秋田の奥座敷、乳頭山の麓に広がる深いブナの森。
その木立の中には、湯煙を静かに上げる七つの宿が点在しています。
十種類以上の源泉が湧き、乳白色、茶褐色、無色透明と湯の表情もさまざま。
森の音に耳を澄ませながら、一湯ずつ違いを確かめて歩きたくなる温泉郷です。
- 乳頭温泉郷の魅力と特徴
七湯それぞれの個性や、温泉郷全体の楽しみ方を紹介します。 - 泉質や源泉の違いを比較
十種類以上ある源泉の特徴や、湯色・香りの違いを整理します。 - 湯めぐりの楽しみ方
湯めぐり帖や湯めぐり号を使った七湯巡りのポイントを紹介します。 - おすすめグルメと観光情報
山の芋鍋や岩魚、田沢湖や秋田駒ヶ岳など周辺情報をまとめます。 - 四季ごとの見どころ
新緑、紅葉、雪見風呂など、季節ごとの魅力をわかりやすく紹介します。

乳頭温泉郷ってどんなところ? | 4コマ漫画で体験してみる
ゆめにゃん猫は入れないからフィクションにゃ…


温泉マニアあるある! – 乳頭温泉郷の魅力編



マニアの人はこうなっちゃう…かも!?
- 七湯と聞いた瞬間、全部入りたくなる
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普通の人なら「どこか一つ有名なところに入れれば満足」と考えるところ、マニアは「七湯あるの?じゃあ七湯だな」と即決。同行者が「全部行く必要ある?」と聞いても、「宿ごとに源泉が違うんだぞ?」と真顔で返します。七という数字を聞いた瞬間、選択肢ではなくコンプリート対象になるのです。
- 「乳頭温泉郷の泉質は?」では答えられない
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「乳頭温泉って何泉なの?」と聞かれても、マニアは一言では答えません。「いや、それがね……」と嬉しそうに前置きし、硫黄泉、酸性の硫酸塩泉、炭酸水素塩泉、単純温泉……と説明開始。相手が求めていたのは10秒の回答なのに、いつの間にか七湯比較講座が始まっています。
- 湯の色だけでテンションが上下する
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乳白色の湯を見て「おおっ!」、赤茶色を帯びた湯を見て「ほほう!」、無色透明なら「これはこれで面白い!」。結局どんな色でも喜びます。同行者から「全部当たりじゃねぇか」と突っ込まれても、「色だけで判断してはいけない」と急に専門家っぽくなる。それも含めて全部楽しんでいます。
- 足元湧出では浴槽の底ばかり気にする
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せっかく美しい露天風呂に来ても、景色より先に「ここ、足元から湧いてるんだよな……」と浴槽の底を凝視。湯面の揺らぎを見つければ「今の見た!?」と大興奮します。同行者が山を眺めている横で、ひとりだけ下を向いている。絶景より湧出地点が気になる、それが温泉マニアです。
- 湯口を見つけると、とりあえずクンクンする
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新しい浴槽に入ると、まず湯口を発見。そっと近づき、流れる湯を眺め、鼻を近づけてクンクン。「こっちは硫黄系の香りがわかりやすいな……」などと勝手に観察を始めます。同行者に「犬みたいになってるぞ」と言われても気にしない。乳頭温泉郷では源泉が変わるたびにクンクンが再発します。
- オーバーフローを見つけると追跡を始める
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浴槽の縁から湯が静かにあふれていると、マニアの視線はすぐ床へ。「おお、流れてる流れてる」と湯の行方を追跡します。同行者にはただの濡れた床でも、本人にとっては重要な観察ポイント。湯船より床を眺めている時間が長くなり、「そこ何かあるの?」と聞かれるまでがセットです。
- 湯めぐり帖を手にした瞬間、顔つきが変わる
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宿泊者限定の湯めぐり帖を手にすると、それまで観光客だった人が突然「七湯攻略担当」に変身。「湯めぐり号は何時だ?」と作戦会議が始まります。同行者が「もっとゆっくりしようよ」と言っても、「湯めぐりには戦略が必要なんだ」と謎の使命感に燃えています。
- ブナ林を歩いているのに頭の中は次の源泉
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せっかく美しいブナの森を歩いているのに、「次の宿はどんな湯色だったっけ」「分析書どこに掲示してあるかな」と考えてしまいます。それでも新緑や紅葉を見れば「いい森だなぁ」とちゃんと感動。そして数秒後には再び温泉の話。森歩きまで湯めぐりの一部として処理されるのです。
- 分析書を見つけると急にドヤ顔になる
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脱衣所で温泉分析書を発見すると、マニアの目が輝きます。「ほら、さっきの湯と泉質違うでしょ?」とpHや泉温、成分欄を指しながらドヤ顔。同行者が「数字見てもわからん」と言っても、「そこが面白いんだよ!」とさらに嬉しそう。七湯巡りなのに、本人の中では分析書巡りも同時開催されています。
- 湯めぐりレインボーと呼ばれる
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七つの宿、それぞれ異なる源泉、乳白色や赤茶色、無色透明と変わる湯の表情。湯めぐり帖を掲げ、「よし、全部巡るぞ!」。七湯それぞれの個性を楽しみながら制覇を目指す姿を見て、まわりからは”湯めぐりレインボー”と呼ばれてしまうのです。



管理人いじりですね…
そう呼ばれるのも悪くない!
