黒部川の清らかな流れに沿って、深い山あいに広がる宇奈月温泉。
約7キロ上流の黒薙から届く澄んだ湯と、四季折々に色を変える黒部峡谷の景色が旅人を迎えます。
遠くから聞こえるトロッコ電車の走行音も、この土地ならではの旅情のひとつ。
山と川、温泉が寄り添う時間を、ゆっくりと楽しめる温泉地です。
- 泉質やお湯の特徴がわかる
弱アルカリ性の単純温泉や引湯の特徴を紹介します。 - 黒部峡谷の楽しみ方がわかる
トロッコ電車や展望スポットなど観光情報をまとめます。 - おすすめグルメがわかる
白えびや名水ポーク、ご当地甘味などを紹介します。 - 季節ごとの魅力がわかる
新緑・紅葉・雪景色など四季の見どころを整理します。 - 日帰り入浴や街歩きがわかる
総湯や足湯、散策スポットなど旅の楽しみ方を紹介します。
宇奈月温泉ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる
ゆめにゃん猫は入れないからフィクションにゃ…


温泉マニアあるある! – 宇奈月温泉の魅力編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 透明すぎて湯船の底を確認する
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宇奈月の無色透明な湯を前にすると、まず水面ではなく浴槽の底を凝視。「どこまで見えるんだ!?」と透明度チェックが始まります。友達が「普通にきれいなお湯じゃん」と言っても、「この澄み方を見てくれ!」と譲らない。濁り湯とは真逆の方向からテンションが上がります。
- 7キロ先の黒薙に思いを馳せる
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湯口から流れるお湯を見ながら、「これ、約7キロ上流から来たんだよな……」と突然遠い目。友達が「いま目の前にあるじゃん」と言っても、「黒薙からここまで旅してきたんだぞ!」と感慨深げです。宇奈月では湯口を見るだけで、脳内だけ黒部峡谷を7キロほど遡ります。
- 約90℃と聞いた瞬間に食いつく
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源泉地では約90℃にもなると知れば、「90℃!?そこから引いてくるの!?」と目が輝きます。普通なら「熱いね」で終了するところを、マニアは引湯距離や温度変化まで気になって仕方ありません。入浴する前から頭の中では、黒薙から宇奈月までの温泉輸送ドキュメンタリーが始まっています。
- 分析書でpHより先に色を見る
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分析書を見つければ、pHや成分値を確認する……と思いきや、最近のマニアはまず「色」の欄へ。「無色……よし!」と小さくうなずき、それから泉質やイオン組成を読み始めます。友達に「順番おかしくない?」と言われても、「宇奈月は透明感も主役だから」とドヤ顔。分析書の楽しみ方まで独特です。
- 湯口を見ると配管の先まで想像する
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浴槽に静かに注がれる湯を見て、「この向こうに黒薙が……」と配管のルートまで想像し始めます。湯量やオーバーフローを眺めながら、頭の中では山中を延々と延びる引湯管を再生。友達にはただの湯口でも、マニアには黒部峡谷と温泉街をつなぐ壮大なゴール地点に見えています。
- 香りが穏やかでもクンクンする
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無色透明で香りの印象も比較的穏やかな宇奈月。それでもマニアは湯口付近でさりげなくクンクン。「何か感じる気がする……」と真剣です。友達が「ほとんど匂わなくない?」と言っても、「強い香りだけが温泉じゃない」と妙に格好いいことを言い出す。嗅覚調査に休業日はありません。
- トロッコに乗っても温泉を探している
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普通の観光客なら黒部峡谷の絶景に夢中。しかし温泉マニアは「この先に黒薙があるんだよな」「鐘釣にも温泉が……」と別方向へ興奮します。せっかくの絶景なのに、車窓から源泉の気配まで探し始める始末。トロッコ観光が、いつの間にか「峡谷温泉偵察ツアー」へ変わっています。
- 黒薙の記事まで読み始めて帰ってこない
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宇奈月のお湯を調べていただけなのに、湯元の黒薙が気になって検索開始。「ほうほう、ここから引湯して……ん?黒薙そのものにも入れるのか?」。さらに黒部峡谷の温泉まで調べ始め、気づけば宇奈月のページを閉じています。一つの温泉を調べたはずが、行きたい温泉が増える。いつもの症状です。
- 峡谷の景色より配管にロマンを感じる
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目の前には日本有数の黒部峡谷。ところが「この険しい地形を約7キロも引湯したのか……」と、絶景を眺めながら考えているのは温泉の配管です。トロッコ、ダム、電源開発、引湯の歴史までつながった瞬間、「宇奈月すげぇ……」と感動。自然だけでなく、人が湯を運んだ物語にも弱いのです。
- 大蛇伝説まで調べ始める
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温泉、黒薙、トロッコ、峡谷……そこまで調べれば十分なのに、なぜか愛本周辺に伝わる大蛇伝説まで到達。「ほう……大蛇ね…」と目を輝かせ、まわりからは“湯めぐりオロチ”とあだ名されてしまうのです。



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!
