宮沢賢治ゆかりのイーハトーブの風景に抱かれ、ゆったりとした時間が流れる花巻温泉。
ホテルを結ぶ小径を歩きながら湯船を巡り、土地の味覚や文学の足跡にも出会えます。
少し歩けば釜淵の滝、園内には色鮮やかなバラ園。
湯浴みの前後まで楽しみが続く、自然と文化に彩られた温泉リゾートです。
- 花巻温泉の泉質と源泉の特徴
混合泉と台川の湯、それぞれの泉質やpHなどを紹介します。 - 露天風呂と三館湯めぐりの楽しみ
個性の異なる浴場や連絡通路を使った湯めぐりを紹介します。 - バラ園と宮沢賢治ゆかりの観光
釜淵の滝や日時計花壇など周辺の見どころを紹介します。 - 温泉あんぱんと岩手のグルメ
名物のあんぱんをはじめ、旅で楽しみたい味覚を紹介します。 - 春夏秋冬で変わる花巻温泉の魅力
桜やバラ、紅葉、雪景色など季節ごとの楽しみ方を紹介します。
花巻温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる
ゆめにゃん猫は入れないからフィクションにゃ…


温泉マニアあるある! – 花巻温泉の魅力編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 分析書を見つけると予定が止まる
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花巻温泉に到着して、まずバラ園へ……とはなりません。温泉分析書を見つけた瞬間、「ちょっと待って、先にこれ見よう」と足が止まります。泉質、pH、源泉温度、成分総計を順番に確認し、同行者がすでに浴場へ向かっていてもお構いなし。「観光は逃げないけど、分析書は読まないと始まらないから」と、旅の優先順位がおかしくなっています。
- 0.9627g/kgで妙に興奮する
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混合泉の成分表を眺めていて、溶存物質0.9627g/kgを発見。「おおっ!1g/kgまであと少し!」と突然テンションが上がります。同行者が「だから何なの?」と聞いても、「この絶妙なところがいいんだよ!」と説明を開始。単純温泉という名前だけでは終わらせず、泉質分類の境界線付近でニヤニヤするのがマニアです。
- 別源泉があると聞いたら放っておけない
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3ホテルの混合泉を楽しんで満足……するはずが、「佳松園は台川の湯という別源泉」と知った瞬間、目つきが変わります。「えっ、pH8.9?しかもナトリウム-硫酸塩・塩化物泉!?」と興味津々。同じ花巻温泉なのに泉質が違うと分かれば、もう比較せずには帰れません。「同じ温泉地だからこそ違いを見るんだよ」と、謎の使命感まで芽生えます。
- 微かな香りほど真剣に嗅ぐ
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分析書に「微弱硫化水素臭」などと書かれていると、湯口付近で急に鼻が働き始めます。「……する。ほんの少しする!」と静かに興奮。同行者が「全然わからない」と言っても、「強くないからこそ探すんだよ」とさらに集中します。派手な硫黄臭だけが温泉の香りではありません。わずかな個性を拾えた瞬間ほど、マニアはうれしそうです。
- 湯口とオーバーフローを巡回する
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浴槽へ入ったら景色を眺めてのんびり……する前に、まず湯口へ。そして浴槽の縁を見ながら、お湯がどこへ流れているのかまで確認します。「こっちから入って……なるほど、ここへ流れるのか」と一人で納得。同行者から「何を調査してるの?」と聞かれ、「入浴だよ」とドヤ顔。どう見ても現地調査ですが、本人だけは普通に温泉を楽しんでいます。