乳頭温泉郷の魅力まとめ
深いブナの森に抱かれた乳頭温泉郷は、巡るたびに異なる湯と出会える場所です。
足元から湧く白濁の湯、山あいに佇む素朴な湯宿、囲炉裏で味わう山の料理。
新緑、紅葉、雪景色へと季節が移れば、露天風呂を包む風景も大きく変わります。
七湯を巡りながら、森と湯と食をゆっくり味わう山の休日が待っています。
七つの宿がそれぞれ独自の源泉を持ち、温泉郷全体では十種類以上もの源泉が湧く乳頭温泉郷。乳白色、茶褐色、無色透明と湯色も異なり、香りや湯の花、湯ざわりまで一湯ごとに違った表情を見せます。
- 足元から湧き出す鶴の湯
鶴の湯を象徴する大露天風呂では、浴槽の底に敷かれた小石の間から源泉が湧き上がります。ゆらゆらと揺れる乳白色の湯に小さな気泡が立ち、ほのかな硫黄系の香りが山の空気に溶け込む光景は、まさに乳頭温泉郷を代表する風景。白湯や黒湯など複数の源泉を比べられるのも、この宿ならではです。 - 金と銀の湯が並ぶ妙乃湯
妙乃湯には、性格の異なる二つの自家源泉があります。「金の湯」は赤茶色を帯びた濁りが印象的な酸性の湯。一方の「銀の湯」は、浴槽の底まで見えるほど澄んだ無色透明の湯です。湯色も泉質も異なる二つの湯を行き来すると、同じ宿の中でも源泉によってこれほど表情が変わるのかと驚かされます。 - 森の奥に湧く蟹場の透明湯
白濁した湯の印象が強い乳頭温泉郷で、蟹場温泉は無色透明の単純硫黄泉を楽しめる一湯です。ブナ林の奥に設けられた露天風呂には澄んだ湯が注がれ、ときおり湯の花が漂うことも。透明な湯面の向こうに木々を眺めながら、硫黄泉ならではの香りを探してみるのも湯めぐりの楽しみです。 - 湯煙立ちのぼる黒湯温泉
温泉郷のさらに奥、山肌から湯煙が立ちのぼる源泉地帯に佇む黒湯温泉。湯小屋には白く濁った硫黄泉が注がれ、湯の花や硫黄系の香りが温泉らしい景観をつくります。乳頭温泉郷では宿ごとに泉質やpH、源泉温度まで異なるため、湯色だけでなく香りや濁り方まで見比べるほど、その奥深さが見えてきます。
十和田八幡平国立公園の自然に囲まれた乳頭温泉郷では、露天風呂を包む景色も旅の大きな楽しみです。芽吹きの春、深い緑の夏、鮮やかな紅葉、そして雪に覆われる冬と、季節ごとにまったく違う表情に出会えます。
- 淡い緑に包まれる春の森
長い冬を越え、雪解けとともにブナの木々が芽吹き始める春。森は淡い黄緑色へと染まり、若葉の間から柔らかな木漏れ日が湯面へ差し込みます。立ち上る湯煙の向こうに新緑を眺め、まだひんやりとした山の空気を感じながら湯に浸かる時間は、この季節ならではの静かな楽しみです。 - 山全体が色づく秋の紅葉
秋が深まると、乳頭山麓の森は黄色や橙、赤へと鮮やかに色づいていきます。露天風呂の周囲まで紅葉に包まれ、湯面に落ち葉が浮かぶことも。ひんやりとした山風、立ち上る湯煙、色づくブナ林が重なる景色には、山あいの温泉郷ならではの深い秋の情緒があります。 - 静寂に包まれる冬の雪見風呂
豪雪地帯の乳頭温泉郷では、冬になると宿も森も厚い雪に包まれます。白く積もった雪の間から湯煙が立ち上り、露天風呂には湯が流れる音だけが静かに響きます。雪をまとった木々を眺めながら温かな湯に浸かる時間は、新緑や紅葉とはまったく異なる冬ならではの景色です。 - 渓流の音を聞く露天風呂
妙乃湯をはじめ、渓流や沢の景色を間近に楽しめる宿もあります。流れる水の音に耳を傾けながら湯船に身を沈めると、視界には岩肌や木々、湯煙が重なります。静かな森だけでなく、水の流れまで温泉の風景に加わることで、乳頭温泉郷の自然をより立体的に感じられます。
