指宿温泉をもっと深掘り! 海辺の湯とカルデラをたどる温泉探訪(鹿児島県指宿市)

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指宿温泉には、海辺の砂むし温泉から高温の塩化物泉、山あいの硫黄泉まで、大地の熱を身近に感じられる多彩な温泉があります。
豊かな湯に浸かり、湯けむりの向こうに開聞岳や池田湖を眺めていると、これほど温泉と火山の風景が重なる土地は実に興味深いと感じました。
では、なぜ指宿には数多くの泉源があり、場所によって泉質や景観まで異なるのでしょうか。
一杯の湯から始まった興味をたどりながら、分析書や地質資料を片手に、その足元に広がる世界を少しだけ覗いてみます。

指宿温泉で興味深かったこと
  • 1,000を超える泉源の謎
    なぜこれほど多くの泉源が一つの地域に集まったのか気になりました。
  • 海辺に多い塩化物泉の由来
    海に近い場所で塩分を含む湯が湧く背景をもっと知りたくなりました。
  • 鰻温泉だけ異なる泉質の理由
    市街地とは違う硫黄泉と、火口地形との関係に興味を持ちました。
  • 砂むしを温める地下の仕組み
    海辺の砂が自然に温められる地下では、何が起きているのか注目しました。
  • カルデラと温泉を結ぶ大地
    池田湖や鰻池、開聞岳を追ううちに、火山と温泉のつながりが気になりました。
目次

指宿温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる

ゆめにゃん

猫は入れないからフィクションにゃ…

指宿温泉の魅力を詰め込んだ4コマ漫画。砂むし温泉や多彩な源泉、名物料理、開聞岳と知林ヶ島を紹介。

指宿温泉レビューと注目ポイント考察

この記事は、筆者が実際に温泉を訪れた際に感じた「なぜ?」をきっかけに、温泉分析書や公開資料などを調べ、自分なりに考察した内容です。資料から確認できる事実と筆者個人の考察を分けて記載するよう努めていますが、専門家による学術的な見解や結論を示すものではありません。直接的な裏付けを確認できていない仮説や想像については、その旨を明記しています。一人の温泉好きが、分析書や資料を眺めながら考えた「温泉の自由研究」としてお楽しみください。

1000を超える泉源、地下はどうなっているのか

指宿について調べていると、まず数字の大きさに驚きます。市内の泉源は1,000か所を超えるというのです。温泉地に源泉が何本もあるのは珍しくありませんが、1,000となると話が違います。「地下に巨大な地熱地帯があって、その上に浅い帯水層が何枚も重なっているんじゃないか?」と、町の地下を温泉だらけのスポンジのように想像しました。

実際、指宿市の「指宿ってこんなところ」でも泉源が1,000か所を超えることが紹介され、指宿市文化財保存活用地域計画では、指宿の地下に豊富な熱源があり、多数の泉源を生み出していると説明されています。また国土交通省の指宿温泉解説では、指宿が阿多カルデラに位置し、多くの温泉が火山に囲まれた環境と関係していることが紹介されています。

ただ、「浅い一枚の帯水層があるから1,000泉源」という単純な構造までは確認できませんでした。むしろ火山地形、地下の熱、水の通り道、そして各地で温泉を掘り利用してきた歴史が重なった結果として見る方が面白そうです。1,000という数字を見たら、泉源を数えるより先に地下構造を想像するようになってしまいました。

海辺の塩化物泉は本当に海水が混じっているのか

指宿市街地や海岸部の温泉にはNa⁺やCl⁻が多く、ナトリウム-塩化物泉が目立ちます。海が目の前なら、「地下へ入り込んだ海水が熱せられて温泉になっているんじゃないか?」と考えるのが一番分かりやすそうです。私は最初、陸から流れてくる地下水と海水が混ざり、その割合によって塩分濃度が変わるのでは、と想像しました。