- 三館湯めぐりをコンプリートしたがる
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ホテル千秋閣、ホテル花巻、ホテル紅葉館を巡れると知れば、「せっかくだから全部入ろう」と即決します。一湯ごとに浴槽の造りや露天風呂の景色を観察し、「同じ源泉でも浴場が変わると印象も違うなぁ」とご満悦。途中からスタンプラリーのような感覚になり、「あと紅葉館!」などと言い始めます。温泉マニアに「自由に湯めぐりできます」は危険な言葉です。
- バラ園でも温泉のことを考えている
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約450種、6,000株を超えるバラが咲く園内を歩けば、普通なら花に夢中になるところ。ところがマニアは「いやぁ、きれいだねぇ」と言いながら、頭の片隅ではさっきの源泉について考えています。同行者が写真を撮っている横で、「そういえば台川の湯は成分総計が……」と再び温泉談義を開始。バラ園に来ても、脳内だけはまだ浴室です。
- 釜淵の滝まで行って湯口を連想する
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釜淵の滝へ向かい、大きな岩盤を流れ落ちる水を眺めれば、さすがのマニアも自然の景色に感動します。しかし数分後、「これだけ水が流れてると、巨大なオーバーフローみたいだな」と余計なことを言い始めます。同行者に「滝まで温泉にするな」と怒られても、「だって流れ方がいいじゃん」と満足そう。温泉好きの目には、清流まで浴槽の続きに見えてしまいます。
- 宮沢賢治から温泉分析へ着地する
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日時計花壇や詩碑を巡り、宮沢賢治の世界に触れれば、少しくらい文学的な気分になるかと思いきや、「賢治もこの辺りを歩いたのかぁ……ところで当時のお湯ってどうだったんだろう?」と結局そこへ戻ります。文学、歴史、地質、源泉――すべての道を温泉へ接続するのがマニア。「イーハトーブって、温泉巡りにも向いてるな」と独自解釈まで始まります。
- 温泉旅行なのに確認事項が多すぎる
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「泉質は?」「pHは?」「源泉温度は?」「成分総計は?」「別源泉は?」「湯口は?」「オーバーフローは?」「香りは?」「三館とも入れる?」「バラ園と滝も行ける?」――気づけば、温泉旅行とは思えないほど確認事項が増えています。それでも本人は面倒だとは思っていません。知れば知るほど入りたくなり、入れば入るほど知りたくなる。そして周囲から、”注文の多いマニアさん”と呼ばれます。



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!
花巻温泉の魅力まとめ
奥羽の山並みを背に、木立を抜ける風が心地よく通り過ぎる花巻温泉。
大正時代に描かれた壮大なリゾート構想は、今も緑豊かな園内に息づいています。
泉質の異なる温泉を巡り、清流のせせらぎや四季の花々に出会うひととき。
温泉と自然、文学がひとつにつながる、花巻ならではの旅が待っています。
花巻温泉では、ホテル3館で使われる混合泉と、佳松園の自家源泉「台川の湯」に出会えます。泉質やpH、成分量も異なり、同じ温泉地の中でそれぞれの個性を読み解く楽しさがあります。
- 1g/kgに迫る花巻温泉混合泉
