地下1000メートルから毎分500リットルの源泉が湧き続けるはやぶさ温泉。
脱衣所に向かう廊下で温泉分析書を眺めると、pH9.9の高アルカリ性が記されていました。
浴槽に身を沈めると、湯ざわりのなめらかさや、ほのかな硫黄の香りが静かに伝わってきます。
内湯から露天へと場所を移しながら、異なる開放感の中で源泉と向き合う。
そこにあるのは、加工を排した、素の温泉との付き合い方です。
- pH9.9の高アルカリ泉の個性
温泉分析書から実際の湯ざわりまで、トロトロ感と硫黄香の詳しい体感。 - 毎分500リットルの豪快なオーバーフロー
源泉かけ流しの鮮度を目と肌で確認できる、ドバドバとした光景の迫力。 - 温泉水仕込みの郷土料理と食事
刺身こんにゃくやほうとう、山梨の食材を使った湯上がりのグルメ体験。 - 恵林寺と西沢渓谷、季節ごとの観光コース
武田信玄ゆかりの寺から周辺の自然スポット、四季折々の楽しみ方。 - 日帰り訪問の流れとアクセス情報
浴室→食事→土産までの滞在時間、中央道勝沼インターからの行き方。
はやぶさ温泉 体験記
4月下旬のやわらかな日差しの中、山梨の恵林寺近くにある日帰り浴場へと足を運びました。
連休前の穴場的な時間帯だったのか、静かな浴室には豪快なお湯の音が響き渡り、床一面を絶え間ないオーバーフローが満たしていました。
湯上がりに大広間で味わう素朴な料理や、温泉水仕込みのお土産まで。
温泉そのものだけでなく、館内で過ごす時間まで印象に残る湯巡り旅でした。
浴室のドアを開けた瞬間、激しい水音とともに目に飛び込んできたのは、床一面を覆い尽くすほどの見事なオーバーフローでした。
- 大きな鯉の口から注ぐ源泉
ドアを開けると、斜め上を向いた大きな鯉の湯口から滝のように勢いよくお湯が注がれていました。ドバドバと音を立てて波紋を広げる様子に思わず足が止まり、その力強い光景をじっと見つめてしまいました。 - 足元を流れる豊かなオーバーフロー
湯船の縁からは絶え間なくお湯が溢れ出し、洗い場の床全体をお湯の海に変えていました。足の裏を流れる温かいお湯の感触を確かめながら、新しい源泉が次々と注がれ、床を流れていく様子を目でも肌でも追いました。 - カランまで源泉が使われるこだわり
体を洗おうとカランを捻ると、そこからも温かい源泉が勢いよく飛び出しました。シャワーまで惜しみなく源泉が使われており、顔を洗うたびにほのかな硫黄の香りに包まれる贅沢さに笑みがこぼれました。 - 連休直前の静けさを独り占め
4月下旬のゴールデンウィーク直前の日曜日だったためか、混雑もなく穏やかな時間が流れていました。静かな空間に響くお湯の音を聞きながら、湧きたての源泉に身を委ねる時間を静かに噛み締めました。
脱衣所へ向かう廊下の温泉分析書でpH9.95の文字を確認し、浴槽のお湯がますます楽しみになりました。
- 肌を滑る滑らかな湯ざわり
手ですくってみると、指の間をヌルヌルと滑り落ちるようなトロみを感じました。肌を撫でるとまるでシルクの布を纏ったかのような触感で、思わず何度も自分の腕を優しく擦ってしまったほどです。 - 湯面から漂うほのかな硫黄の香り
湯船にじっくりと身を沈めると、鼻先をかすかになでるたまごのような香りが漂いました。強すぎないやわらかな香りが湯けむりとともに立ち上り、深呼吸をするたびに、ほのかな硫黄の香りが鼻腔を通り抜けていきます。 - 長湯にぴったりの絶妙な源泉温度
湯口の源泉温度は約42度と書かれていましたが、広い浴槽に注がれたお湯は41度前後のやわらかな温かさでした。熱すぎずぬるすぎない温度のため、ゆっくり湯に浸かりながら、時間を忘れて過ごしていました。 - 階段を下りて向かう岩造りの露天
内湯を満喫したあとは、足元に気をつけながら慎重に階段を下りて露天風呂へ向かいました。外気に触れるひんやりとした空気と、お湯の温かさのコントラストが実に心地よく、時間を忘れて長湯してしまいました。
湯上がりは着替えて大広間へ向かい、のんびりとした雰囲気の中でお腹を満たす時間を過ごしました。
- 昔ながらの温泉旅館のような大広間
畳が広がる大広間に入ると、大きな窓からやわらかな光が差し込んでいました。座布団に腰を下ろして周囲を眺めていると、昔ながらの温泉旅館のような落ち着いた空気が流れていました。 - 温泉水で仕込まれた刺身こんにゃく
食事処で注文した刺身こんにゃくは、驚くほど滑らかな口当たりでした。甘めの味噌を少しつけて噛みしめると、つるりとした食感と一緒に素材そのものの味わいが口いっぱいに広がります。 - 湯上がりに嬉しい素朴な味噌おでん
しっかりと味が染み込んだあつあつの味噌おでんも味わいました。湯上がりに冷えたお茶を飲みながら頬張るおでんは格別で、素朴ながらも贅沢なご馳走として記憶に残りました。 - 湯上がりに味わうペットボトルの温泉水
食後は冷えたペットボトルの温泉水を買い求め、一気に喉へ流し込みました。癖のないまろやかな口当たりで、湯上がりにも飲みやすい味わいでした。
素晴らしいお湯との出会いにすっかり魅了され、帰り際にはこの土地ならではのお土産を買い求めました。
- 温泉水仕込みのオールインワンジェル
売店で見つけた温泉水使用のオールインワンジェルに目を奪われました。このトロトロとした湯ざわりを自宅でも思い出せそうだと感じ、迷わず購入を決めました。 - 直売所に並ぶ旬の果物と加工品