ところが調べると、指宿の塩辛い湯はもう少し複雑でした。指宿地域の温泉水を調べたホウ素同位体研究では、主要溶存成分について、海水と地下の高温岩石との反応によって生じたという従来の考え方と整合するとされています。さらに2015年の塩素同位体研究では、沿岸地熱地域の深部塩水について、熱い岩石と反応して変質した海水に近い成分と、火山性ガス凝縮水に似た成分という、少なくとも二つの供給源の混合が示されています。

しかも指宿市による摺ヶ浜海岸の解説では、山側から流れてくる熱水と浸透した鹿児島湾の海水との境界が地下にでき、熱水がその境界に沿って湧き上がると説明されています。単に「海水を温めた湯」ではなく、海水、地下水、高温岩石、火山性成分まで登場する。塩味を追っただけなのに、地下が急に忙しくなってきました。

鰻温泉だけ硫黄泉なのはなぜなのか

指宿の多くが塩化物泉なのに、鰻温泉へ行くと雰囲気が変わります。指宿市も鰻温泉を市内では特徴的な硫黄泉として紹介しています。「海から離れた火口の中だから海水の影響が弱く、その代わり火山ガスが地下水へ直接入り込んでいるんじゃないか?」と考えました。あのスメから蒸気が上がる景色を見れば、どうしても地下の火山ガスまで想像したくなりました。

ここで面白い資料が出てきました。指宿地域の温泉水を調べた1996年の研究では、鰻温泉は調査された指宿地域の温泉の中でも陽イオンやCl⁻が特に少ない水として扱われています。論文中では過去の研究を引用し、鰻温泉について、地表水や浅い地下水が噴気によって加熱されて温泉になるタイプとする考え方が紹介されています。つまり「深部から塩辛い熱水がそのまま上がる」というより、浅い淡水と火山の熱・噴気との関係を考えたくなる温泉です。

私の「火山ガスが直接溶け込んで硫黄泉を作る」という絵そのものを確認できたわけではありません。でも、海岸部とは明らかに違う水の成り立ちを考える研究はありました。塩化物泉だらけの指宿で、鰻温泉だけ別キャラに見える理由を追ったら、「浅い地下水+噴気」というさらに面白い世界が出てきました。

砂むしの砂はどこから温められているのか

砂むし温泉に入ると、一番不思議なのは砂そのものです。浜辺なのに、掘った場所がしっかり温かい。「砂のすぐ下を高温の温泉水が海へ向かって流れていて、その熱で砂が温められているんじゃないか?」と想像しました。巨大な砂浜そのものが天然の床暖房になっているようなイメージです。

これについては、かなり近いところまで資料がありました。指宿市の摺ヶ浜海岸解説によると、摺ヶ浜の西側の山には90℃を超える泉源が複数あり、その熱水が海岸方向へ流下して自然湧出しています。一方で鹿児島湾の海水も地下へ浸透しており、山から来る熱水との間に境界ができ、熱水がその境界に沿って上昇して温泉になると考えられています。

私は最初、砂粒の隙間を蒸気が毛細管現象で上がり、砂全体を均等に温めているような細かい仕組みまで想像していましたが、そこまでわからなくても十分面白い。山にある90℃超の熱水が海岸まで流れてきて、波打ち際で温泉として現れる。その上へ砂をかぶせて人間が寝ている。砂むし温泉、改めて考えるとかなり豪快な地熱利用です。

池田湖の静かな湖底には、どんな火山地形が眠るのか

池田湖を眺めていると、青く静かな湖面からは巨大な噴火の跡とはなかなか想像できません。ところが「カルデラ湖」と知った途端、今度は湖面ではなく湖底が気になってきました。気象庁「池田・山川」火山解説によれば、現在の池田カルデラは約6,400年前、激しい水蒸気噴火からスコリア放出、プリニー式噴火、大規模火砕流へ続いた一連の活動で形成されています。

さらに驚いたのが湖底です。産業技術総合研究所 地質調査総合センター「池田火山」には、池田湖東側の湖底に底径約900m、比高約140mで、山頂部に凹地を持つ溶岩ドーム状の地形が記載されています。池田火山に属する溶岩ドームと考えられる一方、岩質や噴出年代などの詳細は不明とされています。