ホテル千秋閣・ホテル花巻・ホテル紅葉館で使われる混合泉は、単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)。2025年8月の分析では泉温61.6℃、pH7.7、湧出量177L/分です。溶存物質は0.9627g/kgと、単純温泉の境界となる1g/kgに迫る数値。成分表を眺めるのも面白い一湯です。 - 佳松園に湧く台川の湯
佳松園では、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・アルカリ性・高温泉)の自家源泉「台川の湯」を使用。泉温59.8℃、pH8.9、湧出量39L/分の動力揚湯で、溶存物質は1.446g/kgです。公式でも「とろとろの湯」と紹介され、ホテル3館の混合泉とは異なる湯の個性があります。 - 分析書に残る微かな硫黄香
2025年の温泉分析書では、混合泉と台川の湯のどちらにも「微かに硫化水素臭」と記されています。混合泉には白色の浮遊物も確認されており、見た目は澄んだ湯ながら、香りや湯中の様子にも観察したくなるポイントがあります。 - 約60℃の源泉を浴槽へ
混合泉は61.6℃、台川の湯は59.8℃と、いずれも源泉では高温です。各浴場では源泉を入浴に適した温度へ調整し、掛け流しと循環ろ過を併用して提供されています。源泉の数字だけでなく、実際にどのような湯使いで浴槽へ届くのかまで見てみると、温泉の楽しみがさらに広がります。
ホテル千秋閣・ホテル花巻・ホテル紅葉館は連絡通路で結ばれ、宿泊者は3館の浴場を巡ることができます。庭園露天風呂や岩盤露天風呂など、趣の異なる湯船を歩いて巡れるのも大型温泉リゾートならではです。
- バラの小径で三館湯めぐり
3つのホテルは連絡通路「バラの小径」でつながり、宿泊者は各館の大浴場を利用できます。さらに園内連絡バス「湯めぐり号」も運行。館内を移動する感覚で次の湯船へ向かえるため、ひとつの宿に滞在しながら複数の浴場を巡る、花巻温泉らしい湯めぐりが楽しめます。 - 趣を変える露天風呂の景色
ホテル花巻には自然を望む岩盤露天風呂と、2024年に誕生した庭園露天風呂「花巻満天の湯」。ホテル紅葉館には開放感のある岩露天風呂が設けられています。空や木々との距離感、浴槽の造りもそれぞれ異なり、館を変えるたびに違った景色が広がります。 - 坪庭を望む四つの貸切風呂
ホテル花巻には4室の温泉貸切風呂があり、花巻温泉の自然をイメージした坪庭を眺めながら信楽焼の浴槽を利用できます。大浴場とはひと味違い、家族や同行者だけの空間で過ごせるのが魅力。日帰り利用にも対応しているため、旅のスタイルに合わせた選択肢のひとつになります。 - 日帰りでも楽しめる花巻の湯
ホテル千秋閣・ホテル花巻・ホテル紅葉館では日帰り入浴も受け付けています。庭園露天風呂「花巻満天の湯」や貸切温泉風呂の日帰り利用も可能。宿泊旅行だけでなく、花巻周辺の観光やドライブと組み合わせて温泉へ立ち寄れるのも便利なところです。利用時間などは訪問前の確認がおすすめです。
温泉街を少し歩けば、台川の流れと釜淵の滝。園内には約5,000坪のバラ園も広がります。宮沢賢治が設計した日時計花壇など文学の足跡も残り、湯上がりの散策そのものが花巻温泉の大きな魅力です。
- 清流が岩を滑る釜淵の滝
花巻温泉を流れる台川にある釜淵の滝は、高さ約8.5m、幅約30m。大きな岩の上を清流が幾筋にも分かれて流れ落ちます。宮沢賢治の作品『台川』にも登場し、国指定名勝「イーハトーブの風景地」のひとつにも数えられる、自然と文学が交わる場所です。 - 木漏れ日の中を歩く遊歩道
釜淵の滝周辺の森林には、一周約20分の遊歩道が設けられています。木々の間から差し込む光や台川のせせらぎを感じながら歩ける、温泉街から気軽に足を延ばしやすい散策コース。新緑の季節から紅葉の頃まで、山あいの温泉地らしい風景を身近に楽しめます。 - 約6000株が彩るバラ園