乳頭温泉郷では、源泉だけでなく宿の佇まいも七湯それぞれ。江戸時代の面影を残す茅葺きの建物、昔ながらの木造湯小屋、渓流を望む洗練された宿まで、移動するたびに違った世界へ入り込むような楽しさがあります。
- 江戸の面影を残す鶴の湯本陣
鶴の湯に並ぶ茅葺き屋根の建物は、乳頭温泉郷を象徴する景観のひとつ。「本陣」には、秋田藩主が湯治に訪れた時代に警護の武士たちが詰めた建物の面影が残ります。黒い柱や太い梁、軒先に灯る明かりがつくる景色には、現代の温泉旅館とは異なる素朴で力強い湯治場の趣があります。 - 木造校舎の面影を残す大釜温泉
大釜温泉は、木造校舎を移築してつくられたという個性的な建物も見どころです。木の廊下や素朴な造りにはどこか懐かしい空気が漂い、山の中の湯治場らしい雰囲気を今に伝えています。宿ごとの建物に目を向ければ、湯めぐりは温泉だけでなく建築や歴史を巡る旅にも変わります。 - 渓流に寄り添う妙乃湯の空間
昔ながらの秘湯の雰囲気を残しながら、落ち着いた和の設えを取り入れているのが妙乃湯。館内や浴室からは渓流や森を望み、自然の景観を切り取るような空間がつくられています。茅葺きの湯治宿とはまた異なる、静かで洗練された滞在を楽しめるのも七湯それぞれに個性がある乳頭温泉郷ならではです。 - 旅の目的で選べる七つの宿
素朴な湯治場の風情を色濃く残す宿から、現代的な設備を備えた休暇村まで、宿泊スタイルの幅が広いのも魅力です。一軒に腰を据えて静かに過ごすのはもちろん、宿ごとに異なる建物や浴室を巡るのもおすすめ。どこに泊まるかによって、同じ乳頭温泉郷でも旅の印象が変わります。
山深い乳頭温泉郷では、食卓にも土地の風景が表れます。名物の山の芋鍋をはじめ、岩魚、山菜、きのこなど、秋田の山で親しまれてきた食材が旅の夜を彩ります。温泉だけでなく、その土地の味までゆっくり楽しみたい場所です。
- 名物として親しまれる山の芋鍋
田沢湖周辺で親しまれている山の芋鍋は、粘りの強い山の芋をすりおろし、団子状にして鍋へ入れる郷土料理。鶴の湯などでは味噌仕立ての鍋として提供され、山菜やきのこなどと一緒に味わえます。ふんわりとした芋団子と温かな汁が組み合わさる、山あいの温泉宿によく似合う一品です。 - 囲炉裏で焼き上げる岩魚
山の温泉宿らしい料理のひとつが岩魚の塩焼きです。串を打った岩魚を囲炉裏の炭火でじっくり焼き上げれば、皮は香ばしく、身はふっくら。ぱちぱちと炭がはぜる音や、焼き上がる魚の香りまで食事の風景に加わります。囲炉裏を囲んで味わう時間そのものが、乳頭温泉郷らしい旅の思い出になります。 - 季節を映す山菜ときのこ
雪解けの季節には山菜、秋にはさまざまなきのこなど、山の季節を感じさせる食材も乳頭温泉郷の食卓を彩ります。煮物や和え物、鍋料理など調理方法もさまざま。豪華な料理を並べるだけではなく、周囲の森や山とつながる食材を味わえることが、山深い温泉郷ならではの魅力です。 - 秋田の地酒と山の料理
米どころとして知られる秋田には、個性豊かな地酒も数多くあります。山の芋鍋や岩魚、山菜料理などと合わせながら、宿の夜をゆっくり過ごすのも楽しみ方のひとつ。囲炉裏の火や静かな山の夜を眺めながら杯を傾ければ、温泉だけではない秋田の風土を食卓からも感じられます。
乳頭温泉郷に宿泊したら楽しみたいのが、七湯を結ぶ「湯めぐり帖」。宿ごとに泉質も湯色も異なるからこそ、一湯だけで終わらせず巡るほど面白さが増していきます。バスと散策を組み合わせながら、温泉郷全体を一つの旅として楽しめます。
- 七湯へ誘う湯めぐり帖