宇奈月温泉の魅力まとめ
北アルプスの山々を深く刻む黒部峡谷。その玄関口に宇奈月温泉はあります。
湯煙の向こうには、春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに異なる山の表情。
黒薙から引かれる無色透明の湯や、黒部の名水、富山の味覚も旅を彩ります。
温泉街に身を置くだけで、黒部という土地の豊かさを感じられる場所です。
宇奈月温泉の湯元は、温泉街から約7キロ上流にある黒薙温泉。山深い源泉地から長い引湯管を通って届く、無色透明の弱アルカリ性単純温泉です。高温の源泉と豊富な湯量、それを街まで届ける壮大な仕組みも宇奈月ならではの魅力です。
- 約7キロを旅する黒薙の湯
宇奈月温泉の湯元は、黒部峡谷の奥に位置する黒薙温泉です。大正時代に始まった引湯事業では、険しい山中に木管を敷設して温泉街まで湯を運びました。現在も約7キロの引湯路を通じて高温の源泉が供給されており、「山の奥から温泉が旅をしてくる」という壮大な物語を感じられます。 - 無色透明の弱アルカリ性単純温泉
泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、分析例ではpH8台。見た目は無色透明で、湯口から注がれる澄んだお湯が印象的です。成分濃度の強さを前面に出すタイプではなく、黒部川の清流を思わせるような、すっきりとした佇まいそのものが宇奈月の湯らしさといえます。 - 豊かな湯量が支える温泉街
黒薙では毎分約2,000リットル規模の湧出量が紹介され、宇奈月温泉全体でも大量の温泉が利用されています。旅館やホテルだけでなく、総湯や足湯など街のさまざまな場所で温泉に出会えるのも、この豊かな湯量があってこそ。温泉が一軒の宿ではなく、街そのものを潤しているような温泉地です。 - 駅前から始まる温泉の風景
富山地方鉄道の宇奈月温泉駅前では、湯気を立てる温泉噴水が訪れる人を迎えます。山奥の黒薙から長い距離を旅してきた温泉が、街の玄関口で目に見える風景になっているのが面白いところ。列車を降りた瞬間から「温泉地へ来た」という雰囲気を感じさせてくれます。
宇奈月温泉を包むのは、切り立った山々と黒部川が織りなす雄大な峡谷。温泉街のすぐそばまで迫る自然は、季節によって鮮やかに表情を変えます。温泉だけで完結せず、窓の外まで含めて一つの旅になるのが宇奈月の大きな魅力です。
- 宿から眺める黒部峡谷
黒部川沿いには峡谷を望める旅館やホテルが点在し、客室や浴場などから山と川の景色を楽しめる施設もあります。眼下を流れる川や対岸の山肌がすぐそばに感じられる距離感は、深い谷の入口に生まれた宇奈月ならでは。宿を選ぶ際には、眺望にも注目したくなる温泉地です。 - 季節ごとに変わる峡谷の色彩
春には淡い新緑が山肌を覆い、夏には深い緑と清流のコントラストが際立ちます。秋になると峡谷は赤や黄色に染まり、冬には雪をまとった静かな世界へ。建物や川の位置は同じでも、季節によってまったく異なる風景に出会えるため、時期を変えて訪れる楽しみがあります。 - 山と川が迫るダイナミックな地形
北アルプスから流れ下る黒部川が山々の間を刻み、深い峡谷をつくり出しています。その入口に温泉街がまとまっているため、宇奈月では街を少し歩くだけでも山の迫力や川の流れを身近に感じられます。人の営みと巨大な自然が驚くほど近いことも、この温泉地の印象を強くしています。 - 総湯から楽しむ宇奈月の温泉
温泉街の中心部には総湯「湯めどころ宇奈月」があり、宿泊しなくても宇奈月の湯に触れられます。さらに日帰り入浴を受け入れる旅館やホテルもあり、予定に合わせて温泉を楽しめるのも魅力。営業時間や利用条件は変わることがあるため、訪問前に最新情報を確認すると安心です。