約5,000坪の花巻温泉バラ園には、約450種・6,000株を超えるバラが植えられています。見頃は初夏だけでなく夏や秋にもあり、季節によって異なる花景色を楽しめるのが特徴。時期によっては夜の園内をライトアップする「ナイトローズガーデン」も開催されます。 - 賢治が設計した日時計花壇
バラ園には、花巻ゆかりの宮沢賢治が設計した日時計花壇が残されています。当初は紅葉館の中庭に置かれ、後に現在のバラ園へ移設されました。園内には賢治の詩碑もあり、花々を眺めながら、この土地に残る文学の足跡を静かにたどることができます。
花巻温泉の散策で外せないのが、名物の花巻温泉あんぱん。館内の食事では岩手の食材にも出会え、ショップには地酒や地ワインも並びます。温泉だけで終わらず、土地の味を探す時間も旅の楽しみになります。
- ずっしり名物の温泉あんぱん
温泉ベーカリーを代表する「花巻温泉あんぱん」は、店舗販売数が年間20万個を超える名物です。しっとりとした薄皮の中には粒あんがぎっしり。2023年のリニューアル以降は北海道産小豆100%の粒あんと、岩手県産小麦「銀河のちから」を使った生地で作られています。 - 約50種類が並ぶ温泉ベーカリー
温泉ベーカリーには名物あんぱんだけでなく、パンやスイーツなど約50種類の商品が並びます。旅の途中で気になるパンを選ぶのも、温泉街散策の楽しみのひとつ。園内を歩いたあとに立ち寄ったり、お土産を探したりと、温泉とは少し違った花巻の時間を味わえます。 - 岩手の食材に出会う宿の料理
各宿では、季節やプランに応じて岩手県産の食材を取り入れた料理が用意されています。旅先で口にする一皿から、その土地の山や里の恵みを知れるのも温泉旅行の楽しみ。バイキングから落ち着いた食事まで、滞在スタイルに合わせて花巻・岩手の味を探せます。 - 地酒や地ワインも旅の土産に
花巻温泉のショップでは南部鉄器をはじめ、岩手の地酒や地ワインなども扱っています。食事と一緒に楽しむだけでなく、旅の余韻を持ち帰るお土産として選ぶのも一案。さらに花巻市街へ足を延ばせば、わんこそばをはじめとした地域ならではの食文化にも出会えます。
花巻温泉は、古くから自然湧出する湯治場として始まった温泉地とは少し違います。大正時代に壮大なリゾート構想のもとで開かれ、約一世紀にわたって観光と文化を育んできた、その成り立ち自体が大きな個性です。
- 大正12年に始まった花巻温泉
花巻温泉の始まりは1923(大正12)年。創始者・金田一国士が「花巻に宝塚に匹敵するリゾート地を建設する」という構想を掲げ、近隣の台温泉から湯を引いて開業しました。昔ながらの湯治場とは異なる、計画的につくられた大規模温泉リゾートという成り立ちが、現在にも続く花巻温泉の個性です。 - 遊びと文化を集めた一大リゾート
開業後は旅館群だけでなく、公会堂、遊戯場、動物園、テニスコート、プールなど多彩な施設が整備されました。さらに公式沿革には「日本初のナイタースキー場」も記録されています。温泉に泊まるだけではなく、滞在そのものを楽しむ場所を目指した発想は、現在の総合リゾートにも通じています。 - 日本新八景で全国に名を広める
1927(昭和2)年、大阪毎日新聞社と東京日日新聞社が主催した「日本新八景」の人気投票で、花巻温泉は約200万票を獲得。開業からわずか4年で全国1位となり、その名を広く知られるようになりました。当時の人々が新しい温泉リゾートへ寄せた熱気を伝える、花巻温泉の歴史を象徴する出来事です。 - 山あいながら訪れやすい立地
東北自動車道花巻ICから車で約5分、新花巻駅から約20分、いわて花巻空港から約15分と、豊かな自然に囲まれながら交通の便にも恵まれています。新花巻駅などと結ぶ無料送迎バスも用意されており、車でも鉄道でも旅程を組みやすいことが、長く親しまれてきた温泉リゾートの強みです。



湯を巡り、滝へ歩き、バラの香りと賢治の足跡に出会う。
次の休みは、花巻温泉で「イーハトーブの自然と文化」をたどる旅に出かけませんか?