乳頭温泉郷の加盟宿に宿泊すると購入できる湯めぐり帖は、七つの宿の日帰り入浴を楽しむための専用手形です。一冊を手に、乳白色の湯から透明な湯、昔ながらの湯小屋から渓流沿いの宿まで順番に巡れば、乳頭温泉郷そのものを一つの大きな温泉施設のように楽しめます。 - 七つの宿を結ぶ湯めぐり号
山中に点在する宿を結ぶ移動手段として活躍するのが「湯めぐり号」です。湯めぐり帖と組み合わせれば、離れた宿同士も巡りやすくなります。ブナ林の中を走る車窓から次第に景色が変わっていくのも旅の一部。徒歩だけにこだわらず、バスと散策を組み合わせるのが乳頭温泉郷を楽しむコツです。 - 宿泊して味わう夜と朝の温泉
日帰り入浴の時間が終わると、温泉郷には宿泊者中心の静かな時間が訪れます。湯煙の向こうに夜の森を眺める露天風呂、まだ人の動きが少ない早朝の湯船。同じ浴室でも昼間とは異なる景色に出会えるのは、温泉郷に泊まるからこその楽しみです。 - ブナの森を歩いて次の湯へ
宿同士の位置によっては、森の散策を楽しみながら次の湯へ向かうこともできます。ブナの木々や沢の音を楽しみ、しばらく歩いた先で湯煙の上がる宿にたどり着く。車で温泉を点々と巡るのとはひと味違う、「森を歩く時間まで湯めぐりになる」のが乳頭温泉郷ならではの魅力です。



湯を巡り、ブナの森を歩き、秋田の山の味を楽しむ。
次の休みは、乳頭温泉郷で「七湯それぞれの物語」に出会う旅へ出かけませんか?
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。
乳頭温泉郷 – アクセスと基本情報
| 温泉地名 | 乳頭温泉郷 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県仙北市 |
| 入浴施設 | 複数あり |
| 主な泉質 | 単純硫黄泉 酸性-カルシウム・マグネシウム-硫酸塩泉 ナトリウム-炭酸水素塩泉 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 単純温泉など ※七湯それぞれに独自源泉があり、同じ宿でも複数の泉質を持つ場合があります。 pH:約2.5~7台 ※妙乃湯「金の湯」pH2.52/「銀の湯」pH6.5、休暇村「田沢湖高原の湯」pH5.4/「乳頭の湯」pH6.7、鶴の湯は源泉によりpH6.6~7.4など。 |
| お湯の特徴 | 七湯に十種類以上の源泉があり、乳白色の濁り湯から赤茶色を帯びた湯、無色透明の湯まで表情はさまざま。 湯の花が舞う源泉や、浴槽の底から湧き上がる足元湧出の湯もあり、一湯ずつ違いを確かめながら巡れるのが魅力です。 |
| 香り | 硫黄泉を持つ宿では硫黄系の香りを感じられる一方、酸性の硫酸塩泉や炭酸水素塩泉、単純温泉などもあり、香りの印象は源泉によって異なります。 湯色とともに香りの強弱や違いにも注目すると、七湯それぞれの個性がより見えてきます。 |
| 雰囲気 | 十和田八幡平国立公園の乳頭山麓、深いブナの森に七つの宿が点在する静かな山あいの温泉郷。 茅葺き屋根の歴史ある湯宿から渓流沿いの宿まで趣も異なり、一般的な温泉街とはひと味違う、森の中を巡るような湯旅を楽しめます。 |
| 楽しみ方 | 宿泊するなら「湯めぐり帖」を手に、湯めぐり号や徒歩で七湯それぞれの源泉を巡るのがおすすめ。 湯の合間にはブナの森を散策し、夕食では山の芋鍋や岩魚、山菜など秋田の山の味を楽しみます。 時間に余裕があれば田沢湖や秋田駒ヶ岳にも足を延ばし、「温泉・森歩き・郷土料理」を一つの旅として味わいたい温泉郷です。 |
| ※源泉や施設によって記載と異なる場合があります。コンディションによって印象は変わる場合があります。 ※掲載している情報は執筆時点のものです。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。 | |
