浸かり、山里の恵みを味わう。
次の休みは、老神温泉で「何もしない贅沢」を心ゆくまで楽しむ旅に出かけませんか?

主な参考資料・公式サイト

この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。

老神温泉 – アクセスと基本情報

温泉地名老神温泉
所在地群馬県沼田市
入浴施設複数あり
主な泉質単純温泉(低張性・中性~アルカリ性・高温泉)
単純硫黄温泉(低張性・中性~弱アルカリ性・高温泉)など
※代表的な分類。低温泉や混合泉もあり、源泉によって異なります。
pH:6.8~8.9程度(過去の公開分析値に基づく参考範囲)
お湯の特徴老神温泉では、単純温泉や単純硫黄温泉など、個性の異なる源泉が利用されています。
無色透明の澄んだ湯が中心で、さらりとした感触やなめらかな湯ざわりなど、源泉によって印象もさまざま。
中性からアルカリ性まで液性にも幅があり、湯口の様子や温泉分析書を眺めながら、それぞれのお湯の違いを楽しめます。
香り単純硫黄温泉に分類される源泉もあり、湯口の近くでは、卵を思わせる硫黄特有の香りを感じることがあります。
一方、単純温泉では香りが控えめな場合もあり、温泉地全体が一様に硫黄の香りに包まれているわけではありません。
湯気とともに漂うほのかな香りや、宿ごとに異なるお湯の個性を確かめるのも楽しみの一つです。
雰囲気片品川の渓谷に寄り添うように旅館が点在する、静かな山あいの温泉地です。
周囲には豊かな山林が広がり、川のせせらぎや季節ごとに色づく山並みが、素朴な旅情を感じさせます。
華やかな歓楽街とは異なる昔ながらの温泉情緒が残り、浴衣での散策や、渓谷を眺めながら何もしない時間を楽しむのにも似合う場所です。
楽しみ方まずは宿ごとに異なる源泉の湯ざわりや香りを楽しみ、片品川沿いの温泉街をのんびり散策。
春から秋の早朝には名物の老神朝市を訪れ、地元野菜や手作りの味噌、草餅など山里の味覚を探してみましょう。
食事には川魚や手打ちそばのほか、「ぎょうざの満洲 東明館」で焼きたて餃子を味わうのもユニークな楽しみ方です。
周辺観光では、車で約10分の吹割の滝が見逃せません。
時間に余裕があれば尾瀬方面にも足を延ばし、奥利根の自然と温泉を組み合わせた旅を満喫できます。
※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。
※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。
8源泉が支える老神温泉

老神温泉の宿泊施設では、8つの源泉が利用されています。宿泊施設数が最盛期より減少した一方、源泉の数や湯量は維持されていると観光協会は紹介しています。豊かな温泉資源を背景に、宿ごとに異なる湯使いが受け継がれていることも特徴です。

早起きが楽しい老神温泉朝市

老神温泉朝市は、地元の農産物だけでなく、山菜やきのこ、手作りの保存食などが集まる地域密着型の市場です。春から秋にかけて開かれ、季節によって品ぞろえが変わるのも特徴。旅館での朝食前に立ち寄れる、温泉街ならではの朝の観光スポットです。

大蛇まつりに息づく神話

老神温泉大蛇まつりは、赤城山の神を大蛇に見立てた開湯伝説に由来する祭礼です。毎年5月に赤城神社の例祭とともに開催され、子どもや若衆が担ぐ大蛇みこしが登場します。温泉の成り立ちを伝説と祭りの両面から知ることができる、地域を代表する伝統行事です。

吹割の滝に残る竜宮伝説

吹割の滝には、滝壺が竜宮へ通じているという不思議な伝説が残されています。水流によって削られた岩盤の裂け目は、独特の地形としても知られる場所。迫力ある景観だけでなく、土地に伝わる物語にも目を向けると、奥利根の自然を違った角度から楽しめます。

老神温泉の名前に隠れた由来

老神温泉の読み方は「おいがみおんせん」。一見すると「ろうじん」と読みたくなる地名ですが、その由来には赤城山の神が日光の神を追い返したという伝説が関わっています。「追い神」が「老神」に転じたと伝わる、名前そのものに物語が込められた温泉地です。

老神温泉 季節ごとの魅力まとめ

片品川が刻む深い渓谷と、奥利根の山々に抱かれた老神温泉。
標高の異なる山々に囲まれたこの地域では、季節の移ろいが色鮮やかなグラデーションとなって訪れます。
川音の響き、風に揺れる木々、朝市に並ぶ山里の恵み、そして湯船の向こうに広がる四季の景色。
訪れるたびに異なる表情を見せる老神温泉で、日本の四季をゆっくりと味わう旅に出かけませんか。

3-5月頃:雪解けの水音と新緑に彩られる山里の春

冬の静けさが残る渓谷に、雪解けの水音と若葉の彩りが広がります。春には名物の老神朝市が始まり、5月には伝統の大蛇まつりも開催。山桜や新緑を眺めながら温泉に浸かる時間も、老神温泉ならではの春の楽しみです。