「湖の下には今も未冷却マグマがあるのか」とまでは今回の資料からはわかりませんでした。しかし、静かな湖底に後続する火山地形が残っているだけで十分にロマンがあります。湖底地形や重力・地震波などの地下構造資料まで見ると、さらに別の景色が見えてきそうです。

鰻池は「池」ではなく火口だったのか

鰻温泉へ行くと、山に囲まれた丸い池があります。最初は普通の火口湖くらいの認識でしたが、「そもそも鰻池って、山頂火口に水がたまった池なのか。それとも地面そのものが爆発してできた穴なのか?」と気になりました。そこで出てきたのが「マール」という聞くだけで楽しそうな地形名です。

気象庁の「池田・山川」火山解説では、池田カルデラの東側に松ヶ窪、池底、鰻池、山川などのマール群が並ぶとされています。また産業技術総合研究所の鰻池マール形成噴火の資料では、鰻池マールは約6,500年前に形成され、火山灰や火砕サージ堆積物の特徴から、マグマ水蒸気噴火が起きたと推察されています。

つまり鰻池は、「山の火口へ後から水がたまった」というだけの池ではなく、地下のマグマと水が関わった爆発によって地面に作られた火口地形そのものだったようです。温泉へ行っただけなのに、今度はマールを覚えて帰ることになりました。

100℃級の源泉から指宿の地下を想像してみた

指宿の分析書を眺めていると、ときどき源泉温度が80℃、90℃、さらには100℃近い数字まで出てきます。「これだけ熱い湯が地表近くまで上がってくるなら、地下にはとんでもなく大きな熱源があるのでは?」と考えました。地表で測った源泉温度を、そのまま地下深部の“温度計”のように読める気さえしてきます。

指宿地域で調査された温泉水について、1996年の地球化学研究では29.0~102.1℃という幅広い泉温が報告されています。さらに山川・伏目地区では、地学雑誌による伏目地熱地域の解説によると、地下2,000mの掘削で330℃を超える高温熱水が確認されています。指宿地熱地域では、地震観測から地下約4kmに地熱源が存在する可能性を検討した研究発表もあります。

ただし、浴槽で見る100℃近い源泉をそのまま「地下のマグマ温度の写し」と考えるわけにはいきません。地下では水が循環し、岩石から熱を受け、上昇しながら混合や冷却も起こります。それでも、地表の温度を追ったら地下330℃、さらに数km下の地熱源候補まで話が伸びてしまいました。指宿、掘るほど温度が面白くなります。

市営温泉の黒い沈殿物、その正体を追いかけた

指宿の温泉では、湯に濁りや浮遊物が見られることがあります。黒っぽい沈殿物まで出てくると、「鉄?マンガン?硫化物?それとも配管のスケール?」と考え始めてしまいます。私は分析書を見ながら、FeやMnが酸化して黒や茶色の物質になっているのではないか、とかなり具体的な化学反応まで想像していました。

ところが、この件については指宿市水道課の市営温泉配湯案内が実に面白い記載をしています。市営温泉では、加水や処理をせず泉源から高架タンクや圧力タンクなどを通じて配湯しており、日によって「黄色の濁り」「浮遊物」「黒色の沈殿物」などが見られることがあると案内されています。また、埋設管の内側に固着した温泉成分が、振動などによって流出する場合もあるとされています。

つまり「黒いからMnO₂」「これはFeS」と色だけで成分を決めるところまでは行けませんでした。でも、市が実際に黒色沈殿物や浮遊物を配湯上起こりうる現象として案内していること自体が面白い。今後は色だけで決めず、「源泉由来なのか、配管から来たのか」まで観察項目が増えそうです。

指宿の温泉は、泉源から家庭や浴場へどう届くのか

浴槽の湯口を眺めていると、その先が気になることがあります。「この湯、源泉からここまでどうやって来たんだろう?」。指宿では家庭にも温泉が引かれていると知り、旅館や共同浴場だけではなく、町全体の“温泉インフラ”を調べてみたくなりました。

指宿市「市営温泉の配湯について」によれば、市営温泉は市内の一部地域で、泉源から汲み上げた湯を高架タンクや圧力タンクなどを経由して配湯しています。また、市営区域外にも民間配湯業者が供給する地域があることが案内されています。