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
花巻温泉 – アクセスと基本情報
| 温泉地名 | 花巻温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県花巻市 |
| 入浴施設 | 複数あり |
| 主な泉質 | 単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉) ※佳松園「台川の湯」はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・アルカリ性・高温泉)です。 pH:7.7(混合泉)、8.9(台川の湯) |
| お湯の特徴 | ホテル3館で使われる混合泉は、源泉温度61.6℃の単純温泉。 溶存物質0.9627g/kgと1g/kgに近い数値も注目点です。 佳松園にはpH8.9の別源泉「台川の湯」があり、同じ温泉地で泉質の異なるお湯に出会えます。 |
| 香り | 混合泉と台川の湯は、2025年8月の温泉分析書でいずれも「微かに硫化水素臭」と記録されています。強い硫黄臭を特徴とする温泉ではありませんが、無色透明の見た目とともに、湯口付近の繊細な香りにも注目したくなるお湯です。 |
| 雰囲気 | 山々と豊かな木立に囲まれた、開放感のある温泉リゾート。 4つの宿泊施設やバラ園などがまとまり、ホテル3館は連絡通路で結ばれています。 昔ながらの小さな湯治場とはひと味違う、大正期から育まれてきた華やかさと自然が共存する温泉地です。 |
| 楽しみ方 | まずはホテル3館の浴場を巡り、花巻温泉のお湯をじっくり楽しみたいところ。 湯上がりには温泉ベーカリーの花巻温泉あんぱんなど土地の味を楽しみ、バラ園や釜淵の滝へ散策するのもおすすめです。 宮沢賢治ゆかりの日時計花壇にも立ち寄れば、温泉・自然・グルメ・文学を一度の旅で味わえます。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
- 花巻温泉を彩るバラ園
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釜淵の滝や宮沢賢治ゆかりの日時計花壇など、花巻温泉には「イーハトーブ」を連想させる風景が点在します。温泉街を拠点に自然と文学の舞台をたどれることも、花巻ならではの旅を形づくる要素です。
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花巻温泉 季節ごとの魅力まとめ
奥羽の山々に抱かれた花巻温泉は、季節が巡るたびに園内の景色を鮮やかに変えていきます。
春の桜と若葉、初夏から秋へ続くバラ、錦に染まる森、そして雪に包まれる冬景色。
温泉だけでなく、花や清流、散策路まで含めて四季を楽しめることが、この温泉リゾートの大きな魅力です。
冬の景色がほどけ始めると、桜、チューリップ、若葉へと園内の色彩が少しずつ増えていきます。5月下旬にはバラの第一シーズンも始まり、春から初夏へ花々がバトンをつないでいきます。
- 少し遅れて咲く花巻温泉の桜
花巻温泉の桜は花巻市内より少し遅れて咲く傾向があり、園内でも場所によって開花時期が異なります。2026年は4月9日に開花し、16日には全体が満開に。樹齢約80年と紹介される「青葉の一本垂れ桜」もあり、園内を歩きながら春景色を巡れます。 - 花壇を彩る春の草花
バラの本格的な季節を迎える前も、園内には春ならではの彩りがあります。花巻温泉バラ園では4月以降、パンジーやチューリップなど季節の花々が花壇を飾り、温室では冬から引き続きクリスマスローズなどを見ることができます。 - 若葉と百合の樹を探す散歩
春にはユズリハが新しい葉を伸ばし、前年の葉と入れ替わる様子を見ることができます。5~6月頃には「百合の樹」も開花。高い枝先にひっそり花をつけるため、足元の花壇だけでなく、木々を見上げながら歩くのも春の楽しみです。 - 春の終わりに始まるバラの季節
5月下旬になると、花巻温泉バラ園は第一シーズンへ。公式案内では5月下旬から6月下旬が最初の見頃とされ、2026年のナイトローズガーデンも5月30日に開幕しました。桜から新緑、そしてバラへと景色が変化していく時期です。