  • 雪解けの水流が迫る吹割の滝
    冬季閉鎖を終えた吹割渓谷の遊歩道では、春になると勢いを増した片品川の水流を眺められます。吹割の滝は高さ約7m、幅約30mにおよび、川床の岩盤にできた大きな裂け目へ水が流れ落ちる独特の景観が特徴です。例年4~6月には雪解けの影響で水量が増し、白い飛沫を上げる迫力ある姿を見せてくれます。新緑に包まれた渓谷と豪快な滝の対比は、春の奥利根を代表する風景の一つです。
  • 芽吹く新緑と山桜を眺める春の湯
    片品川沿いの山々が少しずつ淡い緑に染まる春は、温泉から眺める景色にも季節の変化が表れます。山肌にはところどころ山桜が咲き、芽吹き始めた木々の緑に柔らかな彩りを添えます。渓谷を望む露天風呂を備えた宿では、湯船に浸かりながら春の山並みを眺める楽しみも。源泉ごとに異なる湯ざわりを確かめながら、山あいに訪れた春を静かに味わうひとときです。
  • 山菜と手作りの味が並ぶ老神朝市
    例年4月下旬ごろから、老神温泉の朝の風物詩である朝市が始まります。温泉街の会場には、地元の人々が持ち寄る季節の野菜や山菜、手作りの味噌や漬物などが並び、春にはふきのとうやタラの芽などの山の幸に出会えることもあります。草餅やふき味噌など、昔ながらの食品を探すのも楽しみの一つ。早朝の澄んだ空気の中で店先を巡れば、山里の暮らしを身近に感じられます。
  • 大蛇みこしが練り歩く春の伝統行事
    例年5月に開催される老神温泉大蛇まつりは、赤城山の神が大蛇となったという開湯伝説に由来する行事です。赤城神社の例祭に合わせて、大蛇をかたどったみこしが温泉街を練り歩き、普段は静かな山里が祭りの賑わいに包まれます。子どもたちが担ぐ白蛇みこしや若衆による大蛇みこしなど、地域に受け継がれてきた祭礼文化も見どころ。老神温泉の歴史を身近に感じられる春の風物詩です。
6-8月頃:深緑の渓谷と高原の花々を楽しむ夏の旅

周囲の山々が濃い緑に覆われ、片品川の流れが夏の温泉街に涼やかな音を響かせます。尾瀬の湿原では高山植物が花を咲かせ、たんばら高原には紫色のラベンダー畑が広がります。山あいの温泉と高原の自然を組み合わせた、夏ならではの旅が楽しめます。

  • 深緑と川音に包まれる夏の湯浴み
    夏の老神温泉では、深い緑に覆われた片品川の渓谷が鮮やかな景色を見せてくれます。温泉街に架かる赤い内楽橋からは、緑豊かな山々と川の流れを眺めることができ、夏らしい山あいの風情が広がります。渓谷を望む露天風呂では、木々の緑や川音に耳を傾けながら湯を楽しむのもおすすめ。夕暮れや朝の時間帯には、昼間とは異なる穏やかな山里の表情に出会えます。
  • 紫色に染まるたんばら高原の花畑
    沼田市のたんばらラベンダーパークは、標高約1,300mに位置する夏の観光スポットです。例年7月中旬から8月中旬ごろには、約5万株のラベンダーが見頃を迎え、なだらかな斜面を紫色の花々が彩ります。花畑の周囲には高原らしい風景が広がり、散策しながらラベンダーの香りを楽しめるのも魅力です。老神温泉での滞在と組み合わせれば、渓谷と高原、それぞれ異なる夏の自然を満喫できます。
  • ワタスゲとニッコウキスゲが彩る尾瀬
    夏の尾瀬国立公園では、広大な湿原に季節の植物が次々と姿を見せます。例年6月下旬から7月ごろにはワタスゲの白い綿毛が風に揺れ、7月中旬から下旬にはニッコウキスゲの黄色い花が湿原を彩ります。木道の向こうには至仏山や燧ヶ岳などの山々がそびえ、開放感あふれる景色が広がります。老神温泉を拠点に尾瀬の自然を巡り、温泉宿で静かな時間を過ごす旅程も魅力的です。
  • 朝市の夏野菜と周辺の果実狩り
    夏の老神温泉朝市には、トマトやきゅうりなどの季節の野菜をはじめ、地元で作られた加工品が並びます。訪れる時期によって品ぞろえが変わるため、山里の旬を探すのも楽しみの一つ。また、周辺の沼田市内では、夏になるとブルーベリー狩りを楽しめる観光農園もあります。自分で摘み取った果実を味わったり、朝市で気に入った食品をお土産に選んだり。夏の自然と土地の味覚を一緒に楽しめます。
9-11月頃:黄金色の湿原から錦秋の渓谷へ続く秋

尾瀬の湿原が黄金色に染まるころ、奥利根の山々にも少しずつ紅葉が広がります。秋が深まると、老神温泉の渓谷や吹割の滝周辺も鮮やかな色彩に包まれます。紅葉を眺める露天風呂や、沼田のりんご狩りなど、景色と味覚の両方を楽しめる季節です。