現在は観光地として親しまれる宇奈月ですが、その歩みは黒部川の水力発電開発と深く結び付いています。資材運搬のために生まれた鉄道が今ではトロッコ電車となり、温泉街から峡谷の奥へ。景色だけではない「黒部の物語」を感じられる温泉地です。
- 電源開発とともに誕生した温泉地
かつて桃原と呼ばれていた土地は、大正時代に進められた黒部川の電源開発とともに大きく姿を変えていきました。その時代に黒薙からの引湯も進められ、1923年に宇奈月温泉が開湯。自然の恵みだけでなく、それを生かそうとした人々の挑戦によって生まれた歴史を持っています。 - 峡谷へ向かう黒部峡谷鉄道
宇奈月駅から峡谷の奥へ延びる黒部峡谷鉄道は、もともと発電所建設の資材や作業員を運ぶためにつくられた軌道です。現在では小さなトロッコ電車が峡谷を走り、橋やトンネルを次々と通過。山肌が迫る車窓から、道路とはまったく違う角度で黒部の自然を眺められます。 - 赤い橋とトロッコの走行音
宇奈月駅を出たトロッコ電車が黒部川を渡る新山彦橋は、深い緑の中に赤い橋が映える印象的な景観です。列車が橋を渡る音は温泉街にも響き、姿が見えなくてもトロッコの存在を感じることがあります。川の音と列車の音が重なる風景も、宇奈月ならではの旅情です。 - 黒部川電気記念館で歴史を知る
温泉街には黒部川電気記念館があり、黒部川の電源開発や発電所建設の歩みを展示しています。壮大な峡谷を眺めたあとで、その自然と向き合ってきた人々の歴史を知ると、目の前の風景の見え方も少し変わります。温泉とトロッコだけでは終わらない、宇奈月の奥行きを感じられる場所です。
深い山あいにある宇奈月温泉ですが、旅の食卓には富山湾の海の幸も登場します。北アルプスから流れる名水、地域ブランドの食材、昔ながらの甘味まで、山と海の距離が近い富山ならではの食文化も宇奈月旅行の大きな楽しみです。
- 富山湾から届く海の幸
富山を代表する味覚の一つである白えびをはじめ、季節によってさまざまな魚介料理に出会えます。山に囲まれた温泉街で富山湾の恵みを味わえるのは、山と海の距離が近い富山ならでは。宿の料理や温泉街の食事処など、それぞれの店が提供する旬の味覚を探すのも旅の楽しみです。 - 黒部名水ポークを味わう
黒部地域のブランド食材として知られる「黒部名水ポーク」も、ご当地グルメの一つ。温泉街や黒部市内では、釜飯や丼などさまざまな料理で提供されています。富山というと魚介類に目が向きがちですが、山側にも土地ならではの食材があり、食の選択肢を広げてくれます。 - 名水から生まれる宇奈月ビール
黒部の水を生かした「宇奈月ビール」は、温泉地周辺で親しまれている地ビールです。地域の水と食文化とのつながりを感じられる一品で、お土産として探す楽しみもあります。ほかにも黒部周辺には地酒などがあり、富山の料理と合わせて土地の味を楽しめます。 - 温泉街で見つけるご当地甘味
宇奈月には「おもかげ」や「湯の花ごろも」といった温泉街らしい銘菓をはじめ、とうふプリンなど散策途中に立ち寄りやすい甘味があります。昔ながらのお菓子から新しいスイーツまで種類があり、少しずつ食べ歩きながら温泉街を巡るのも楽しい過ごし方です。
宇奈月は、温泉街そのものを歩く時間も楽しい場所です。黒部川沿いの遊歩道や展望スポット、美術館、足湯などが比較的まとまっており、トロッコに乗らない時間にも見どころがあります。川の音を聞きながら、気になる場所へ寄り道してみましょう。
- 旧軌道をたどるやまびこ遊歩道