初夏はバラ園が一年でも特に華やぐ季節。夏が深まれば森林の緑も濃くなり、釜淵の滝へ続く遊歩道にも木陰が広がります。夜にはライトアップされたバラ園という、昼とは異なる景色も待っています。
- 六千株を超えるバラの第一シーズン
6月は、約5,000坪の花巻温泉バラ園を代表する第一シーズン。園内には約450種、6,000株を超えるバラが植えられ、品種ごとに異なる色や花姿を見比べながら散策できます。噴水や小径を巡りながら、広い園内をゆっくり楽しみたい時期です。 - 光に包まれるナイトローズガーデン
夜には「ナイトローズガーデン」が開催され、バラの虹色アーチや星のオブジェなどが園内を彩ります。2026年は5月30日から10月12日までの開催。日没後は昼間とは印象の異なるバラ園となり、夏の夜ならではの散策を楽しめます。 - 深い緑の中を歩く釜淵の滝
花巻温泉から徒歩約10分の釜淵の滝周辺には、一周約20分の遊歩道があります。木漏れ日の差す森林を進んだ先には、高さ8.5m、幅30mの岩盤を幾筋もの水が流れる滝。木々が茂る夏は、花園とはひと味違う自然の景色を楽しめます。 - 緑を眺めながら巡る夏の湯船
ホテル花巻には岩盤露天風呂「花巻の湯」と庭園露天風呂「花巻満天の湯」、ホテル紅葉館には岩露天風呂があります。さらに3館は屋内連絡通路「バラの小径」で接続。雨の日でも外へ出ずに館を移動しながら湯めぐりできます。
秋はバラの第三シーズンと紅葉が続いて訪れる、花巻温泉でも特に色彩豊かな時期です。10月から11月にかけては園内や釜淵の滝周辺の木々も色づき、花と森の二つの秋景色を楽しめます。
- 静かに楽しむ秋バラの第三シーズン
花巻温泉バラ園では9月中旬から10月中旬頃が第三シーズン。春から続いてきたバラの見頃を、秋にも楽しむことができます。花壇のバラは10月下旬頃まで案内されているため、紅葉へ移り変わる園内を歩きながら季節の花を探せます。 - 秋バラから紅葉へ移る園内
花巻温泉周辺の紅葉は例年10月中旬から11月上旬頃。秋バラのシーズン終盤と木々の色づきが近い時期に重なるため、10月頃はバラ園から紅葉の散策へと景色の変化を楽しめます。2025年も10月上旬から少しずつ木々が色づき始めました。 - 紅葉に包まれる釜淵の滝
釜淵の滝周辺は、例年10月下旬から11月上旬頃に紅葉の見頃を迎えます。白く流れる滝と赤や黄に染まった森林を同時に眺められ、温泉街から歩いて向かえるのも魅力。落葉の季節ならではの森の表情を身近に楽しめる散策先です。 - 紅葉散歩と秋の味を組み合わせる
紅葉の時期は園内散策とグルメを組み合わせるのも一案です。2025年には温泉ベーカリーで期間限定の栗あんぱんも登場し、2026年も秋限定の栗商品が販売されています。季節商品は年ごとに変わるため、訪問時の楽しみとしてチェックしたいところです。
雪に包まれる冬は、花の季節とは一転して静かな表情を見せる花巻温泉。積雪時には雪遊びができるほか、ホテル3館を結ぶ屋内通路を使えば、冬の天候を気にせず湯めぐりを楽しめます。
- 雪景色を眺める冬の露天風呂
積雪時には、庭園露天風呂「花巻満天の湯」やホテル紅葉館の岩露天風呂などから冬景色を眺められることも。空や木々を間近に感じる露天風呂は、緑や紅葉の季節とはまったく異なる表情になります。なお、花巻満天の湯はメンテナンス等で冬季休業する場合があります。 - 冬こそ便利なバラの小径
ホテル千秋閣・ホテル花巻・ホテル紅葉館は屋内の連絡通路「バラの小径」で結ばれています。雪や冷たい風のある日でも屋外へ出ずに館を移動でき、各館の浴場を巡れるのが冬には特にうれしいところ。通路には創業当時や四季の写真も展示されています。 - 積雪時に楽しむスノーパーク
冬季の積雪時には園内にスノーパークが設けられ、そり遊びやかまくらなどを楽しめます。遠くの雪山へ移動しなくても、温泉リゾートの中で雪国らしい遊びに触れられるのが特徴。実施状況は積雪量に左右されるため、訪問前の確認がおすすめです。 - 冬にも残る花と水辺の景色
屋外のバラが休む冬も、バラ園の温室ではクリスマスローズの展示販売などが行われています。また、園内の「松島園」には冬場になると水鳥が訪れることも。花盛りの季節とは異なる、静かな園内を歩いてみるのも冬ならではの過ごし方です。
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。