- 秘湯の風情が残る乳頭温泉郷
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乳頭温泉郷は、秋田県仙北市の山深い場所に七つの湯宿が点在する温泉郷です。華やかな温泉街ではなく、森の中に湯宿が現れる景観が特徴。昔ながらの湯治場を思わせる建物も残り、「秘湯」を探す旅とも相性のよい場所です。
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乳頭温泉郷 季節ごとの魅力まとめ
深いブナの原生林に抱かれた乳頭温泉郷は、季節が巡るたびに山の表情も大きく変わります。
残雪と新緑が重なる春、濃い緑に包まれる夏、黄金色へ染まる秋、そして白銀の森が広がる冬。
七湯を包む景色まで旅の一部となり、訪れる季節によって異なる乳頭温泉郷に出会えます。
標高の高い乳頭温泉郷では、麓よりゆっくりと春が訪れます。雪景色を残した森に若葉が芽吹き始め、白から淡い緑へと移り変わる季節の境目を楽しめます。
- 残雪の森に現れるブナの根開き
雪解けが進む春、ブナの幹の周囲だけ雪が丸く解ける「根開き」が見られることがあります。残雪の白い森に少しずつ土や草木の色が戻り、冬から春へ移り変わる山の様子を間近に眺められます。新緑と残雪が同時に見られる年もあり、この時期ならではの風景です。 - 淡い緑へ変わるブナの新緑
5月に入ると雪解けが進み、ブナの枝先から若葉が次々と開き始めます。例年5月中旬から下旬頃には森が明るい緑に包まれ、遊歩道では春の草花を探しながら散策することもできます。白い雪景色から緑の森へ変わっていく劇的な変化も、乳頭温泉郷の春の魅力です。 - 黒湯温泉が迎える春の営業開始
冬季休業する黒湯温泉は、現在の公式案内では営業期間が4月中旬から11月上旬。黒湯が再び営業を始める頃になると、七湯を巡る旅の選択肢も広がっていきます。残雪の山道と昔ながらの湯治場が組み合わさる景色にも、春の乳頭温泉郷らしい趣があります。 - 角館の桜と残雪を一度に楽しむ
麓の角館で桜が咲く頃でも、標高の高い乳頭温泉郷には雪景色が残っていることがあります。桜色の城下町から田沢湖方面を抜け、山へ向かうにつれて再び白い景色へ。比較的短い移動の中で春と冬の名残を行き来できるのも、仙北市を巡る春旅の面白さです。
標高約800メートルの乳頭温泉郷は、夏になるとブナの森が濃い緑に包まれます。湯めぐりだけでなく、秋田駒ヶ岳の登山やキャンプ、田沢湖まで組み合わせやすい季節です。
- 深緑のブナ林を吹き抜ける夏の風
夏のブナ林は葉が幾重にも重なり、散策路や宿の周囲に濃い緑の景観が広がります。標高約800メートルに位置する乳頭温泉郷では、森を吹き抜ける風も山あいならではの魅力。湯めぐりの途中に木陰を歩き、沢の音や鳥の声に耳を傾ける時間も夏の楽しみ方です。 - 秋田駒ヶ岳を彩る高山植物
秋田駒ヶ岳は毎年6月1日に山開きを迎え、6月下旬から7月初旬頃には多くの高山植物が開花します。コマクサやチングルマなどを探しながら歩けるのも夏山の魅力。マイカー規制日には八合目方面へ路線バスが運行されるため、登山前には最新の交通情報を確認しておきたいところです。 - ブナの森で過ごす乳頭キャンプ場
乳頭キャンプ場はブナ林に囲まれ、2026年は6月1日から11月7日まで開設されています。テント泊やオートキャンプを楽しみながら、乳頭温泉郷の日帰り入浴を組み合わせることも可能。晴れた夜には森の中で星空を眺めるなど、宿泊とはひと味違った山の時間を過ごせます。 - 田沢湖の青い湖面を巡る夏旅