黒部峡谷鉄道の旧軌道跡を利用したやまびこ遊歩道では、かつて列車が走ったトンネルや旧山彦橋などを歩けます。黒部川を見下ろしたり、現在のトロッコ電車を眺めたりと、鉄道と峡谷を同時に楽しめる散策路。季節や天候によって通行状況が変わるため、事前確認がおすすめです。 - 川辺に立つ想影展望台
黒部川沿いには、個性的な形をした想影展望台があります。川へ張り出すような場所から眺めれば、水面の色や対岸の山々がいつもとは違った角度に。大きな観光施設ではありませんが、街歩きの途中に立ち寄ることで、宇奈月が峡谷のすぐそばにあることを改めて実感できます。 - 黒部の自然を描くセレネ美術館
セレネ美術館では、黒部峡谷を題材とした作品を中心に鑑賞できます。実際に峡谷を歩き、その景色を絵画の中でも味わうというのは宇奈月ならではの楽しみ方。屋内施設なので、天候が安定しない日の立ち寄り先としても旅程に組み込みやすいスポットです。 - 足湯をつないで街歩き
宇奈月温泉街には足湯が点在しており、散策途中のちょっとした立ち寄りスポットになっています。駅周辺を歩いたり、お土産を探したりしながら、見つけた足湯に寄ってみるのも温泉街らしい過ごし方。各施設の利用時間や休止情報などは、現地や公式情報で確認しておきましょう。



澄んだ湯に浸かり、峡谷を渡る風を感じ、トロッコの音に耳を澄ませる。
次の休みは、宇奈月温泉で「山と水が紡いできた黒部の物語」に出会う旅へ出かけませんか?
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
宇奈月温泉 – アクセスと基本情報
| 温泉地名 | 宇奈月温泉 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県黒部市 |
| 入浴施設 | 複数あり |
| 主な泉質 | 単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉) pH:8.2前後 ※黒薙から引湯される源泉の分析例。分析時期などにより数値は異なる場合があります。 |
| お湯の特徴 | 黒薙から約7キロの引湯路を通って温泉街へ届けられる、無色透明の澄んだお湯が特徴です。 源泉地では90℃前後にもなる高温泉で、黒薙では毎分約2,000リットルという豊富な湧出量も紹介されています。 施設によって温度調整や湯使いは異なります。 |
| 香り | 宇奈月温泉街では、香りの強さよりも無色透明で澄んだ湯の姿が印象的です。 一方、湯元となる黒薙では硫黄を思わせる香りがするとの公式案内もあります。 ただし泉質分類は硫黄泉ではなく単純温泉で、実際の香り方は場所や浴槽などによって異なります。 |
| 雰囲気 | 黒部峡谷の玄関口に旅館やホテルが集まり、すぐそばを黒部川が流れる山あいの温泉街です。 峡谷を走るトロッコ電車の音や川のせせらぎも宇奈月らしい風景の一部。 総湯や足湯、散策スポットもあり、雄大な自然と温泉街らしい情緒を一緒に楽しめます。 |
| 楽しみ方 | まずは黒薙から約7キロを旅して届く宇奈月の湯を楽しみ、温泉街では足湯や街歩きへ。 トロッコ電車に乗れば黒部峡谷の雄大な景観をさらに間近に楽しめます。 食事では白えびなど富山湾の海の幸や黒部名水ポーク、ご当地甘味にも注目。 新緑・深緑・紅葉・雪景色と季節によって旅の表情が大きく変わるため、時期を変えて訪れる楽しみもある温泉地です。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