館内のコーナーには地元の新鮮な野菜や果物加工品がずらりと並んでいました。山梨の風土を感じさせるお土産を手に取りながら、旅の最後の買い物を存分に楽しみました。 - 車へ乗り込む瞬間の湯ざわりの記憶
車に乗り込んでハンドルを握ると、現地で感じたなめらかな湯ざわりがふと頭に浮かびました。その余韻を胸に、ゆっくりと帰路につきました。 - 旅のあとも続く温泉水の楽しみ
持ち帰った温泉水を自宅で一口飲むたびに、あの豪快な湯口の音や贅沢な空間が鮮やかに蘇ります。日常に戻ってからも旅の余韻をじっくりと噛みしめることができました。
湯巡りの前後には周辺の歴史ある街並みや自然に触れ、甲州の豊かな風土を五感で味わうことができます。
- 武田信玄ゆかりの恵林寺散策
温泉から車を少し走らせ、武田信玄公の菩提寺である恵林寺を訪ねました。静寂に包まれた境内の緑を眺めながら歩を進めると、木々の匂いと爽やかな風が心地よく頬を撫でていきました。 - 甲府盆地を見下ろすフルーツ公園
高台にある笛吹川フルーツ公園からは、広大な甲府盆地と山並みを一望できました。澄み渡る空の下で遠くの景色を眺めながら、山梨の開放的なロケーションをたっぷりと堪能しました。 - 果樹園が広がる勝沼の風情
周辺には勝沼のぶどう畑や桃畑が広がり、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。初夏の青々とした葉や秋の果実の香りを想像しながらドライブするだけでも、晴れやかな気分になれました。 - 自然豊かな西沢渓谷へのドライブ
少し足を伸ばせば、清らかな渓流と滝が織りなす西沢渓谷の自然が広がっています。新緑や紅葉の季節には、温泉と合わせて訪れてみたい場所の一つです。
ゆめにゃん湯に包まれ、味覚を奏で、甲州の風を感じる。
次の休みは、はやぶさ温泉で「ドバドバ流れる名湯の鮮度」を全身で確かめる旅に出かけませんか?
はやぶさ温泉へのアクセスと基本情報
| 温泉地名 | はやぶさ温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県山梨市牧丘町隼 |
| 入浴施設 | はやぶさ温泉 |
| 主な泉質 | アルカリ性単純温泉(アルカリ性・低張性・高温泉) pH:9.95前後 |
| お湯の特徴 | 温泉分析書でpH9.95を確認してから湯船へ向かいましたが、数字以上に印象に残ったのはトロトロとした湯ざわりでした。 高アルカリのお湯は刺激が少なく、巨大な湯口から豪快に注がれる源泉と絶え間ないオーバーフローを眺めながら、その個性をじっくり楽しむことができました。 |
| 香り | 高アルカリのお湯は無臭に近いと想像していましたが、実際には湯口へ近づくと心地よいほのかな硫黄の香りを感じました。 強く主張するタイプではなく、湯けむりの中にふんわりと漂うやさしい香りで、源泉らしい個性をさりげなく感じられます。 |
| 雰囲気 | 温泉街を散策するタイプではなく、地元の人にも親しまれる素朴な日帰り温泉という印象でした。 館内には温泉施設らしい落ち着いた空気が流れ、大広間で食事を楽しみながら、豪快な源泉とともにゆったりとした時間を過ごせます。 |
| 楽しみ方 | 巨大な鯉の湯口や豪快なオーバーフローを眺めながら内湯と露天風呂を満喫するのがおすすめです。 湯上がりには刺身こんにゃくや味噌おでん、温泉水も楽しみ、帰りには恵林寺や笛吹川フルーツ公園へ立ち寄ると、山梨らしい一日を過ごせます。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は訪問時のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
- ドバドバ湧く源泉かけ流し
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扉を開けると、湯口からドバドバと勢いよく注ぐ湧きたての湯量に目を見張ります。加水も加温も行わない純粋な源泉が惜しみなく注ぎ続け、湯船に身を沈めると新鮮なお湯の波紋が全身を包み込むような贅沢な感覚を覚えました。
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廊下の温泉分析書でpH9.95の数値を確認してから浸かると、指先を滑るトロトロとしたやわらかな湯ざわりに納得します。ほのかな硫黄の香りが湯けむりとともに漂い、肌をなでる滑らかな質感をお湯の中でじっくりと確かめられました。
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浴室の中でひときわ存在感を放つのが、斜め上を向いた巨大な鯉の湯口です。口から滝のようにあふれ出る源泉の音を聞きながら湯船に浸かると、まるで湯の滝を眺めているかのような躍動感あふれる光景を間近で楽しむことができました。
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湯船の縁から床全体へと贅沢に流れ出すオーバーフローの光景に気持ちが高まります。足元をあたたかいお湯が絶え間なく通り抜けていき、カランやシャワーから出る源泉も含めて、湯量の豊富さを全身で体感できる素晴らしい空間でした。