  • 黄金色に変わる尾瀬の草紅葉
    老神温泉周辺の秋は、標高約1,400mの尾瀬ヶ原から少しずつ深まっていきます。例年9月下旬ごろには湿原の植物が黄金色や赤褐色に変わり、広大な草紅葉の景色が現れます。その後、周囲のブナやダケカンバなども色づき、山々が秋の装いへと変わっていきます。湿原の草木と山の紅葉が異なる時期に進むため、訪れるタイミングによって景色が変化するのも魅力。標高の高い場所から里へと移ろう秋をたどる旅が楽しめます。
  • 錦秋の渓谷を望む露天風呂
    秋が深まると、老神温泉を囲む山々が赤や黄色に色づき、片品川沿いに鮮やかな風景が広がります。温泉街の中心部に架かる内楽橋からは、色づいた山肌と渓谷を見渡すことができ、秋ならではの眺めを楽しめます。渓谷を望む露天風呂を備えた宿では、紅葉を眺めながら源泉の個性を味わうのも魅力。澄んだ秋空と色鮮やかな木々、湯船から立ちのぼる湯気が、山あいの温泉地らしい情緒を演出します。
  • 紅葉に彩られる吹割の滝
    吹割の滝では、例年10月下旬から11月上旬にかけて周囲の木々が見頃を迎えます。岩盤の裂け目へ流れ落ちる滝の白い飛沫と、渓谷を彩る赤や黄色の木々が、秋らしい鮮やかな景観をつくり出します。周辺には観瀑台や遊歩道があり、場所によって異なる角度から滝や渓谷を眺められるのも魅力です。足元に積もる落ち葉や秋の山並みに目を向けながら、奥利根の自然がつくり出す錦秋の風景を楽しめます。
  • 沼田の果樹園で楽しむりんご狩り
    沼田市周辺では、秋になると観光農園のりんごが収穫期を迎えます。「ぐんま名月」や「ふじ」など、時期ごとに異なる品種が楽しめ、果樹園によっては自分でりんごを収穫する体験もできます。鮮やかな赤色のりんごだけでなく、黄緑色の果皮が特徴的な品種もあり、見た目や香り、甘みの違いを比べるのも面白いところ。温泉旅行の帰りに果樹園へ立ち寄り、旬の果実をお土産に選ぶのも秋らしい楽しみ方です。
12-2月頃:静寂の雪景色と湯けむりに包まれる冬

朝市の季節が終わり、老神温泉には冬ならではの静かな時間が訪れます。雪化粧した渓谷を望む湯船や、周辺のスキー場で楽しむ雪山の景色が冬の魅力。2月ごろには華やかなひな飾りが始まる年もあり、山里に少しずつ春の気配が近づきます。

  • 雪化粧した渓谷を眺める冬の湯
    冬の老神温泉では、雪が降ると山並みや木々が白く彩られ、渓谷が静かな冬景色へと姿を変えます。葉を落とした木々の向こうには岩肌や川の流れが見え、緑豊かな季節とは異なる風景が広がります。露天風呂では、冷たい外気の中で立ちのぼる湯気を眺めながら、冬ならではの温泉情緒を楽しめます。雪の有無によって景色は変わりますが、山あいの静けさと湯船のぬくもりを味わう時間は、冬の老神温泉によく似合います。
  • 白銀のゲレンデを巡る奥利根の冬旅
    老神温泉の周辺には、ホワイトワールド尾瀬岩鞍や丸沼高原スキー場、たんばらスキーパークなど、冬のアクティビティを楽しめる施設が点在しています。スキーやスノーボードを楽しみながら、雪に覆われた山々の景色を眺めるのも冬ならではの魅力です。雪山で過ごしたあとに温泉宿へ向かい、静かな山里の夜を楽しむ旅程もおすすめ。奥利根の冬景色と温泉を一緒に満喫できます。
  • 冬の温泉街を彩るびっくりひな飾り
    例年2月から3月ごろにかけて、老神温泉では「びっくりひな飾り」が開催されています。利根観光会館などを会場に、多くのひな人形が並ぶ華やかな催しで、大きなひな壇にずらりと飾られた人形は見応えがあります。展示内容や開催期間は年によって異なりますが、冬の温泉街に一足早く春の彩りを添える風物詩として親しまれています。静かな温泉宿での滞在に、華やかな季節行事を組み合わせるのも楽しい過ごし方です。
  • 冬の星空と静かな山里の夜
    冬の老神温泉では、日が暮れると山あいの静けさがいっそう際立ちます。空気が澄み、天候に恵まれた夜には、オリオン座をはじめとする冬の星座を探すのも楽しみの一つです。温泉街の明かりや周囲の建物によって見え方は異なりますが、空を見上げながらゆっくり過ごす時間にも、冬ならではの風情があります。湯を楽しんだあとは、窓の外に広がる夜の山並みを眺めながら、静かな温泉宿で一日を締めくくれます。
主な参考資料・公式サイト

この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

温泉巡り歴15年。
トロトロのお湯と硫黄の香りが大好物。
なのに他の泉質にもすぐハマってしまう。
休日は山奥の秘湯へ直行。
そして、猫が好き。

目次