つまり指宿は、ひとつの巨大配湯網が町全体を覆うというより、市営・民間など複数の仕組みが地域ごとに重なっている姿が見えてきます。各旅館の専用源泉まで含めた全体像は今回の資料だけでは追えませんでしたが、「温泉が家庭の蛇口まで届く町」という視点だけでも、湯めぐりとは別の面白さがありました。

指宿は結局、いくつのカルデラと火口に囲まれているのか

池田湖を調べれば池田カルデラ、鰻池を調べればマール、山川へ行けばまたマール。その外側には阿多カルデラ、さらに開聞岳まであります。「結局、指宿はいくつのカルデラと火山に囲まれているんだ?」と数え始めたところで、どうやら単純な足し算では済まないことに気づきました。

現在の気象庁「池田・山川」火山解説では、池田カルデラ、松ヶ窪・池底・鰻池・山川などのマール群、鍋島岳溶岩ドームなどを一連の火山地域として整理しています。その南西には別の活火山・開聞岳があります。さらに産業技術総合研究所 地質調査総合センターの火山地質情報をたどると、より古い阿多カルデラや指宿火山群との関係も見えてきます。

古い研究では「指宿カルデラ」という名称が使われる例もありますが、これを現代の火山区分へそのまま足して「3カルデラ」と数えると、異なる時代や概念の区分を重ねてしまう可能性があります。

ここから私が思ったのは、「何個あるか」より「異なる時代の火山地形が何層にも重なっている」ことこそ指宿の面白さだということです。温泉を追っていたはずなのに、気づけばカルデラとマールを数えている――。こうしてまた、湯めぐりカルデラの沼が深くなっていきました。

ゆめにゃん

湯に浸かり、潮風を感じ、足元に眠る火山の記憶へ思いを馳せる。
次の休みは、指宿温泉で「大地がつくった湯の物語」をたどる旅に出かけませんか?

海辺に広がる塩化物泉

指宿では鰻温泉など一部を除き、ナトリウム-塩化物泉が多く見られます。海辺という立地と塩分を含む温泉の組み合わせは、地下水や熱水の由来まで想像したくなる興味深いテーマです。

鰻温泉に湧く硫黄泉

塩化物泉が目立つ指宿の中で、鰻温泉は単純硫黄泉という異なる個性を持っています。源泉温度88.8℃という高温の湯が火山地形の中に湧くため、周辺の温泉との違いを比べたくなる場所です。

地下から届く高温源泉

指宿では80℃を超える源泉も確認され、地下から運ばれてくる熱そのものが大きな見どころです。泉質だけでなく源泉温度や湧出地点にも注目すると、温泉の背後にある火山と地熱へ興味が広がります。

暮らしにつながる温泉配湯

指宿では浴場だけでなく、市内の一部地域へ市営温泉が配湯されています。泉源から高架タンクや圧力タンクを経て家庭へ届く仕組みを知ると、温泉が観光資源だけでなく町のインフラでもあることが見えてきます。

湯に現れる濁りと沈殿物

市営温泉では、黄色い濁りや浮遊物、黒い沈殿物が見られる場合があると案内されています。湯色だけで終わらず、配管に付着する温泉成分まで眺め始めると、湯口の先にある世界まで気になってきます。

温泉マニアあるある! – 指宿温泉考察編

ゆめにゃん

マニアの人はこうなっちゃう…かも!?