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湯上がりは大広間に移動し、温泉水で仕込まれた刺身こんにゃくや味噌おでんを味わいました。つるりとした独自の口当たりと素朴な味付けが火照った身体に心地よく、冷えたペットボトルの温泉水と一緒に最後まで旅の余韻を満喫しました。
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温泉マニアあるある! — はやぶさ温泉編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 温泉分析書を見てから湯ざわりを確かめる
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脱衣所へ向かう途中で温泉分析書を見つけると、迷わず足を止めます。「pH9.95か、今日は期待できそうだ」と分析書を読み終えてから浴槽へ。友達が「先に入ればいいのに」と笑っても、「数字と実際の湯ざわりを照らし合わせるところまでが温泉だから」と力説します。分析書は説明書ではなく、これから始まる体験の予告編なのです。
- 鯉の口からは何リットル出ているか考え始める
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浴槽の奥で豪快にお湯を吐き出す巨大な鯉を見ると、「これ、毎分どれくらい流れてるんだろう」と考え始めます。友達が「鯉の心配してるの?」と笑っても、「いや、この勢いが最高なんだよ」と目はずっと湯口へ。勢いよく流れ落ちる源泉と床へ広がるオーバーフローを眺めているだけで、時間があっという間に過ぎていきます。
- オーバーフローを見て無言になる
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普通の人は「すごい勢いだね」で終わりますが、マニアは床いっぱいに広がるオーバーフローを前に静かになります。波紋の広がりや流れる音、足元を流れるお湯の温度までじっくり観察。「これだけでいい…」と呟く姿に、友達は思わず苦笑い。豪快に流れる源泉そのものが、ごちそうになっているのです。
- カランから源泉が出るたびに感動する
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体を洗おうとシャワーを使った瞬間、「ここまで源泉なの!?」と毎回感動します。何度訪れていても、その贅沢さに驚くのがマニアの不思議なところ。友達が「シャワーでそんなに盛り上がる?」と首をかしげても、「これも立派な温泉体験だから」と嬉しそう。カラン一つにも、その施設のこだわりを感じ取っています。
- 香りは「ほのかな硫黄」が一番好き
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「硫黄泉ならもっと強い香りがいいんじゃない?」と言われても、「いや、この控えめさが絶妙なんだよ」と即答します。湯口へ近づいてふんわり漂うやさしい硫黄の香りを確かめるため、何度も深呼吸。友達から「犬みたいだね」と笑われても、「香りも立派な温泉分析だから」と真剣そのものです。
- 温泉水まで旅の思い出にする
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飲泉所や売店で温泉水を見つけると、「これも連れて帰ろう」と迷わず購入します。友達が「家でも飲むの?」と驚くと、「帰ってから旅を思い出すためだよ」とにっこり。自宅で一口飲むたびに、豪快な湯口や床を流れるオーバーフローの光景まで思い浮かべています。温泉旅は、家に帰ってからも静かに続いているのです。
- 刺身こんにゃくと味噌おでんはセット注文
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湯上がりに食事処へ向かうと、刺身こんにゃくと味噌おでんを自然に注文します。友達が「なんで毎回同じなの?」と聞くと、「これがはやぶさ温泉の締めだから」と即答。温泉水仕込みの刺身こんにゃくを味わいながら、次はどの温泉へ行こうか考え始める時間までが、マニアにとっては旅の一部です。
- 「ドバドバ」という擬音だけで盛り上がる
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「今日はどうだった?」と聞かれると、「もうドバドバだった!」だけで話が通じます。普通の人は何のことか分かりませんが、温泉好き同士なら「いいオーバーフローだったんだな」と即座に理解。動画を見返しては水音を楽しみ、写真よりも流れるお湯を撮る時間の方が長くなります。
- オーバーフロー特派員と呼ばれる
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旅先で温泉を訪れても、真っ先に確認するのは湯口でも露天風呂でもなく、オーバーフローの勢いです。「今日は床のどこまで流れてる?」「波紋は広がってる?」と細かく実況し始めるため、友達はすっかり聞き役に。「また始まったよ」と笑われながらも、その熱量につられて床を流れる源泉を眺め始める人が続出。気づけば周囲からはオーバーフロー特派員」と呼ばれます。



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!