乳頭温泉郷から山を下れば、水深423.4メートルで日本一深い田沢湖が待っています。夏は湖畔ドライブやサイクリング、遊覧船のほか、カヤックなどのアクティビティも選択肢。深い森の温泉郷と開放的な湖を組み合わせれば、山と水辺という異なる夏景色を一度の旅で楽しめます。
山頂から少しずつ紅葉が下り、乳頭温泉郷のブナ林も黄金色へと変わっていく秋。湯めぐり、森歩き、郷土鍋と、山の景色と秋田らしい食を一緒に楽しみやすい季節です。
- 黄金色へ変わるブナの黄葉
乳頭温泉郷周辺では、紅葉は例年10月中旬から下旬頃が見頃の目安。ブナの黄色を中心に赤や橙の木々が混ざり、夏の深緑とはまったく異なる森へ変わります。露天風呂や散策路から色づく木々を眺めれば、湯煙と紅葉が重なる秋らしい景観を楽しめます。 - 秋田駒ヶ岳から下りる紅葉前線
秋田駒ヶ岳では例年9月中旬頃から山頂や阿弥陀池周辺で紅葉が始まり、季節の進行とともに色づきが麓へ下りてきます。山の標高によって景色が少しずつ変わるため、9月から10月にかけては訪れる時期によって異なる紅葉を眺められるのも面白いところです。 - 郷土鍋が並ぶ秋の食卓
秋の食事には、秋田名物のきりたんぽ鍋や田沢湖名物の山の芋鍋もよく似合います。2026年秋の休暇村では、これらの郷土鍋に加えて舞茸などを使った季節料理も登場。湯と紅葉を楽しんだあとは、温かな鍋を囲みながら秋田の食文化に触れる夜を過ごせます。 - 紅葉の森を走る湯めぐり号
七つの宿を循環する「湯めぐり号」なら、秋色に染まったブナ林を車窓から眺めながら次の湯へ向かえます。湯めぐり帖を利用して源泉の異なる宿を巡り、ときには森を歩いて移動するのもおすすめ。温泉と紅葉散策を自然につなげられるのが秋の乳頭温泉郷です。
雪に覆われた冬の乳頭温泉郷では、ブナの森も湯宿も白一色の風景へ変わります。雪見露天風呂やスノーシュー、近隣でのスキーなど、この季節だからこそ楽しめる山の過ごし方があります。
- 雪景色と湯煙がつくる冬の露天風呂
冬になると宿やブナ林が雪に覆われ、露天風呂の周囲には白い景色が広がります。雪の中から立ち上る湯煙や、枝に積もる雪を眺めながら湯に浸かる時間は、春から秋とはまったく異なる趣。雪が降る日には、山の静けさまで含めて冬の温泉郷らしい風景を楽しめます。 - スノーシューで巡る冬のブナ林
積雪したブナ林では、スノーシューを使った雪上散策も楽しめます。休暇村では2026年冬に約90分の体験ツアーが実施され、動物の足跡を探したり、雪のない季節とは違う高さから木々を観察したりする内容でした。開催期間や参加条件は年度によって異なるため、事前確認がおすすめです。 - 雪の夕暮れに灯る山の宿
雪に覆われた温泉郷では、夕暮れとともに宿の窓や軒先の明かりが雪面を照らします。昼間の白銀の景色から一転し、暗い山の中に柔らかな光が浮かぶ風景には昔ながらの湯治場らしい情緒も。宿泊すれば、日帰り客が少なくなる夜や早朝の静かな温泉郷も味わえます。 - スキーと温泉を組み合わせる冬旅
乳頭温泉郷から車で約10分のたざわ湖スキー場では、田沢湖を見下ろすゲレンデでスキーやスノーボードを楽しめます。温泉郷へ戻れば雪景色の中で湯めぐりも可能。湯めぐり号や路線バスも活用しながら、雪山と温泉を組み合わせた冬ならではの旅程を組めます。
この記事は、主に以下の公式サイト・公的資料などを参考にしています。営業時間や料金、交通・観光情報などは変更される場合がありますので、お出かけ前に最新情報をご確認ください。