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宇奈月温泉は、日本有数の山岳峡谷として知られる黒部峡谷への玄関口。黒部川と険しい山々がつくる雄大な景観が温泉街のすぐそばまで迫り、四季によって大きく表情を変える自然環境も、この土地を象徴する魅力です。
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宇奈月温泉 季節ごとの魅力まとめ
北アルプスの深い谷あいに位置する宇奈月温泉は、季節が巡るたびに景色の色彩も大きく変わります。
雪解けの頃に芽吹く新緑、深い緑に包まれる夏、峡谷を染める紅葉、そして静かな白銀の冬。
黒部川と山々が描く四季折々の風景に、富山湾から届く旬の味覚も加わります。
訪れる時期を変えることで、何度でも新しい宇奈月に出会える温泉地です。
長い冬を越えた黒部峡谷では、春の深まりとともに山々が少しずつ緑を取り戻します。4月下旬にはトロッコ電車や遊歩道もシーズンを迎え、5月から6月頃には鮮やかな新緑が峡谷を包みます。
- 残雪と新緑が描く春の峡谷
春の宇奈月では、山肌に残る雪と芽吹き始めた木々、黒部川の青緑色の流れが重なり、冬から春へ移り変わる峡谷ならではの景観に出会えます。特に5月から6月頃は新緑の季節として人気が高く、展望台や遊歩道から瑞々しい山々を眺めるのも楽しみです。 - トロッコが告げる観光シーズン
黒部峡谷トロッコ電車は例年4月20日頃から運行を開始します。冬の間は静かだった線路に再び列車の音が響き、峡谷観光も本格始動。やまびこ遊歩道も例年4月下旬頃から通行できるようになり、旧山彦橋やトンネル、宇奈月ダム方面へ歩く楽しみが戻ってきます。 - 春の富山湾から届く旬の味覚
春の富山を代表する味覚といえばホタルイカ。富山湾では3月から5月頃が漁のシーズンとなり、シロエビも春から楽しみが広がります。山あいの宇奈月温泉に滞在しながら、北アルプスの景色と富山湾の旬を一つの旅行で味わえるのも、この土地ならではです。 - 春から始まる水辺のアクティビティ
暖かくなるにつれて、黒部周辺では川や渓谷を舞台にしたアウトドア体験も始まります。2026年の黒部川キャニオニングは5月16日から設定され、夏から秋にかけてはラフティングなども開催。温泉と景観だけでなく、自然の中へ一歩踏み込む楽しみも広がります。
夏になると黒部峡谷は濃い緑に覆われ、青緑色の黒部川やダム湖とのコントラストが鮮やかになります。トロッコ電車、水辺のアクティビティ、夏の花火と、雄大な自然を舞台にした楽しみが充実する季節です。
- 谷風を感じる夏のトロッコ旅
夏の黒部峡谷では、普通客車と呼ばれる窓のないオープン型のトロッコも旅の楽しみのひとつ。緑に覆われた岩壁の間を進み、新山彦橋や宇奈月ダム、うなづき湖など次々に変わる景色を眺められます。小さな車両で峡谷へ入っていく感覚そのものが、宇奈月らしい夏の体験です。 - 黒部の水辺で楽しむアウトドア
夏から秋にかけては、黒部川のラフティングやキャニオニングなどの体験プログラムも行われます。川を下ったり天然の岩場を進んだりと、展望台から眺めるだけでは分からない黒部の地形を間近に感じられるのが魅力。開催条件や参加要件は、各ツアーの最新情報を確認しておきましょう。 - 峡谷に響く夏の花火
宇奈月の夏を彩る恒例行事が「峡谷花火響宴」。2026年は8月18日に温泉街一帯で開催され、約2,500発が打ち上げられました。山に囲まれた宇奈月ならではのロケーションで、昼間の緑豊かな峡谷とはまた違った夜の温泉街を楽しめるイベントです。 - 緑の散策路と屋内スポット巡り