源泉の数を聞いた瞬間、入浴前に立ち止まる

「指宿には泉源が1,000か所以上ある」と聞いた瞬間、普通の人なら「温泉が豊富なんだね」で終わるところを、マニアは「……1,000?」と急停止。「全部違う分析書なのかな」「深度も違うよな」と、まだ服も脱いでいないのに地下へ思いを馳せ始めます。友達から「とりあえず風呂入ろうよ」と促されて、ようやく我に返ります。

塩化物泉を見ると海との関係を疑い始める

海辺でナトリウム-塩化物泉の分析書を見つけると、「やっぱり海が近いからかな」とマニアの考察スイッチがON。Cl⁻の数字を眺めながら、「でも今の海水がそのまま入ってるとは限らないよな……」と急に難しい顔になります。友達が「海を見ようよ」と誘っても、「いま地下の海を見てる」と意味不明な返事をします。

砂むしなのに砂より地下水が気になる

指宿名物の砂むし温泉を前にしても、マニアの視線は砂浜の下。「この下を温泉水が流れてるんだよな……潮が満ちたら地下水はどう動くんだ?」と、波ではなく地下を眺めています。友達が「砂むし楽しみだね!」と声をかけても、「待って、潮位も重要なんだ」と返答。ついには潮見表まで開き、何をしに来たのか分からなくなります。

鰻温泉へ行くと鼻と分析書が忙しい

市街地の塩化物泉から鰻温泉へ移動すると、硫黄系の香りに気づいたマニアが突然覚醒。「ほら!ここは単純硫黄泉なんだよ!」と分析書を確認し、周囲の噴気やスメまで見てニヤニヤします。友達が「鰻でも食べる?」と聞けば、「そっちの鰻じゃない」と即答。指宿では地名ひとつでも温泉談義が始まります。

黒い沈殿物を見つけるとテンションが上がる

浴槽や配湯について「黒い沈殿物」「黄色い濁り」という言葉を見つけると、マニアはなぜか嬉しそう。「何だろう、配管由来かな?成分が析出したのかな?」と観察を始めます。友達が「黒いもの浮いてるけど大丈夫?」と心配しても、「だから面白いんじゃないか!」とドヤ顔。もちろん見た目だけで正体は決めつけません。それでも気になるものは気になるのです。

源泉温度を見るたび地下へ潜ろうとする

80℃を超える源泉温度を見つけるたび、「この熱、どこから来たんだろう」とマニアの意識が地下へ向かいます。友達が「熱い温泉なんだね」と言っている横で、「いや、問題は地下の熱水系なんだよ」と話が数km下まで飛躍。「お前はいまどこにいるんだ?」と聞かれれば、「たぶん地中」と答えます。入浴中なのに精神だけ地底探検です。

配湯管まで温泉観光の対象になる

共同浴場を楽しんだあと、普通なら次の観光地へ向かいます。しかしマニアは「この湯、どこから来てるんだろう」と配湯設備が気になって仕方ありません。市営温泉が家庭にも供給されていると知れば、「家で温泉が出るの!?」と浴場以上に興奮。湯口の向こう側まで旅してしまうのがマニアです。

池田湖を見ると湖面より湖底を想像する

青い池田湖と開聞岳を前に、友達は「きれいだね」と写真を撮っています。一方マニアは湖面を見つめながら、「この下に火山地形があるんだよな……」と別世界へ。「せっかくの絶景なんだから湖を見なよ」と言われても、「見てるよ。湖底を」と真顔。目には映らないものほど見たくなる、厄介な習性があります。

「マール」を覚えた途端、やたら使いたがる

鰻池が火山活動で生まれたマールだと知ったマニア。「鰻池はマール」「山川湾もマール」と、覚えたばかりの言葉を連発します。友達が「火口じゃダメなの?」と聞くと、「いや、“マール”って言いたいんだよ」と潔く白状。昨日まで知らなかった専門用語なのに、今日はもう十年来の付き合いのような顔で語ります。温泉旅は、ときどき語彙まで増殖させます。

池田湖の「九州最大」に異様に厳しい

「池田湖ってさ……九州最大のカルデラ湖なんだよな」と感動するマニア。友達が「池田カルデラが九州最大ってこと?」と聞くと、「違う!池田湖が九州最大のカルデラ湖なんだよ!」と早口で即訂正。まわりからは”湯めぐりカルデラ”とあだ名されてしまうのです。

管理人

管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!

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この記事を書いた人

温泉巡り歴15年。
トロトロのお湯と硫黄の香りが大好物。
なのに他の泉質にもすぐハマってしまう。
休日は山奥の秘湯へ直行。
そして、猫が好き。

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