夏はやまびこ遊歩道を歩き、旧山彦橋やトロッコ、宇奈月ダム周辺を眺める散策もおすすめです。天候に合わせて黒部川電気記念館やセレネ美術館などの屋内施設を組み合わせれば、自然だけでなく黒部の電源開発や芸術にも触れながら温泉街を楽しめます。
秋の黒部峡谷では、標高の高い場所から宇奈月温泉街へ向かって紅葉が少しずつ降りてきます。赤や黄色の山々、青緑色の川、峡谷を走るトロッコが重なる景観は、宇奈月を代表する秋の風景です。
- 高低差が生み出す長い紅葉
黒部峡谷と宇奈月温泉の紅葉は、例年10月下旬から11月にかけて見頃を迎えます。峡谷には大きな標高差があるため、高い場所から黒薙、うなづき湖、宇奈月温泉街へと色づきが移動。山の上が色づき始めてから川沿いまで、約3週間から1か月かけて変化を楽しめます。 - トロッコから眺める錦秋の峡谷
秋の車窓では、赤や黄色に染まった山肌と黒部川、鉄橋が次々と現れます。やまびこ展望台などからトロッコが橋を渡る姿を眺めるのも宇奈月ならでは。秋が深まった峡谷は冷え込むこともあり、観光局でも紅葉期のトロッコ利用には十分な防寒を呼びかけています。 - 秋を告げる富山湾の紅ガニ
9月1日には富山湾のベニズワイガニ漁が始まり、「高志の紅ガニ」として秋を代表する味覚の一つに数えられています。山々が色づく時期に海でも新しい旬が始まるため、紅葉の峡谷を楽しんだあとに富山湾の味覚を探すという、山と海をつないだ秋旅が楽しめます。 - 音楽が流れる秋の温泉街
宇奈月温泉では例年9月中旬に「湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト@宇奈月」が開催されています。トロッコや紅葉とは少し違った、文化の秋を感じられる催しです。足湯や甘味を巡る街歩きと組み合わせれば、峡谷観光の前後にもゆったりとした時間を過ごせます。
トロッコ電車が冬季運休に入ると、宇奈月は観光シーズンとはひと味違う静かな表情を見せます。雪に覆われた温泉街、夜空を彩る花火、駅近くのスキー場、富山湾の冬の味覚と、雪国ならではの楽しみがそろいます。
- 雪景色と湯煙がつくる冬の情緒
山々や温泉街が雪に包まれる冬は、鮮やかな新緑や紅葉の季節とは対照的な静かな景観に変わります。白い山肌と黒部川、温泉街に立つ湯煙が重なる風景も雪国ならでは。トロッコが走らない季節だからこそ、宿や総湯、街歩きを中心にゆっくり宇奈月を楽しめます。 - 冬の夜を彩る雪上花火
宇奈月では冬から早春にかけて「雪上花火大会」が恒例となっています。2026年は1月10日から3月28日まで毎週土曜日に開催され、2月7日には第80回「雪のカーニバル」も実施されました。雪に包まれた温泉街と夜空の花火という、夏とはまったく異なる宇奈月の夜景に出会えます。 - 温泉街から歩いて行ける雪遊び
宇奈月温泉スキー場は宇奈月温泉駅から徒歩約5分。温泉街とゲレンデが近く、宿泊や街歩きとウィンタースポーツを一つのエリアで組み合わせられるのが特徴です。営業期間は積雪状況によって変わり、2025-26シーズンも雪の状況に応じて営業日が調整されました。 - 寒ブリと紅ガニを楽しむ冬の富山
冬の富山湾を代表する味覚として知られるのが寒ブリです。さらにベニズワイガニの漁期も冬まで続き、季節の魚介を楽しめます。雪深い山あいの温泉街に滞在しながら、富山湾から届く海の幸を味わえることも、山と海の距離が近い富山ならではの冬旅の魅力です。
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。









